平成20年2月6日
【中国は日本軍の残虐行為を許さない、そして日本を支配下に置く戦略は進行中】
南京事件が起きたのは70年前の12月。
一般市民の中に紛れ込んだ中国兵士を日本は捜し回りその過程で無抵抗な捕虜や無実の市民を多数殺害しました。
ベトナムで米軍が農民の間に隠れて居たベトコンのみならず農民をも殺害した事件と南京事件は重なります。
殺さなければ自分達が殺されると言う恐怖観念が無用な殺生を生むのです。
日本の専門家の多くは実際に日本兵に殺害された人数は数万人であったと主張して居ますが中国側は30万人が殺害されたと言い張るのです。
確かに日本軍は南京入城後殺害や略奪そして暴行を数多く犯した事は間違いありません。
併しこれは戦争と言う非人間的な行為の側面であり、戦争のあるところ避ける事が出来ないと言う事は前述のベトナム戦でも判ります。
50億円と言う巨費を投じ2年掛りで建設したと言う南京大虐殺記念館が一般公開されたのは昨年の12月の事ですが記念館の壁には「犠牲者30万人」と大きく表示してあるとの事で白髪三千丈に見る様に何事も大袈裟に表現する中国ですがこの数字は現実とあまりにも乖離して居り中国の反日宣伝の一環と考えざるを得ません。
当時の南京の人口以上が殺される訳がありません。
戦意高揚の為に東京日日新聞に掲載された中国人「百人斬り」の記事は事実に反し向井敏明少尉と野田毅少尉のうちどちらが先に百人を斬るか競った等と言う馬鹿気た話は完全な作り話であるにも拘らずその新聞が拡大されこの新しい記念館に展示してあるとの事でこれ又反日宣伝以外の何ものでもありません。
展示写真の中には捏造写真が大量にある事から「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」なる物が最近組織され誤りを正すべく日本政府に対しきっちと中国側に抗議すべきだと申し入れをして居ますが福田康夫首相は果して首脳会議でこの問題をテーマに出来るか大変疑問です。
併しこれを糺さず放置して置くと歴史事実になって終う事から福田首相には是非正式に抗議して欲しいと思います。
又この記念館には数十万人が性奴隷として働かされたとして慰安所のモデルハウスが作られた上消毒液やコンド-ムの実物が飾ってあるとなるとこれはもはや朱成山館長の言う「歴史を忘れず平和を愛し未来を開く為」と言う開館の主旨とは掛け離れたものと言わざるを得ません。
12月13日の開館式典に日本から400人が参列したとの事ですが参列した日本人から抗議の声は上らなかったのでしょうか?
初日だけで8万人の見学者が押し寄せたと聞くとこんな好い加減な展示を大勢の人に見せようと言う中国政府の考えを理解する事は出来ません。
日中両国政府の間に今雪解けム-ドが生れて居る事から開館式には政府首脳陣は出席しなかったとの事ですが50億円と言う巨額の費用を支出するに当り首脳連中が関与して居なかったはずはありません。
従って反日姿勢は変わらないと見るのが正しいと思います。
中国共産党の世界制覇目標は軍事力増強に明らかで第一目標はアジアを全て自分達の支配下に置く事で台湾から始まって日本もターゲットになって居る事を我々は忘れてはならないのです。
井上 出