Wednesday, February 28, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/27~28)

平成19年2月27日

「利権で稼ぐ政治家は日米共通」

日本の特に地方出身の政治家は100%利権がらみで金を稼いで居る事は皆さん御承知の通りですがこれは日本だけではないのです。

米国のチェイニ-副大統領が今回日本を訪問しましたがこの男は今回のイラク戦争で荒稼ぎした事で有名でこの事は私も今迄何度か指摘した通りです。 イラクを食い物にして居るのです。

イラクを攻撃する事で米国軍事産業を広く潤しただけではなく政治献金と言う名目で上前をはねたばかりではなく破壊したイラクの復興を一手に引き受け更には派遣された米兵達の食料やその他の物資の供給までも押え大儲けしたのですから日本の貧乏代議士のやる事とはスケ-ルが違います。

暫く大きな戦争が無くて青息吐息だった米国の軍事産業はイラク戦争のお陰で今は我世の春を満喫して居りブッシュはじめ米国政府高官は多額の政治献金を貰って「ウハウハ」状態なのです。

しかも今回米国防総省の契約を監査する国防契約監督局(DCAA)によると昨年9月迄に支出したイラク復興費用のうち100億ドル(約1兆2千億円)以上が無駄遣いされて居た可能性があるとしてその調査結果が公表されたのです。

この無駄遣いの契約の最大手業者が当然の事ながらチェイニ-副大統領が最高経営者(CEO)を務めて居た米石油関連大手のハリバ-トン社の27億ドル(3,240億円)と言うのですから普通なら直ちに解任と言うところですが馬鹿ブッシュも同じ穴の狢ですから解任どころかそんな発表に対しコメントすらもしません。 一切無視を決め込んで居ます。

ハリバ-トン社が米兵に対する食糧供給や米軍が使用する燃料がらみで架空請求をしたり市場価格の何倍もの価格で請求したりした事は以前にも問題視された事があり私も何度か話題に取り上げましたが何時の間にか揉み消されて終いました。

戦争を食い物にして居るブッシュ政権に対する米国民の批判がもっと盛り上るべきですが何故か議会でもブッシュ弾劾の動きが出て来ません。 チェイニ-は悪知恵の発達した男ですから世論を押え込む為に色んな手を打って居る事間違いありません。

チェイニ-は一時体調を崩し引退説もあったのですが欲の皮が突っ張って居ますから辞められないのでしょう。 命を縮めてまでも金儲けをする人間の気持が我々庶民には到底理解出来ませんが金にはそれ程の強い魔力があるのでしょう。

それにしても米国一般市民と言うのは救い様のない低レベルの集団である事をベトナム戦に続くイラク戦を見て改めて感じました。 中曽根発言を又想い出しました。

井上 出 (07/02/27受信)

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平成19年2月28日

「女性は貞節だと言うのは男の願望にすぎない」

イタリアの男は情熱的だと言われて居り又その通りなのですがそれではイタリアの女はどうかと言うとこれ又情熱的で多情なのです。 結果として女房族の不倫は花盛りなのです。

日本では昔は操を守る為に舌を噛み切る女性の話は沢山ありましたし大和撫子は貞節を尽すとして世界的に知られて居ましたが最近は家庭の主婦の浮気や不倫は驚く事ではなくなって終いました。 昔は姦通罪があって不倫が出来なかった事も女性の浮気にブレ-キを掛けて居たのでしょう。

一方イタリアでは昔から男も女も浮気が盛んで世界遺産の南イタリアにあるアルベロベッロにあるトウルッリと言う石造りの家には表と裏にドアがあり裏のドアは女房達が浮気相手の男を亭主が帰って来た時に逃がす為に使われて居たと言うのですから「男がする浮気なるものを女もして見んとす」と言う事だったと思われます。

去年はモ-ツアルト生誕250年と言う事で世界中でモ-ツアルトブ-ムが起きましたがそのモ-ツアルトの傑作の1つである「コジ・ファン・トゥッテ」の台詞の中に「貞節な女性・操を守って生きる女性なんてフェニックスと同じで皆話には聞いて居ても実際に会った事なんてありはしない」とある事からも昔から貞節な女性は居なかったと言う事なのでしょう。 モ-ツアルト自身の体験からもこんな台詞が出来たのでしょう。

定年退職を迎える日本の団塊世代の御亭主族も女房の浮気が発覚しても騒ぎ立てない様寛容の精神で臨まないと死水を取って貰えない様な事になりますぞ!!

井上 出    (07/02/27受信)

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平成19年2月28日

「非核三原則は固持すべきか?」

北朝鮮が核を持った事で佐藤内閣時代に出来た非核三原則を見直そうと言う動きがこのところ国内では急激に出て来て居ます。 40年前に出来た非核三原則ですがその後イスラエル・インド・パキスタン中国・北朝鮮と米ソ以外の国々が核武装しており状況は大きく変わってきて居るのです。

米国の持つ核の傘の下で日本は核を持たずとも他国からの攻撃から身を守る事が出来ると信じて来た40年間ですが米国が日本を守る為に現実に問題発生時に動いて呉れると言う神話は過日の北朝鮮のミサイル発射の際の米軍の対応で疑問になって来ました。

従って核の脅威に対抗する為には日本も核を保有しなければならないと言う議論も充分理解出来ますし「持つ事に意味がある」と言う主張も一理あります。

日本は唯一の被爆国でその恐ろしさは充分知って居るにも拘らず核攻撃を受けた際に逃げ込むシェルタ-は皆無なのです。 欧州各国では全国的に核シェルタ-が整備されて居り米国でも富裕層は自前でシェルタ-を家に設けて居ます。 北欧のスイスでは全国民が避難する事が出来ると言われる程沢山のシェルタ-が既に設けられて居るのです。

核戦争が起きる可能性は高いのです。 そして一度始まれば世界中の核爆弾が触発され世界中が火の海になり地上の動植物は全滅して終うのです。 そうなれば大和民族は地上から消えバイキング時代が又到来する事間違いありません。 ノアの方舟は今度は核シェルタ-と言う事になります。

北朝鮮の核武装を契機に日本政府は核戦争に備えシェルタ-建設に大きな予算を組み即刻動き出す必要があるのです。 取敢えずは地下鉄や地下商店街の転用が考えられます。 マスメディアも芸能人のスキャンダルを追う前にシェルタ-設置の為のキャンペ-ンを直ちに開始しなければならないのです。

井上 出    (07/02/27受信)

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平成19年2月28日

映画「誰も知らない」

私もこの映画は見ました。 母親は次々と男を変えその都度妊娠し子供を産むのですが母親としての子供に対する愛情よりも男に対する性欲の方が強いと言う現代の日本の若い女性の代表の様な母親を描いて居たと記憶します。 長男を演じた子役は演技力を評価されカンヌの映画祭で賞を貰ったはずです。

現代の日本の若い女性の代表と申し上げたのは最近日本ではあまりにも同じ様な事件が続くからです。 以前にも何度か御伝えした様にシングルマザ-が無職の住所不定の男と関係を持ちその男が家に入り込み子供を虐待しそれに母親までも加担し殺して終うと言う幼児殺しの事件が連続して居るからです。

自分の娘を河に投げ込んで殺害し併せて近所の男の子迄殺害した女の事件では娘には食事も充分に与えず男と遊び回って居り邪魔になって殺したと言う信じられない話でしたし一昨日の新聞で報道された両親と子供の寝て居る家に深夜火を付けて殺害した女のケ-スでは寝て居る親と子供の部屋に石油を撒いて火を付けその後玄関に鍵を掛けて焼き殺したと言う事件で夜遊びと金遣いの荒さを両親に咎められた事から自由に男と遊びたいと言う思いから起した事件でした。

動物でさえも自分の子供は命懸けで守ると言うのに自分の手で子供を殺す母親が後を絶たない日本は一体どうなって終ったのでしょうか? 公衆トイレ他で赤ん坊を産み落とし放置し死なせるケ-スも多い事から九州の病院では日本初の「子供のポスト」を設ける事になり今国内では賛否両論で沸騰して居ますがこんな事を考えないと生れて来た子供の命が守れないと言う実に嘆かわしい最近の日本です。

日本では初めてですがヨ-ロッパでは以前から「子供のポスト」は設けられて居り誰にも見られずに子供を病院に託す事が出来るのです。 そしてその子供は乳児院で育てられ里子に出され幸福な人生をおくる事が出来るのです。 私は賛成派です。

シングルマザ-が何処の馬の骨か判らない様な無職男を家に連れ込み自分の生んだ子供が邪魔だとして男と一緒になって虐待したり殺害する事件が何故こんなに続発するのでしょうか? 「操」などと言う言葉はもう死語になって終ったフリ-セックスの現代日本です。

井上 出   (07/02/28受信)   

イノさんの文箱 (2007/02/26)

平成19年2月27日

細川裕文さんからのメ-ル拝読しました。

(1) 歴史を取扱う作家や売り手にエンジニア出身者が多いと言う話
とても興味があります。 何故エンジニア出身者が歴史に興味を持つのか分析してみたら面白いかもしれません。 エンジニアの世界でも「古きを訪ね新しきを知る」と言う事が多いのかもしれません。 そんなところから歴史に興味を持ち始め歴史のオタク族になって終うのでしょうか?

(2) 「デミング賞」について
デミング賞が日本に導入され日本のメ-カ-の品質管理が格段に進歩をした事は衆人の認めるところですが審査委員長が日本経団連の会長とは知りませんでした。 今はキャノンの御手洗氏が会長と言う事になる訳ですがそのキャノンもこのところ不良品を出しリコ-ル広告をして居ます。 そしてその原因の1つは臨時工の多用です。 生産コストを下げる為に下請け業者から安い労働者を派遣させる様な事をトヨタ同様キャノンもやって居るのです。 こんな姑息な手段に頼り利益を上げる様な事は即刻止めて貰いたいと思います。 企業としての誇りを取り戻して欲しいと願って居ます。

(3) 「MADE IN JAPAN」について
私の会社で扱って居る商品の中にROLLER CHAINがあります。 要するに自転車チェンを大きくした様な物です。 このROLLER CHAINも例外ではなく最近は中国製が価格の安さから世界中で売れて居ます。 日本のメ-カ-もその部品を台湾や中国の下請けに作らせ主要部品のみ日本で作り日本国内で組立てた上で「MADE IN JAPAN」として世界に輸出して居ます。

併しその中で唯一全部品を自社工場で製造して居るメ-カ-があります。 その会社は㈱杉山チェン製作所と言う埼玉県にあるメ-カ-で私の会社ではそのメ-カ-のチェンを輸出させて貰って居ます。 私はこのメ-カ-の創業者とも2代目社長とも親しくお付き合いをさせて頂いて居ますが次々と新しい改良品を開発し他社の追従を許さない素晴しいメ-カ-です。 当然の事ながら価格は他同業メ-カ-と比較し割高ですが品質に拘るユ-ザ-は世界中に居りこのメ-カ-の製品を名指しで注文して来るのです。

これが細川さんの言われるシャ-プの「亀山モデル」の流れであろうと思いますしそこに資源のない日本のメ-カ-の生きて行く道があると私も考えます。

最近発展途上国に進出し現地の安い労働力を使って物作りをして来たメ-カ-の中に日本回帰の動きが出て来て居る事は皆さん御承知の通りですが、この動きが続く事を私も祈っています。

(4) 牛乳のこと
飛鳥鍋は美味しいそうですね。 私は熱々の御飯に冷たい牛乳を掛けたくわんをぽりぽりやりながら「茶漬」ではなく「牛乳漬」を好んで食べます。 又牛乳の雑炊も良く食べます。 従って飛鳥鍋の最後にそのス-プで雑炊を作ったらキット頬が落ちる程美味しいだろうと思います。 是非その中食べてみたいものです。

(5) オタク族の一日
大変興味深く読ませて頂きました。 衣裳に10万円も掛けるという事は結構皆お金持なのですね。 併しオタク族同志のお付き合いは即売会は別として日常生活の中ではあるのでしょうか? 機会がありましたら御聞かせ下さい。

井上 出 (07/02/26受信)

Tuesday, February 27, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/25)

平成19年2月26日

「離婚はもったいない」

今「もったいない」が流行語になって居りこの火付け役が日本人ではなくアフリカの人だったと言うのもチョット考えさせられます。 先進国は飽食の時代でDIETに励む人が多く、レストランでもお皿に食べ物を残す人が目立つ様になりました。

併し戦中・戦後を経験した我々の世代は食糧難の時代を経験して居る事から食べ物を残すと罪悪感に襲われる事から出された物は残らず食べて終います。 結果として腹は出るは血糖値は上るはで苦労して居ます。

一方発展途上国では飢えと病気で死んで行く子供達が一日に3万人も居ると言うのですから食べ物は無駄にしない様これからも心掛けたいと思います。

限られた地球上の資源を徒に浪費する事なく大事に使い再生する事が出来る物は絶対に捨てないと言う事を徹底させる為「もったいない」の精神は今後も世界中の人々が心して行く必要があります。

ところがこの「もったいない」を離婚と結び付けて離婚に待ったを掛けて居るのが脚本家の橋田須賀子女史で2月22日付夕刊に「熟年離婚の前に」と離婚に拍車が掛るのではないかと言われて居る団塊世代に対し警鐘を鳴らして居ますので御紹介します。

厚生年金を妻も離婚すれば直接受取る事が出来る様な制度が今年の4月からスタ-トする事から妻の方から三行半を亭主につきつける女房が沢山出て来るのではないかと言われて居ますが年金を半分づつ貰って別々に生活したのではとても生活して行けないと言うのが橋田さんの主張です。

そこで彼女は旅行の奨めをして居ます。 一緒に旅をする事によってお互いの事を理解する事に役立つと言うのです。 1月30日付のメ-ルでマリジェンカウンタ-と言う集まりの事を御紹介頂きましたがその中でも夫婦だけのプライベ-トな時間を持ちコミュニケ-ションの向上を計る事の大事さを述べて居られましたがこれは橋田女史の提案と一緒です。

結婚は演技と計算で成り立って居るところがあると彼女は言うのです。 夫婦は自然体で居ればうまく行くとは限らず時には人為的な戦略が欠かせないと彼女は説いて居るのです。

表面的にでも見せかけでも仲の良さを保つ事。 いわば「仲良しごっこ」が夫婦には大事でこれが出来れば大丈夫と言うのです。 これには私も賛成です。

「人生はドラマ」と言いますがそのドラマの中で各人が上手に演じる(名優になる努力をする)事が大事だと私も思うのです。 「仲良しごっこ」を演じて居る中にそれが普通の事となり劇中人物になり切る事が出来るのです。

定年を迎える団塊世代の人達にはチョット遅すぎるかもしれませんが奥さんを外食に連れ出したり映画や観劇に誘ったりして退職時に三行半をつきつけられるような事がない様努力し離婚を「もったいない」と捕えて頂きたいと思います。

「俺は今迄家族の為に会社人間として全力を出し切って来た。 その為に家庭を犠牲にして来た事もある」等と言ってもそんな台詞は全く通用しません。 仕事と称してホステスと泊り掛けの旅行をしたり社内恋愛をした事もある訳でその事を忘れず定年を迎える団塊世代の御亭主族には精々奥様サ-ビスをする様お奨めします。

井上 出 (07/02/25受信)

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平成19年2月26日

「病院でのBODY CHECK-UPと日本人労働者の質の低下について」

胃カメラ検査はカナダでは麻酔を掛けるのですね。 私も2ヶ月位前に胃カメラを呑みましたが小さくなったと言っても未だかなり大きい事から挿入する際「ゲボゲボ」やりました。 私の場合は異常なしと言う事でしたが、バリュ-ム検査で陰が出たと言う事で検査する様医者に指示された為受診した次第です。 年と共にあちこち悪いところが出て来ますから検査は定期的に行う必要があります。

イスラエルで開発された呑む使い捨てのカメラはカプセル状になって居てサイズもカプセル並。 大腸のみならず小腸もこのカプセルを通す事で検査が出来ると言うのですから大変な発明に思われます。 多分ライセンスを買っての製造と推測しますが日本ではオリンパスが国産化しボチボチ使われ始めて居ます。 米国ではイスラエル製がFDAの認可も受けてかなり普及して来て居ると聞きます。

大腸癌による死亡がこのところ日本では増え続けて居て胃癌に迫る勢いです。 そんな事もあって今度東京駅前に大腸検査専門のクリニックがオ-プンすると知りました。 今迄の検査では突起して居る物は発見出来ても腸の内部に食い込んで居るポリ-プは仲々発見出来なかったのですが今度出来る前述のクリニックは内部に食い込んで成長して居るポリ-プを簡単に見付ける事の出来る検査機を導入するそうです。

入会金10万円を予定して居るとの事なので一般の人でも会員になれ定期的に検査を受ける事が出来ると思われますし足場も良いので大腸癌の予防に貢献すると思われます。 衆議院選挙にも出馬した事のある浅野真氏が代表としてこのプロジェクトを推進して居ます。

日本の労働者の質の低下は個々人の能力が落ちたと言う事ではなく低賃金で臨時工と言う不安定な地位で雇用して居るトヨタやキャノンをはじめ一流企業と言われる会社の労働者に対する考え方が従来と違って「使い捨て」になって居る事が原因で不満一杯で働かざるを得ない労働者によって作られる製品の品質が落ちるのは当然の事です。

先ずは一流企業が利益追求を第1目的にして居る現状を変え労働者に誇りと労働意欲を持てる様な環境作りをする事が急務なのです。 特に2兆円の利益を今期は上げたと言うトヨタには猛省を促したいと思います。

井上 出    (07/02/25受信)

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平成19年2月26日

「中国の日本に関する歴史教育の抜本的修正を求む」

昨年10月31日付の私のメ-ルで「国定教科書で反日感情を子供達に植え付け煽る中国政府」と言う表題で中国の歴史教育の中の日本に関する批判記事を改める様求めましたし又その問題箇所については昨年8月15日から4回に分けて御伝えしましたが全ての記述が針小棒大に語られて居り全てが悪意に満ちて居ます。

日本は戦後60年余平和国家として歩んで来ただけではなく中国の近代化に多大な貢献をして来ました。 併し中国の若者は相変らず第二次世界大戦中の日本兵の残虐行為を度ある毎に頭に叩き込まれて居り教師用の指導書には「日本帝国主義に対する深く大きな恨みを生徒の心にしっかり刻み込まなければならない」と今でも書かれて居るのです。

平和国家としての日本の60年間の歩みと中国に対する3兆円以上の円借款やその他の膨大な支援と技術指導について子供達に知らしめて貰いたいと切に願って居ます。 反日教育を止めない限り日中友好関係を築く事は出来ない事を日本政府も認識し今度は日本側から中国の教科書の改訂を申し入れる時だと私は考えます。

井上 出     (07/02/25受信)

Saturday, February 24, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/22)

労働者の質平成19年2月23日

「日本の工場で働く労働者の質について」

細川さんの言われる様に今日本の生産工場の労働者の質は驚く程低下して居ますし又彼等の責任感は無いも等しい状態です。

コストを下げる為に自社採用せず派遣会社に丸投げする事がキャノンをはじめトヨタの様な優良企業でも一般的になって居り当然の事ながら愛社精神等ある訳がありません。

優良企業の定義と言うのは難しいですが一般的には多額の利益を出し高い配当を払って居る企業と言う事になります。 その筆頭のキャノンやトヨタが大勢の労働者を派遣会社に委託しコストを下げる事に狂奔して居たとなると他の中小メ-カ-はそれに輪を掛けた状況と思われます。

これでは品質管理も疎かになり当然不良品も出る訳でこのところ毎日の様に新聞に出るリコ-ル問題はその結果なのです。

阿部さんは日本経団連の仕事をして居られた時期があったとの事ですがその会長のキャノン社長御手洗さんの会社が労働者派遣会社を使ったり研修名目で発展途上国から連れて来た若者を安い賃金で働かせたりして居るのですから救いがありません。

経団連とは無関係の我々の様な零細企業が沢山の悩みを抱えて居ると言う阿部さんの御指摘は全くその通りで大企業ばかり見て舵取りをして居る日銀は金利を0.5%にしただけではなく従来の金融緩和政策を変更すると言うのですから唯でも仲々銀行から金が借りられない零細企業は景気上昇の恩恵を受けられないばかりではなく更に厳しい経営を強いられる事になります。

井上 出 (07/02/22受信)

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平成19年2月23日

「日本人はもっと牛乳を飲むべし」

昨年は北海道で牛乳が余って大量廃棄すると言う悲しいニュ-スに驚きましたが日本人は清涼飲料水の摂取を減らしもっと牛乳を沢山飲む事を政府も旗振りをしPRする必要があります。

私の父は東大農学部の獣医学科で学んだのですが獣医としての仕事は殆んどせずに専ら牛乳関連の仕事に就いて居ました。 戦後中国から引揚げて来てからは共同乳業と言う会社の顧問をしたり又牛乳瓶を作って居た山村硝子の相談役等をして居ましたが60代後半で博士号を取得した時の論文のテ-マである「日本人体位の年代的推移と未来像」では牛乳を大量に摂取する欧米人と日本人の体位の比較を行い牛乳が若者の体位向上に大きな効果を現わす事を実験を通じて証明して居ます。

又全国乳用牛乳協会と言う牛乳の普及の為に組織された協会や日本健康協会の専務理事を勤めた事もあり私も子供の頃から牛乳は毎日沢山飲んで育ちました。 お陰で70才の今も身体は人一倍丈夫で創業来34年間風邪で寝込んだ事は一度もありませんし今でもスコブル健康で入れ歯は零です。

新宿医院院長の新居裕久先生によれば最近の日本の若者はカルシウム不足で年配になると骨粗しょう症になる人が多いとの事です。 昔はしらす干・さくら海老・真鰯そして干しひじき他を沢山食べて居た事から充分なカルシウムが取れて居たのですが今は煮干も佃煮も食べない事から極端にカルシウムが不足して居ると言うのです。

牛乳コップ1杯(約200ml)当りのカルシウムの含有量は220mgでこれは人間が一日に必要だと言われて居るカルシウム摂取目標量600mgの1/3との事なので一日にコップ2杯の牛乳を飲めば他の食物に含まれて居るカルシウムと合わせれば充分なカルシウムが毎日摂取出来るのです。

このところ牛乳の価格はペットボトルに入って居る水の価格を下回る事が多くこんな安価で栄養価の高い物は他にありません。 もう2度と牛乳を廃棄する様な事のない様皆さん今日から朝晩コップ一杯の牛乳を飲みましょう。 加齢予防にもなる事を付け加え牛乳のPRとします。

井上 出    (07/02/22受信)

Thursday, February 22, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/21)

平成19年2月22日

細川裕文さんからのメ-ル今朝拝読しました。 私の知らない世界の話を聞かせて頂けるので何時も楽しみにして居ます。

(1) 「ゴ-宣・暫」
過日御紹介頂いた「いわゆるA級戦犯」は半分位のところまで読んだ後仲々時間が無くそのままになって居ます。 これを読み終えた後「ゴ-宣・暫」を読みたいと思います。

(2) オタク族の生活
世間一般で認知されて居るオタク族は全体の20%との事残りの80%は普通に働いて居る人達とのお説良く判ります。 何らかの形でオタク的な要素を持った人は恐らく全人口の80%に及ぶのではないかと思います。 要するに趣味が昂じてオタク族になると言う事なのだろうと思われますが若し間違って居たら御訂正下さい。

(3) 製造現場
阿部さんも私も工場の製造現場の経験がありませんので想像で物を言って居る訳で貴兄の御説明は参考になりました。

仕事量が増えたのに給料据え置きでは労働意欲も衰えますし検査担当の80%がパ-トでは不良品のチェックも充分に行われて居らず結果としてリコ-ルにつながって行くと言う事なのでしょう。

京浜工業地帯には今でも小さな町工場が沢山残って居てそこでは腕利きの技術者と言うか職人さん達が活躍中と聞きますが現実には優れた技術家さん達の中にはその持って居る技術を生かせずに居る人達が大勢居る事を知りました。

発展途上国にその様な技術者を送り込み品質の改良や生産効率の向上に取組んで貰う事は可能でしょうがそれは敵に塩を贈る様な物で可能性は薄いのでしょう。

井上 出 (07/02/21受信)

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平成19年2月22日

老後は過疎地で晴耕雨読の生活を!!

最近定年後の生活を海外でと言う旅行社の宣伝が盛んでスペインやイタリアがヨ-ロッパでは物価も安いし人種差別も少ないと言われ結構下見に出かける人が多い様です。 団塊の世代は外国語の出来る人も多い事から又海外移住ブ-ムになるかもしれません。

先日は土地購入がらみの詐欺事件がフィリピンで起きましたが現地の受入会社が日本人の経営と言う事で信用し老後の居住先として購入した土地が現地に行ってみたら他人の土地だったと言うお粗末な事件でした。 併し詐欺の被害者は退職金をつぎ込んだ訳で気の毒な話です。

フィリピンの他マレ-シアやオ-ストラリアそしてニュ-ジ-ランドがこのところ移住先としてクロ-ズアップされて来て居ますがいずれも英語位出来ないと老後の生活を楽しむと言う訳にはいかないのが現実です。

そこで私は団塊の世代には外国ではなく日本国内の過疎地への移住をお奨めしたいと思います。 家は貰え、土地も無償貸与、その上役所が生活支援迄して呉れるのですから移住に際しては家財道具の運搬賃以外一切不要なのです。

こんな良い話に乗らない手はないと私は思うのです。 唯一の問題は医療で病んだ時に過疎地では病院も診療所もない事から頭を抱える事になるのですが今年定年退職する人達は皆元気ですから数十年は寝込む事はないと思います。 もう90才迄は余程の事がないと生きる事から80才位までは田舎生活を楽しみ90才になったら都会回帰というのは如何でしょうか?

国土交通省が実施したアンケ-トによると現在過疎地と呼ばれる集落は全国に2,641もあるとの事で10年後にはその中の422集落が消滅して終うであろうと言うのです。

過去10年間に191の集落が消滅したと言うのですから何とか団塊の世代が過疎衰退に歯止めを掛けて貰いたいと願って居ます。 この際政府も特別予算を組んで過疎地への移住支援をして貰いたいと思いますしこれが地方の活性化にもつながるのです。

井上 出 (07/02/21受信)

Wednesday, February 21, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/20)

平成19年2月21日

「二重国籍問題」

毎年20万人の外国人がカナダに移住して来て居るとの事ですが10年で200万人にもなる訳でこれは大変な数字ですね。 カナダには既に611万人の移民が住み付いて居ますから10年後には800万人を超え全人口の27%に達する訳で移民法を改正し条件を厳しくしないと福祉関係の予算倍増が必要になるのではないかと心配して居ます。 特に医療費に関しては北欧諸国は別として他の先進国の中で全額国が負担して呉れる国はカナダ以外にはないと思いますので移民の増加は治安の面からも医療そして教育の面からも今後カナダにとって大きな問題の種になると思います。

日本でも二重国籍を持つ人が増え始めました。 国際結婚が急増して居る事も大きな原因ですが加えて定年後外国に居住する道を選んだ人達が現地の市民権や国籍を取得した後も日本国籍を捨てない事もあります。

昔は米国国籍を取得した者は20才になった時点で日本か米国かどちらかの国籍を選択する必要がある等と言われて居ましたが現実には二重国籍のままと言う人が殆んどです。

御承知の様に私の姉はミシガンステ-トユニバ-シティを卒業した後カリフォルニアのパラアルトに国際結婚した相手と永住して居ますが今でも日本の国籍は持って居ます。 子供が2人居りそれぞれ既に家庭を持って居ますがこの2人は日本国籍は持って居ませんし取る意志もない様です。

カナダでは三重国籍の人も珍しくないとの事、やがては日本もそうなる事でしょう。 少子化は今後も進行すると思われますから若者は外国から移住して来て貰って現役2人で老人1人を支えなければならない様な状況を改善しなければ年寄が老後を安心して暮す事等出来なくなります。

米国が人種の坩堝でカナダがモザイクとなると将来の日本は差詰キルトでしょうか? いずれにしてもいずれはヨ-ロッパの様に国境が無くなり日本も外国人で一杯になる時代が来るかもしれませんね。

井上 出    (07/02/20受信)

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平成19年2月21日

「若い男の弱体化急進中」

我々の時代にはバンカラが男のシンボルで着る物や履物に洒落っ気を出す等男の風上にも置けない軟派として男仲間からは蔑まれたものですが最近は脱毛したり顔パックをしたりオ-デコロンを身体中に振り掛ける若い男が急増中と言うのですから我々には信じられない話です。 男専門のエステティックサロンまで登場しそれが繁盛して居る等と聞くと情けなくなります。

そんな折下着メ-カ-各社が男性用下着の機能やデザインを変え若い男共の心を捕えようと躍起になって居ると言う新聞記事を見ましたがその中にウエストやヒップラインが気になる人達の為の下着だとかお尻を持ち上げる為のガ-ドルもあると知ってもはや世も末じゃわいと嘆いて居ます。

新宿の伊勢丹メンズ館には男の下着で豹柄のセクシ-系からハ-トがモチ-フの可愛い系までしかもカラフルな物で一杯と言うのですから信じられません。 そしてそれが良く売れて居ると言うのですからいよいよ若い男は女性の愛玩物になり下がったと言う事の様です。

新宿にある「愛」と言うホストクラブは銀座の一般的なナイト・クラブ(男性対象の従来のクラブ)以上のチャ-ジであるにも拘らず大盛況と言う事で売れっ子のホストになると月に数百万円の収入を稼ぐ者はザラに居ると言うのですから女が男を買う時代になって来て居るのかもしれません。

事業で成功する強い女性の続出が一方で男の弱体化に拍車を掛けて居ると言う現実に昭和生まれの明治育ちは目を白黒させて居ます。

井上 出    (07/02/20受信)

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平成19年2月21日

「干支では豚年の今年ですが何故日本だけ猪なのか?」

東南アジア諸国では今年は豚年であるにも拘らず日本だけが何故猪年なのか知って居る人が居られたら教えて頂きたいと1月24日のメ-ルで皆さんに問い掛けたのですがそれに回答を呉れたのが私が学んだ盛岡にある岩手女子師範学校附属小学校の仲間だった高橋吉正君でした。

高橋君はコマツ在職中には世界の主要国の駐在員として世界中を飛び回って居た事でもあり言葉も数ヶ国語に通じ定年退職した今も翻訳の仕事で時には徹夜まですると言う剛の者で同じ70才とは思えない程元気な男です。

その彼が実に明快に私の質問に答えて呉れました。 「要するに豚というのは猪を家畜化した動物で日本に中国から韓国を通って伝わって来た干支が日本で広く取り入れられた時期には日本では未だ猪の家畜化は行われて居なかったから」と言うのです。

実は先週の土曜日に前述の小学校の同窓会「山吹会」がありその折に高橋君から回答を貰った次第です。 彼も シゲさん・イノさん のブログを読んで呉れていてメ-ルではなく口頭で回答を呉れました。

以上高橋説を御披露しました。

井上 出    (07/02/20受信)

日本の心 (2007/02/19)

平成19年2月20日

日本人の美しい心根について

伊勢雅臣さんの言われる様に都会と違って地方には美しい心根は確かに残って居ると思います。 特に白人に対する過剰な程のサ-ビス精神は私も認めます。 ところが同じ外国人でも黒人やインド人そしてインドネシアやタイの肌の黒い人達となるとこれは又別の話で嫌な思いをしたと言う体験談は結構多いのです。

新潟の小干谷と言う町は地震で有名になったところですがそこにある工場にタイ国の技術者を3名数ヶ月にわたってトレイニングの為に滞在して貰った事がありますが彼等は差別的な扱いを受けたと話して呉れましたし又インドのHERO-HONDAと言うHONDAのオ-トバイ製造工場(合併)の会長LALLさんからもやはり差別を受けた昔の話を聞かされた事があります。

日本人の中にも韓国人や中国人には部屋を貸さないと言う家主が結構多い事は周知の事実でこんな差別が続く限り美しい日本の実現は難しいと私は考えます。

アインシュタインが日本を訪問した折に日本程素晴しい国はないと語ったとの事ですがそれは彼が白人であった事も間違いなく影響して居ると思われます。

井上  出 (07/02/19)

Monday, February 19, 2007

誇りと責任 (2007/02/18)

阿部基冶さんからのコメント拝読しました。

御指摘の様に殆んど毎日の様にお詫び広告が新聞に掲載されて居ます。 

次から次と不良品発生のお詫びが続いて居り品質を誇りに世界中に進出した数十年前の日本が今迄築き上げた高い評価は崩れ初めて居ます。

このお詫び広告が殆んど一流メ-カ-製品に関するもので三菱ふそうに至っては相変らず不良部品が発生して居りもう救いのない状態です。

昔なら切腹物ですがどの企業もトップ連中が雛段上から最敬礼で一件落着で余程の事が無いと引責辞任はありません。 

従って現場の連中も反省し改善しようと言う意欲に欠け似た様な事が繰り返されるのです。

実は私も松下のマッサ-ジ椅子を購入したのですがこれが3台目で最新式と言う触れ込みで楽しもうとした矢先にリコ-ルの新聞広告があり、早速電話したところ「修理に御邪魔する迄御使用にならないで下さい」と言う事で仕方なく古い2台目を又物置から引っ張り出して使って居ます。 

既に電話をしてから2週間経過して居ますが後一週間御待ち下さいと言うのですから結局修理までに3週間も掛ると言う事になります。

クレ-ムが発生した時こそ迅速に対応し名誉回復の努力をすべきだと思うのですが3週間も待たせる等問題外で松下も昔の様な「お客様最優先」の精神は消えて終った様です。

阿部さんの言われる様に若い日本人は自分の仕事に誇りを持ち責任を持つと言う様な我々の現役時代の様な精神は持ち合わせず不良品続出事態を生んで居るのです。

加えてトヨタでさえも下請の人材派遣会社からの臨時工を大量に採用して居りその残業代が私の2月2日のレポ-トにあります様に600円以下の時給では責任ある仕事を求める方が無理と言う事もあるかもしてません。 

結果としてトヨタ車もこのところリコ-ルが続いて居ます。

2兆円の利益を上げたとかGMを抜いて世界最大の自動車メ-カ-になる等と言う前に臨時派遣工の賃金を直ちに改める必要があります。 

超優良企業と言われるトヨタでさえこの有様ですから最近の日本製品の品質低下はある程度仕方のない事かもしれません。 

利益至上主義の風潮が変わらない限り不良品の発注は止まらないのです。

井上 出    (07/02/18)

Saturday, February 17, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/15)

平成19年2月16日

「米国の仏蘭西人について」

ALOHAさんへ

カナダの仏蘭西人がミシシッピ河を下ってニュ-オ-リンズに住み付いたと言う話は現地に本社のあったポパイと言うホットスパイシ-でクリスピ-なフライドチキンを売り物にして居たレストランチェンの日本に於けるフランチャイズ権取得交渉に出向いた折そこの社長から聞いた話ですから正しい情報ではなかった様です。

この社長はプレイボ-イ・クラブのヘフナ-社長の真似をして大きな社長室に美女を3~4人侍らせて居て度肝を抜かれましたが私が訪問した数ヵ月後に倒産し会社は現在では全く別の人物が経営して居ます。 放漫経営が倒産の原因ですが聞くところによるとスピ-ドボ-トレースに狂い膨大な金を注ぎ込んで本業の利益を食べて終った様です。

最近はどうなって居るか判りませんが数十年前には数十呎もある大きなボディ-に馬鹿デカイエンジンを乗せ海上でスピ-ドを競い合う連中が米国に居て結構観客を集めて居たものです。

話が逸れて終いましたがニュ-オ-リンズに住んで居た仏蘭西人達はカナダから流れて来た連中ではなく別のル-トで移住して来た事判りました。 いずれにしても彼等が生み出した「ケイジンクッキング」は私の大好きな米国料理で特に肉や魚を黒焦げにして出して来るBLACKENED PEPPER STEAKやBLACKENED FISHは大好物です。

それにしても水害で全滅したニュ-オ-リンズの街が今でも未だ完全復興されず当時の残骸があちこちに残って居ると聞くと馬鹿ブッシュは何を考えて居るのだろうかと言いたくなります。 イラク増派の前にやる事山積の国内問題解決の為に予算を割くべきだと思うのですがそんな議論は全くないのですから話になりません。

ゴア元副大統領の様に地球温暖化阻止の為に世界中を飛び回る様な秀れた米国人が選ばれずに脳天気のカウボ-イを大統領にした米国人のレベルの低さは中曽根元首相の言う様に日本以下ですね。 何がデモクラシ-かと言いたくなります。 衆愚政治の典型と言っても良いのが今のブッシュ政権のやって居る事なのです。

米国の歴史もその中勉強したいと思いますがお陰様で少し利口になりました。 有難うございました。

井上 出    (07/02/15受信)

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平成19年2月15日

「カナダ人の仏蘭西語と誤った西洋事情」

やはりケベックで使われて居る仏蘭西語はALOHAさんが言われる様にズ-ズ-弁なのですね。 仏蘭西で通じない仏蘭西語と言うのも奇妙な話ですがケベックには色々の国の人達が移り住んで来て居る事から長い間に独自の言葉になって終ったのでしょう。 逆に純正の仏蘭西語がケベックでは受け入れられないと言うのも可笑しな話ですね。

海外に短期間滞在した駐在員やその家族の話は御指摘の様に眉つばの話が多いと私も思います。 又聞きが多くそれを恰も体験談の様に話す人が多いので話半分と言う聞き方が必要かもしれません。

特に日本人駐在員やその家族の行動範囲は狭く又日本人同士の付き合いの方が現地の人達との付き合いより多いのが現状では先輩駐在員やその家族から得た知識がベ-スになって居るケ-スが多くなる訳で注意して彼等の話は聞く必要があります。

日本で広く使われて居る「ホ-ム・ドクタ-」と言う呼称が正しくは「ファミリ-ドクタ-」であるとの事ですが和製英語が氾濫して居る現状を改める必要があると思います。 野球の「ナイタ-」もその1例です。 和製英語追放キャンペ-ンを国が旗振りしてやるべき時期が来て居ると私は考えます。

井上 出    (07/02/15受信)

Friday, February 16, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/14)

平成19年2月14日

「阿部さんからの投稿について」

R.B. スティネット著「真珠湾の真実」を読まれたとの事ですがこの本が日本人ではなく米国の新聞記者によって出版された事に米国人の懐の深さを痛感します。 それとこのスティネット氏が何十年も掛けて関係資料を集めたその精力と努力には脱帽です。

併しこの本は米国でも日本でも一部の人にしか読まれて居ません。 是非沢山の方にこの本を読んで真実を知って頂きたいと思います。 海軍提督のキンメル氏の遺族が米国政府を相手取って名誉回復の裁判をして居ると聞いた事がありますがル-ズベルトが既に他界して居る事から結局は泣き寝入りと言う事になる事でしょう。

日本の害務省はALOHAさんが度々指摘して居られる様に恐らく世界で最低のレベルだと私も思います。 外交的な駆け引き等出来る様な人材は皆無なのです。 東大法学部を消せと私が唱えるのもその辺にあります。

以上阿部さんの投稿を読ませて頂いた感想です。

井上 出 (07/02/14受信)

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平成19年2月15日

「天才の中の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ」

レオナルド・ダ・ヴィンチが不出生の天才と言われて居る事は皆さん御存知だと思います。 併しそれは彼の作品である「モナ・リザ」とか「最後の晩餐」と言う名画に代表されるイタリア・ルネサンス期の巨匠としてであってその他の彼の業績についてはあまり知られて居ません。

私は前述の両作品を現地で鑑賞する機会に恵まれましたが3月20日から東京国立博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ 一天才の実像展」が開催される事になりましたのでこの機会に今一度彼の才能に触れて見たいと思って居ます。

婚外子として生まれ正規の教育を受けて居ないにも拘らず絵画のみならず科学者として又建築家・土木技師そして天文学者としても沢山の業績を残して居り演出家としても音楽家としても素晴しい仕事をして居ます。

又発明家としては飛行機や自転車を設計して居り私の会社の取り扱い製品の中心である工業用ロ-ラ-チェンのベ-スである自転車チェンも彼によって開発されたと言われて居ます。

ロ-ラ-チェンに関しては彼のデザインが今でも全く変わって居らず今は工場に行けば必ず使われて居るコンベヤ-チェンも彼の設計による物が現在でも広く使用されて居るのです。 又自転車も基本的には彼の設計と現在の物は殆んど変わって居ないのですから驚きです。

医学の分野でも活躍して居り解剖学者としての実績は今も受け継がれて居るのですからその広い才能には唯々驚くばかりです。

「万能の人」「天才」と言う言葉は彼の為にあると思いますしもう2度と彼の様な天才はこの世に現れることはないと思います。

井上 出    (07/02/14受信)

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平成19年2月15日

「細川裕文さんからのメ-ルについて」

昨日は終日オフィスに居らず今朝細川さんのメ-ル拝読しました。 45に及ぶ各種の資格を保有して居られるとなると恐らくギネスブックに登録出来るのではないかと思われます。 専門分野と言う事ではなく広範囲にわたり資格を取得して来られたその才能とエネルギ-には感動を通り越して驚嘆します。

オタク族と言うと世間一般の人達は白い目で見る傾向がありニ-トや引き籠もりのネグラと結び付けますが細川さんの周囲のオタク族は活動的でパワ-がありそして広い趣味を持って居る事を知り認識を新たにしました。

細川さんが言われる様に学業成績や経歴だけで人を判断する様な社会ではいけないと私も思います。 オタク族が活躍出来る様な自由な社会になる事を願って居ます。

80 = 20の法則に興味を持ち共鳴して頂き嬉しく思います。 日本でこの法則を広めたコンサルタントの渡紀彦氏には私も産経新聞にアルバイトとして居た折には随分お世話になりました。 私の結婚式の祝辞で産経新聞の方が「アルバイト料の前払等前代未聞だった」と暴露され爆笑を呼びましたが渡氏には色々と無理を聞いて頂きました。

そんな事もあり80 = 20の法則はより多くの方々に認めて頂きたいと願って居ます。 周囲を見廻すと実に多くの現象がこの法則に当てはまります。 この世の中で金持と言われる人は全体の20%、ところがこの金持の中で20%の人が健康の問題や家族関係問題で悩んで居りお金があり健康で人間関係にも満足して居る様な人達は更にその20%と言うのですから私達も多くは望まず自分達の置かれて居る状況の中で満足する術を会得する必要がありそうです。

井上 出    (07/02/14受信)

Thursday, February 15, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/13)

平成19年2月14日

ALOHAさんへ

E-MAIL今朝拝読しました。 カナダに移住した仏蘭西人が都会人ではなく田舎の人であった事は充分考えられます。 恐らく農民がその殆んどであったろうと想像出来ます。 そしてアメリカ英語同様大きく変化して来たのでしょう。 ズ-ズ-弁と言う表現はピッタリの様に思われます。

ルイジアナ・ニュ-オリンズが仏蘭西領であったとは知りませんでした。 仏蘭西人がミシシッピ-河を下ってニュ-オリンズに住み付き「ケ-ジン・クッキング」と言われる料理が生れたと言う事は知って居ましたが仏蘭西領だったのですね。 ついでながらその仏蘭西領は何時頃どの様にして米国に統合されたのでしょうか? 御教え頂ければ幸です。

沖縄の言葉が万葉集に使われて居た当時の言葉の流れを汲んで居ると言うお話も大変興味深く読ませて頂きました。 学生時代は全く勉強せず社会人になってからは仕事に追われる毎日で歴史に関心はあるのですが仲々学ぶ機会が無く今日に至って居ます。 日本の歴史全集も買ったのですが全く手付かずで本棚で埃を冠って居ます。 引退後は読書三昧の生活をするのが今の夢です。

チュニジア・アルゼリア・モロッコそしてマグレブの支配人を歴任されたとの事次回お会いした際には是非我々とは日頃あまり縁のない国々のお話を御聞かせ頂きたいと願って居ます。 御帰国の御予定決まりましたら早目に御連絡下さい。 阿部さんも交え色々なお話を御聞きする事を今から楽しみにして居ます。
           
井上 出   (07/02/13受信)

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平成19年2月14日

「若者の転職 / フリ-タ-化について」

日経によれば新卒採用社員が転職後3年以内に離職する率は4割に迫って居ると言うのです。 その中2人に1人は離職すると言う事になると予測して居るのですから信じられない程の高率です。

昔は企業が新卒者を零から教育して居た為「大学は遊ぶところと見付けたり」と大学で勉強もせずトコロテン式に卒業した連中でも充分通用したのですが最近は高い実践能力・即戦力を企業が求め始めて居る為に企業の期待に応えられない者は去るしかないのです。

加えて親にも教師にも叱られた事のない子供達は企業に入って上司から叱責されると人格を否定されたと考え翌日から無断欠勤し母親が抗議の為に会社を訪問する様なケ-スもあると言うのですから驚きです。

フリ-タ-の発生も親の過保護が最大の原因であり親の教育から始めなければこんな状況を改善する事は出来ないのです。

井上 出    (07/02/13受信)

Wednesday, February 14, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/12)

平成19年2月13日

「読者の減少」

北米でも新聞購読者が減って居るとの事ですが日本も一緒で私が学生時代に御世話になった産経新聞は夕刊廃止で朝刊だけになりましたし毎日新聞は廃刊になるのではないかと言う噂もある程読者が減って居ます。

一方で広告代だけを収入元として無料配布をする雑誌が日本では今急速に増えて居ます。 駅や大きなショッピングセンタ-そして町の中の小売店の店頭に置かれて居り無料と言う事から結構の読者を持ち部数が増える事で広告料が上り収入が増えると言う事で新しい雑誌の流れになって居ます。 無料と言うとペラペラの紙質の悪い無料誌を想像されると思いますが最近見かける物は有料雑誌と比較しても遜色が無い程の頁数・紙質そして沢山のグラビア付きで立派な雑誌です。 結果として一般誌が部数を減らし廃刊に追い込まれるケ-スがこのところ増えて居ます。

インフォティメントと言う言葉は始めて聞きました。 不勉強でそんな造語が生れて居たとは知りませんでした。 情報も色を付けないと読者に受け入れられないと言うのは問題ですがそんな時代なのでしょう。

先日も御伝えした様に私の夢の1つにピアノを弾ける様になると言う事があります。 母親に強制されて小学校から中学迄ピアノをやらされましたし盛岡放送局発信で東北6県にピアノ独奏をした事もあるのですが今では全く弾けません。 続けて居れば良かったと今頃になって反省頻りです。

井上 出 (07/02/12受信)

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ALOHAさんへ      平成19年2月13日

貴信拝受しました。 前回お会いしたのが昨日の事の様に思われるのですがこちらこそ長い間御無沙汰して居ります。 零細企業の親父にはユックリ寛ぐ時間も無く毎月の事ですが資金繰りに追われて居りますが何とか元気にやって居ります。 ALOHAさんも御元気の御様子何よりとお喜び申し上げます。

ALOHAさんは英語ばかりではなく仏蘭西語も堪能と知りその広い知識に加えその語学力に改めて感服致しました。 やはり私の様な凡夫とは脳の構造が違うのでしょう。

それにしてもQUEBECで使われて居る仏蘭西語がすごいズ-ズ-弁とは知りませんでした。 昔学校で仏蘭西人は正しい仏蘭西語を子供達に使わせる為に仏蘭西語を放課後に塾の様なところに通わせて学ばせると教わり、仏蘭西人は自国語を大事にして居る事に感銘を受けた事を想い出しました。

そんなに大事に正しい仏蘭西語を使う事に心を配って居る仏蘭西人とQUEBECの多国籍人によって使われて居る仏蘭西語が大きく違って行く事はあるいは当然の事かもしれませんね。 大変興味のあるお話を御聞かせ頂きました。

いずれ御帰国されるとの事で是非お会いしこの話の続きを御聞かせ頂きたいと今から楽しみにして居ります。 ではお元気で。

井上 出    (07/02/12受信)

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平成19年2月13日

「モントリオ-ルの思い出」

10年もモントリオ-ルに住んで居られたとの事。 単なる旅行者ではなく住んで居られたのですから沢山の体験をされた事でしょう。 ケベックの人達は人情にあつく、親切で温かな味があると言う事ですが恐らく日本の田舎の人達の様な優しさで包んで呉れるのでしょう。

カナダでは法律で紙幣にしてもカタログ類や商品説明についても英語と仏蘭西語を併記しなければならないと聞かされて居たのですがQUEBECでは英語の表示が無いと言うのはどう言う事なのでしょうか? カナダからの独立を希求する人達が英語を使用する事を拒否して居るからなのでしょうか?

マレ-ヌ・ディ-トリッヒの様な街との事ですが大変面白い見方に思われます。 実は私はマレ-ヌ・ディ-トリッヒのファンで確か「リリ-・マルレ-ン」と言う歌だと思うのですがこの歌が戦場に流れると敵も見方も戦いを止めその歌に聞き入って居た映画の場面を想い出します。

彼女の脚線美はホレボレするもので保険が掛けてあったと記憶しますがその美しい脚は常にストッキングの中にあり美肌は見せなかったと言われて居ます。

特に美人であった訳でもないのに大変魅力のある女優で男で言えばジャン・ギャバンと言うところでしょうが退廃的な雰囲気が何とも言えない怪しい魅力を醸し出して居ました。 昔は素晴しい俳優が沢山居ましたね。

マレ-ヌ・ディ-トリッヒの様な街モントリオ-ルは私も使わせて頂きます。

井上 出 (07/02/12受信)

Saturday, February 10, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/08)

平成19年2月9日

「80 = 20の法則」

以前にも80 = 20の法則を御紹介した事がありますがこれは米国の学者が唱えた法則で日本では私が産経新聞に勤めて居た頃(学生時代のアルバイト先)上司だった広告局企画調査課長の渡紀彦と言う人が日本では著書や講演を通じて広めたものです。

渡紀彦と言う人は産経新聞からミツミ電機にスカウトされそのミツミの新会社㈱アンネと言う日本では最初に生れた生理用パッドメ-カ-を立ち上げた体験談を書いた「アンネ課長」と言う著書はミリオンセラ-になったので御記憶の方も居られると思います。

その後渡氏は東急エ-ジェンシ-と言う広告代理店にヘッドハンティングされましたがそのスカウト料1,500万円と言う高額の移籍料が当時週刊誌を賑わせた事もありました。 一日一万歩を励行し腹七分目(八分目では駄目)の生活をつづけて居られましたが20年ほど前に癌で亡くなりました。

以上余談になりましたが80 = 20の法則はこの世の全ての現象に当てはまると言う事で私自身もこの法則を物事を決める折に利用させて貰ったりして居ます。 例えば会社が左前になった際社員の給料を20%迄ならカットできるがそれを超えると退職者が続出すると言うものです。 企業の売上が減少しても20%迄であれば何とかやって行けますがそれを越えると倒産の可能性が出て来ると言うのです。

80 = 20の法則と言うのは世の中の事は全てこの法則に当てはめる事が出来ると言う事でその例を何件か上げて御説明したいと思います。

日本中に酒造りをして居る会社は数千社もありますがその20%のメ-カ-が市場の80%を押えて居ます。 これは化粧品でも薬品でも食料品でも殆んどの分野で見られる現象なのです。

地球上の陸地と海の比率は30対70ですが河川や湖を加えると陸地と水の比率は20対80になるのです。 世界の国の上位20%が世界の富の80%を保有して居る事もこの法則の正しさを証明して居ます。

大企業の中には何万人もの社員を抱えて居る会社もありますがその社員の中の20%が優秀で会社をリ-ドして居ますが一方で20%の社員が会社のお荷物になって居ます。 しからば優秀な20%の社員を別会社にしたら大変な企業になるであろうと考えるのですがそうするとその優秀な社員の中の更に20%が引続き懸命に働き会社に貢献する一方で20%の社員がお荷物社員になって終うのです。

蟻や蜜蜂は働き者と言う印象が強いのですがこれ又一生懸命に働いて居るのは20%で80%は遊んで暮して居るのです。 田川五郎と言う元目白大学教授が「おみこしの法則」と言う似た様な説を唱えて居ますがこれはお祭りのおみこしを一生懸命に担いで居るのは全体の20%に過ぎず80%は格好だけで20%の連中は棒にぶら下って遊んで居ると言うのです。 これも80 = 20の法則が生きて居る一例です。

日常の生活の中でこの80 = 20の法則に当てはまる例は沢山ありますので皆さんにも周囲を見廻してみて楽しんで頂ければと思いご披露しました。

井上 出    (07/02/08受信)

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平成19年2月9日

「故高田好胤管長の事そして安田映胤現管長の教え」

法相宗大本山薬師寺の故高田好胤管長を招いて講話を聞かせて頂いた事がありましたがその際に「子供は親の背中を見て育つ」として親は子供の鑑にならなければならないと言う事を教えられました。 笑顔の実に優しい方でした。

現管長の安田映胤さんも仲々の人物の様ですが故高田管長を兄として慕って居られたと言う事でもあり何か共通点がある様な実に温厚な方の様にお見受けしますが眉毛が濃くギョロ眼に頑固な人の人相を見ます。

この安田管長が人間120才迄生きられると我々を元気付けて呉れます。 安田管長によれば「60才の還暦で人生ひと巡りしますがそれを2回繰り返すのが人間本来の寿命と心得なさい」と言うのです。

「人間の肉体成長のピ-クは20代前半。 動物も植物もそのピ-ク時の5倍位は通常生きる事から人間も120才まで生きられるはず」と言われるのです。

安田管長によれば「25才までが人生の春、65才までが夏、90才までが秋、それ以降が冬だ」との事。 そして「65才から90才迄は仕事でも家庭でも禁欲的な楔を外して自由に生きる事で人生を謳歌しなさい」として人生の秋を楽しむ事を奨めて居られます。

今年定年を迎える団塊世代の方々はまだ人生の夏ですから65才の秋に入る迄は仕事を続け秋を迎える為に身体を鍛える事を心掛けられる様に。

そして安田管長の言われる様に健やかに生きる為の5つの心を大切にして頂きたいと思います。 その5つの心とは
(1)感謝の心
(2)思い遣りの心
(3)敬う心
(4)赦す心
(5)詫びる心
以上ですが私もこれからの人生この5つの心を忘れない様生きて行きたいと思って居ます。

井上 出    (07/02/08受信)

イノさんの文箱 (2007/02/07)

平成19年2月8日

「アメリカが有事の際日本を守って呉れると言う妄想」

先日もミサイル迎撃に対する防御と言う事でアメリカ軍によって青森県の航空自衛隊車力(シャリキ)基地に配備されて居たアメリカ軍の「Xバンドレ-ダ-」が昨年7月の北朝鮮によるミサイル7発の連続発射を捕捉出来なかった理由はそのレ-ダ-の監視エリアが日本上空に設定してあったからだと昨年12月27日のメ-ルで御伝えしましたがこの事はアメリカ軍が日本の防衛など一切考えて居らず日本上空を通過しアメリカ本土に向うミサイルを探知し粉砕する為に日本に「Xバンドレ-ダ-」を配備して居るに過ぎない事を暴露する結果となりました。

有事の際アメリカが日本を守って呉れる等と考えて居るお人好しの日本人は目を覚ましアメリカ軍が遠いアジアの島国の為に血を流して呉れる等と言う妄想等捨てなければなりません。 アメリカ頼りでなく独自に軍備を整え国を守る体制を今こそ作り上げる必要があります。 さもないと大国アメリカと中国の間で日本は翻弄される事になって終うのです。

井上 出      (07/02/07受信)

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平成19年2月8日

「経済評論家等信用出来ないと言う話」

まあこの世の中には碌に勉強もせずに経済評論家と言う看板を上げて食べて居る連中の何と多い事かそしてその連中の言う事が全くその後の経済の動きの逆と言うケ-スが殆んどなのには驚きます。

経済の先行については皆関心があるので色々な団体が開催する講演会と言うと自称経済評論家が呼ばれるケ-スが多いのですが特に経済が低迷して居る時期がこの連中の稼ぎ時なのです。 経済が悪くなると経済評論家が儲かるのです。

過去のデ-タ-を駆使して経済見通しを語る連中が多いのですが経済は生き物ですから過去のデ-タ-は参考程度の価値しかないのですがそんな事はお構いなしで図表にした過去のデ-タ-を中心に経済予測をする連中が殆んどなのです。 今流行のシンクタンクはこんな輩の集合体なのです。

ジャ-ナリストの東谷暁と言う人が「エコノミストは信用出来るか?」(文春新書)と言う著書の中で著名エコノミスト達の持論や主張に一貫性がない事を暴露して居ますが所詮は競馬の予想家と五十歩百歩なのです。

井上 出    (07/02/07受信)

Thursday, February 08, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/06)

平成19年2月7日

「カナダモントリオ-ルの話」

作家の多和田葉子さんが昨年の確か日経の12月2日の朝刊にモントリオ-ルの事を書いて居ました。 その内容を掻摘んで御伝えし果たして彼女の言って居る事が正しいかどうかモントリオ-ル在住経験者にお聞きしたいと思います。

(1) 放って置けば英語圏になって終う事を心配したフランス人を祖先に持つ人達がフランス語を政策的に救った。
(2) モントリオ-ルにも色々な国から移民が入り込んで来て居るが皆フランス語を習って社会に同化する努力をして居る。 西アフリカ等フランス語の盛んな国の人達がフランス語が通じると言う理由でモントリオ-ル目指してやって来て住み付く。
(3) モントリオ-ルのフランス語の中にはフランスで使わない表現がある。 例えば「おはよう」と言うのはフランスでは「ボン・ジュ-ル」だがモントリオ-ルでは「ボン・マタン」と言う。
(4) フランスでは電話でしか使用しない「アロ」がモントリオ-ルでは道で知人に会うと「アロ」と言う。
(5) レジでお金を払う際にモントリオ-ルでは「ボアラ」と言ってお札を出すがフランスでは「ほら払ってやるよ!!」と言う表現で絶対使わない。
(6) ケベックはフランスの様に文学の伝統がないから話す事は出来ても文学は生れない。

以上の中で正しいのはどの位ありますか? 私はフランス語は大学で第二外国語として学びましたが追試で何とか単位を貰った様な次第で今では何も覚えて居ませんがこの多和田と言う女流作家はフランス語が達者なのでしょうかね?

井上 出    (07/02/06受信)

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平成19年2月7日

「藤田牧師さんのクリスチャン・ライフ 2007/02/05号を読んで」

私は落語が大好きで良く聞くのですが「猫の皿」の話ははじめて知りました。 大変に含蓄のある話で人間の欲の深さに対する風刺が込められて居ます。 果師(はたし)と呼ばれる職業の人達の事も知りました。

藤田牧師さんが言われる様に物の価値を正しく見極める力を持つ事は人間が生きて行く為に大事な事だと私も考えます。 更には謙虚さそして自分を正しく評価出来る事が大切だと言う神の教えも全くその通りだと思います。

最近は昔と違って転職をする人達が多くなりました。 当然の事ながらその際自分の能力を誰かに評価して貰う必要があるのですがそんな評価をして呉れる機関があります。 名前は忘れましたがその機関のトップの人が「殆んど全ての人が自分を過大評価して居る」と語って居ました。 「転職したら今の給料が貰えない」と言うのです。 

プロ野球のオリックスの中村と言う選手が昨シ-ズン不振で大幅減収になった事を理由に契約更新を拒否しました。 結果としてオリックスは解雇され他の球団からは声が掛らないと言う事で今年はプレ-出来なくなりました。 一方巨人の工藤は巨人時代の報酬の1/3になったにも拘らずプレ-を続けられる喜びに代えられないとして横浜にトレ-ドされましたが喜々としてトレ-ニングに励んで居ます。

読売新聞の渡辺氏ではありませんから私は「たかが野球選手」等とは言いませんが子供の頃から野球一筋と言う連中が殆んどですから世事に疎いと言う事もありましょうが「身の程を知る」と言う事は野球に限らず生きて行く上で大事な事だと思います。

頭の中が雑事で一杯と言う状態では新しい発想は生れませんし大事な事を見落として終います。 神の教えからは沢山の事が学べる事を再認識しました。

井上 出    (07/02/07受信)

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平成19年2月7日

「オ-ストラリアや香港発信の当選案内詐欺」

「貴方は最高得点を獲得されました代金2,000円を御支払い頂ければ400万豪ドルの一等賞金当選のチャンスが生れます。」こんな当選案内が遂に私のところにも届きました。

当選賞金を手にした人達の写真が掲載されその当選者の喜びの言葉満載のリ-フレットも同封されて居ました。 登録料2,000円を振込むと更に第二次突破したとして次の支払請求が届くのです。 

「オレオレ詐欺」があれだけメディアで取り上げられて居るにも拘らず詐欺に合う人が後を絶ちません。 上手な芝居に載せられて終うのです。 それも百万円単位でやられて居るのです。

前述の当選案内詐欺も過去数十年にわたり繰り返し日本の無知な年配者をTARGETにメ-ル攻撃を掛けて来るのですがこれ又乗せられて数百万円そして時には1,000万円以上も払い込みその金を回収出来ない人が大勢居るのです。

先日もどこかのTV局が香港に調査人を派遣し発信元を突き止めたのですが現地の法律では取締まり出来ないと言う事が判明し業者を告訴する事も出来ず被害者は皆泣き寝入り状態なのです

私のところに届いたのは下記の業者です。

PRIZEMASTERS
P.O.BOX 2899
SOUTHPORT BC
OLD 4215
AUSTRALIA 

これは1例で同様の詐欺行為で食べて居る業者は沢山存在しますから皆さん呉々も注意して頂きたいと思います。

井上 出    (07/02/07受信)

Wednesday, February 07, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/07)

「平成19年2月5日: マリッジェンカウンタ-」

北米にはスペインのカトリック僧が始めたマリッジェンカウンタ-と言う集まりがあるとの事大変興味深く読ませて頂きました。 

円満な関係にある御夫婦がホテルや修道院に集い夫婦だけのプライベ-トな時間を持ち夫婦間の更なるコミュニケ-ションの向上を図ると言う事だそうですが面白い試みだと思います。

併し良好な関係が色々の工夫や努力をしなければ保持出来ないと言う事は逆に言えば大変嘆かわしい事の様に思われます。 男女間のみならず男同士でもやはり相性と言うものがありますから結婚後性格の不一致で離婚と言うケ-スは充分にあり得ると思いますが熟年離婚は亭主にとっては悲惨です。

昔の日本では全て女性の側(嫁の側)が我慢する事で結婚が成立して居ましたが最近の様に女性の社会進出が一般的になり場合によっては女房の方が亭主より高給を取る様になると立場が逆転し女房が家庭内で主導権を握ると言うケ-スは増えるでしょう。 そうなると対等の立場で女房側が自己主張をする事になり結婚が破綻するケ-スが増えるのです。

家庭内の女性の立場が強くなった事が最近の日本での離婚率上昇の最大原因であろうと言われて居ます。 定年退職後の団塊世代を夫とする御婦人方がどの様な動きするか大変興味のあるところですがそんな無責任な事を言うと団塊世代に叱られるかもしれませんね。

井上 出    (07/02/06受信)

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「平成19年2月6日: 制服警官のコンビニ店利用解禁」

従来は警察官が制服姿でコンビニ店を利用する事は禁止されて居り精々自動販売機での飲料購入しか出来なかったのですが最近コンビニを襲う強盗が急増して居る事から警察官のコンビニ店利用を警視庁は解禁する事にしました。

警官がコンビニで弁当他を購入しレジ袋を下げて居るのは職務怠慢と見られるおそれがあるとして原則禁止して来ましたがコンビニ強盗の増加に歯止めを掛ける為として今度解禁になりました。

カナダも一緒だと思いますが米国ではパトカ-で乗り付けた警官(通常2人で一組)がファミリ-レストランやファ-ストフ-ド店で飲み食いして居るところは良く見ます。 これは間違いなく犯罪抑止力になると思われる事から日本でもコンビニのみならず食事をする場所への警官の立ち入りを解禁する事を提案したいと思います。

それにしても警官による犯罪が次々と起きて居ます。 酒気帯び運転で追突した後逃げた警官が昨日逮捕されましたしその前の日は朝の通勤電車の中で女子高校生に痴漢した警官が逮捕されました。 警察官の再教育は急務です。

井上 出    (07/02/06受信)

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「平成19年2月5日: 世界中異常気象で各地で被害続出」

インドネシアは大水害一方オ-ストラリアは大旱魃で農作物に大被害。 そしてフロリダを竜巻が連続して襲い死者が出て居ます。 南極や北極では氷河が溶け続けて居ます。 又ロシアでは氷上で釣をして居た人達が400人以上も氷が溶けて沖に流された映像を昨日はTVで見ました。

何としても地球の温暖化にブレ-キを掛けなければ重松さんが言われる様にバンク-バ-のみならず東京もベニスの様になって終いますしその前に南太平洋の小さな島々は水中に没する事になります。

この様な状況下で馬鹿ブッシュが米国内の温暖化関連の研究発表に圧力を掛け続けて居たと言うニュ-スには怒りを覚えます。 タニマチである石油産業からの要請で京都議定書への署名を拒否した事も許せません。

イラク派兵も石油利権がらみであった事は明白でこんな大統領を罷免しなければアメリカは世界の中で孤立して終う事を民主党は国民に知らしめる必要があります。 イラクへのアメリカ兵増派等問題外でイラク戦で大きな利益を上げ北叟笑んで居る連中がブッシュのサポ-タ-である事を認識させなければなりません。

副大統領チェイニ-こそがブッシュの黒幕であってこんな側近が居る限りイラクからの撤兵はあり得ないのです。 軍事産業は久し振りに潤って居り又車輌・食料・衣服他に加え復興工事の全てが利権からみでブッシュのところには上納金が入って居るのです。

アメリカのメディアもこの辺のところを叩いて貰いたいと思うのですが及び腰で歯痒い思いで一杯です。 有形無形の圧力が掛って居る事は間違いありませんし人間やはり命が惜しいと言う事なのでしょう。

チェイニ-が元CEOをして居た会社がイラクのアメリカ軍に対し石油を高値でしかも水増しをして納入して居た事件や食料品を高値で納入して居た事件も何時の間にかウヤムヤの中で消えて終いました。 国税の上前をはねて居る様な奴が副大統領では救いがありません。

オタワのリド-運河が世界一長いスケ-トリンクとの事ですが15年位前の1月5日にオタワの近くのスミス・フォ-ルと言う町に仕事で出掛けた折そのリド-運河をスケ-トで行き来する大勢の人を見た事を想い出しました。 その折の室外温度は零下15度で自動車のタイヤが変形して居り走り出してから暫くはゴトンゴトンと荷車に乗って居る様な感じでした。 駐車場には駐車中にラジエ-タ-やエンジンが凍らない様にする為のコンセントが設置されて居たのに驚いた事を覚えて居ます。

日本も今年は暖冬で各地のスキ-場は雪不足で開店休業状態です。 欧州も暖冬で同じ様な状況だとの事ですがこれが神の警鐘である事を自称敬虔なクリスチャンのブッシュはどの様に受け止めて居るでしょうか? 恐らく神よりも金儲けが最優先なのでしょう。 情けない男をアメリカ国民は選んだものです。

井上 出    (07/02/06受信)

Tuesday, February 06, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/04)

「平成19年2月5日: 移民問題」

日本人は外国からの移民には大変厳しく難民さえも拒否する事から時には世界の批判を浴びる事もあります。 それにも拘らず不法移民と言うよりは不法滞在者の数は毎年増え続けて居ます。 そしてこれが不法就労問題や犯罪増加につながって居るのです。

移民問題は先進諸国にとっては頭痛の種で各国で移民の是非を巡って議論が活発に行われて居ます。 最大の問題は移民者の殆んどが発展途上国からである事からその移民層が低所得者あるいは貧困層の増加に拍車を掛けて居る事です。

移民大国は勿論アメリカですが合計3,835万人で全人口に占める割合は12.9%にも達して居ます。 第二位はドイツで1,014万人そして人口比率は12.3%です。 昨年秋に移民による暴動が発生したフランスは第三位で647万人そしてこれは人口比率10.7%。 続いてカナダの611万人で人口比率18.9%と高率になって居ます。

カナダの移民人口比率は高い数字ですが最大はオ-ストラリアの20.3%(410万人)で5人に1人は移民と言うのですからこれは大変な数字です。

少子化で悩む先進国にとっては移民は労働力不足を補うばかりではなく高齢者社会を移民達の高い出生率によって是正する事が出来ると言うメリットがありますが一方移民達がそれぞれの移住先の国に同化出来ないとか犯罪に走る傾向がある等マイナス面も色々指摘されて居ます。

日本では移民の人口比率は1.6%と大変低く保たれて居ますが労働力不足そして少子化対策として今後はある程度の移民制度の緩和策は必要になると考えます。

井上 出 (07/02/04受信) 

Friday, February 02, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/01)

「平成19年2月1日: 韓国の高学歴失業者達(ペクス=白手=失業者)」

以前に韓国の少子化が急速に進み日本を抜いて世界最低の1.0に達したと御伝えしましたがそんな事もあって親は子供に人生を賭ける程投資します。 その結果2006年の韓国の大学・短大への進学率は82.1%に達し1990年の33.0%と比較すると何と2.5倍の進学率になって居ます。

日本の大学・短大への進学率が同じく2006年の数字が52.3%でしかも過去最高だった事を考えると韓国の高歴インフレは想像以上で結果として「大学は出たけれど」と言う大変な就職難時代に陥って居ます。

そして大学ならびに大学院卒の中で正社員として企業に就職出来たのは2006年度の統計では49.2%と言うのですから2人に1人しか正式採用して貰えなかったと言う事になります。 併しこれは大企業の話で中小企業は22万人の人手不足でも大学や大学院卒は見向きもしないと言うのですから1993年代の日本と同じ現象が見られます。

「寄らば大樹の陰」と言う事で大企業を目指しそれ以外では役人になる事を望むと言うのですから困ったものです。 そしてこれは殆んど親の強い影響力によるのです。 親は「高収入と社会的地位が得られない様なところには就職するな」と言うのですから職にありつけない若者が最近特に増えて居るのです。

井上 出    (07/02/01受信)

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「平成19年2月2日: トヨタは世界NO.1の生産台数を目指す前に社内の見直しを!!」

トヨタの2006年度の利益予想は2兆2千億円と言われて居ます。 売上高ではなく利益が2兆円以上と言うのですから大変な利益を上げて居る事になります。

ところが名古屋国税局の税務調査を受け2004年3月期まで3年間に約60億円の申告漏れが指摘され重加算税を含め約20億円を追徴課税されたと言うニュ-スには失望しました。 海外の子会社に対し自動車部品を本来よりも安い単価で販売し本社の利益を圧縮して過少申告をして居たのです。

又広告宣伝費を実際に支払った額より5億円も多く計上したりと中小企業の守銭奴親父のやる様な姑息な事を平気でやって居るのですから信じられない話です。

このトヨタの下請け23社がベトナム人実習生に法定の最低賃金を払わず月給12万円と言う低賃金で働かせた上残業代は時給450円しか支払って居なかったと言う事が判明しました。 しかも逃げられない様にパスポ-トや預金通帳を取り上げた例もあったと言うのですから許せません。 この様な条件下で仕事をさせられて居る労働者が存在して居る事から最近のトヨタ車のリコ-ル続出がこんなところにも原因があると思われます。

部品メ-カ-を叩き安い労働者を使って膨大な利益を上げ続けて居るトヨタを世界に誇れる一流企業だと胸を張って言えるのでしょうか? トヨタのトップ連中に猛省を促したいと思います。

井上 出    (07/02/01受信)

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「平成19年2月1日: 偽ドルを国家主導で印刷して居る北朝鮮を米国は押え込めるか?」

六カ国協議が難航して居ますが米国は「兎に角偽ドルの製造を直ちに止める様に」と強く申し入れをして居ます。 併し偽札製造程美味しいビジネスは他にない事から北朝鮮としては今迄に掛けた印刷機器への投資金を回収すべく製造を継続して居る模様と報じられて居ます。 併し経済制裁を解除して貰う為には今迄の様な大量製造は止めるでしょうが恐らく継続的に製造は続けるであろうと思われて居ます。

世界各国が北朝鮮の偽ドル札製造に対し強く抗議して居ますが偽札造りは紙幣の誕生と共に始まって居り過去にも国が今回の北朝鮮の様に偽札造りに手を染めて居た事はあまり知られて居ません。

フランス皇帝ナポレオンはオ-ストリア紙幣の偽札製造を命令し実際に偽札は作られ流通しましたし第二次世界大戦中にはドイツのヒットラ-がナチス親衛隊に英国のポンド紙幣の偽造作戦を指示して居たのです。

偽札の大量流通は社会の安定を脅かす経済テロと言われて居りその国の経済を崩壊させる事も可能なのです。 日本円も外国で偽造されて居り海外では相当の額の円が現在も流通して居ると言われて居ますがその実態を日本政府は全く把握して居ません。

偽ドルについては現在世界中で流通して居る額は数百億ドルにも達すると言われる位世界各国で偽造され流通して居り北朝鮮の偽ドルはその中にあってあまり大きな数字ではないと言う専門家も居ます。

偽札を見破る方法は色々ありますがやはり通貨鑑別機によって選別するのが確実であり又スピ-ドも早いと言う事になるのですがその鑑別機の世界NO.1のメ-カ-は東京浅草橋にある松村テクノロジ-と言う会社なのです。

センサ-によってお札の紙質・模様・磁気などを読み取り一瞬で偽札をはじくと言う鑑別機については松村テクノロジ-製に追随するメ-カ-は他にないのです。

対応通貨は円・ドル・ユ-ロ・中国元他7種類で今までに2万数千台の鑑別機を出荷して居りその30%が海外の中央銀行や捜査機関向との事。 こんな分野にも世界NO.1が存在して居るのです。

井上 出    (07/02/01受信)

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「平成19年2月1日: 人口当たりコンビニエンス・ストア店舗密度世界一は?」

日本がコンビニエンス・ストアの店舗密度では世界一と思われる程沢山のコンビニが全国にありますが世界NO.1は何と台湾なのです。

自動販売機(煙草・飲料他)の普及率が低い台湾では何でもコンビニで買うと言う傾向がありその店舗数は一位のセブン・イレブンが4,400店舗第二位の全家(ファミリ-・マ-ト)が2,000店舗もあり全国合計では9,000店舗もあるのです。

台湾の街には屋台は欠かせないのですがその数が最近減少しコンビニが屋台に代って食事を提供し始めて居る事から今後更なる成長が見込まれて居ます。

イ-トインは屋台の機能を代替して居り又インタ-ネット無線接続はコンビニの新たな機能として若者に広く利用される様になって来て居る事から全家では次の目標は2009年2月迄に3,000店舗にすると言う事の様ですからコンビニ店舗密度世界一の地位は当分揺るぎないものと思われます。

井上 出    (07/02/01受信)

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「平成19年2月2日: 松根油」

戦争中は私は岩手県盛岡市に疎開して居ました。 父はカネボウの社員で中国の羊の牧場の場長として長期単身赴任して居ましたから殆んど母子家庭の様な暮しでした。 盛岡には母方の親戚が多く親戚の家を泊まり歩くのがその頃の私の楽しみでした。

当時(昭和19年)は盛岡にも空地が一杯あり良く遊んだ野原に一軒ポツンと工場がありました。 その工場の外には松の木の根が沢山転がって居たので何をして居るのだろうとのぞいてみたところその工場では松の根から油を抽出して居ました。

石油不足を解消する為に松の木の根から油を取り出しそれを飛行機エンジンの燃料にする為と知りました。 これが今注目されて居るエタノ-ルだったのです。

米国によって石油供給を止められた事から代替燃料を作る事に国としても補償金を出し各地にエタノ-ル生産工場を建設して居たのでした。 そして現実にエタノ-ルを10%混合した合成ガソリンがゼロ戦にも使用されて居たのです。

松の木の根だけではなく木くずからもエタノールは既に生産されて居たと言うのですから日本はエタノ-ル生産に関しては世界のパイオニアだったのです。 併し木材から油を抽出する技術開発はドイツが日本より早く日本はそのドイツから学んだと言う事の様です。

今電気自動車も注目されて居ますが私が中学から高校の間住んで居た神奈川県葉山には当時電気バスが走って居ました。 昭和24年に設立された葉山観光KKと言う会社が運行して居り木炭バスから電気バスに切り換えたと記憶しますがその後三浦交通KKと名前が変わった様です。

力が無くバッテリ-が上って終い途中でエンストしたりして色々問題があった様ですが今考えると画期的な試みで恐らく世界ではじめての電気バスではないかと思われます。 同じ路線を京浜急行のバスが走って居り結局は競争に敗れ消えましたがそんな事もありました。 何処からそんな先端技術が生れたのか大変興味のあるところです。 「必要は発明の母」と言いますが50年以上前に電気バスを開発した人達に脱帽です。

井上 出    (07/02/01受信)

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「平成19年2月2日: ホスピスについて」

現在日本では約160のホスピスがあります。 併しまだ歴史が浅く欧米のホスピスの様な高レベルのケアは望めません。 日本のホスピスの一番大きな遅れは精神面のケアで欧米では沢山のボランティアが患者の話し合い手になったり実際に医師に代ってその補助的な仕事の手伝いをして居ますし更に神父や牧師が患者や家族の悩みを聞き霊的な面で支えて居るのです。

無神論者の多い日本ではお坊さんがキリスト教の神父や牧師に代る事が出来れば良いのですがその様な動きは殆んど有りません。 併しこれからは神主さんやお坊さんがホスピスに於ける精神面のケアに積極的に取組んで貰いたいと願って居ます。

日本では末期患者に対しては身体中にチュ-ブを付け唯延命だけを目指す治療を行うケ-スが殆んどですがこれは改めなければならず人間として人生の最後をホスピスで過すと言う事が理想であると言う事を医療に携わる人達は認識して貰いたいと思います。

井上 出    (07/02/01受信)

イノさんの文箱 (2007/01/31)

「平成19年1月31日: トヨタに続く世界NO.1企業になれるかブリジストン?」

御承知の様に今年中に生産販売台数でGMを抜いて世界NO.1の自動車メ-カ-になる可能性が出て来たトヨタですがその自動車用のタイヤメ-カ-としてNO.1を目指すブリジストンが再生タイヤメ-カ-最大手のバンダグ(アイオワ州)を10億5千ドル(約1,280億円)で買収することになりました。

再生タイヤ等縁が無いと一般の人は考えて居ますが世界市場では需要が急拡大して居り、前述のバンダグ社は世界90ヶ国で再生タイヤを販売して居り2005年の売上高は何と9億2千百万ドル(約1,124億円)と言うのですから驚きます。

昔は再生タイヤは貼り付けたゴムが剥がれて事故になったりして敬遠されて居たのですが接着剤の改良と再生の技術の向上で新品タイヤと比べても遜色のないところ迄来て居り今後も欧米や新興国で需要は更に拡大する事間違いありません。

ブリジストンは1988年に米タイヤ大手のファイアストン社を約3300億円で買収し傘下に収めて居り一時フォ-ドとその品質問題で裁判にまでなった事件も乗り越え日米共増収増益を更新して居る事から世界のトップメ-カ-になる可能性は充分にあります。

このところSONYが元気がありませんが是非ブリジストンにはNO.1の地位を狙って貰いたいと願って居ます。

井上 出    (07/01/31受信)

Thursday, February 01, 2007

イノさんの文箱 (2007/01/30)

「平成19年1月30日: 冤罪について」

沢山の例を上げて北米で冤罪の多い事を御聞かせ頂きましたが日本でも警察が検挙率の高さを誇った戦前には無理遣り犯人としてでっち上げる様なケ-スが多かったと聞きます。 検挙率を上げる為に無実の人間を犯人にして終うと言う様な事が日常的に行われ拷問によって自白させ罪に服させると言う様なケ-スが多かったのです。 中国の文化大革命の時も数千万人の罪もない人達が殺害されたのですがその折の拷問が凄惨をきわめた事実は沢山の本で紹介されて居ます。

「SHALL WE DANCE?」と言う映画を大ヒットさせた周防正行監督の作品は米国でも大評判を得しかも最近その焼き直しの米国版が出てこれ又結構ヒットして居ると聞きます。

この監督は立教大学で映画制作の勉強をし良い先生に恵まれ「SHALL WE DANCE?」以前にも「シコ踏んじゃった」他ユニ-クな映画を世に出し連続ヒットさせて居ます。 奥さんは世界的に有名なバレリ-ナの草刈民代さんです。

「SHALL WE DANCE?」以来11年間も新しい作品を出して居なかったのには何か理由があったのだと思いますが今度久し振りに社会派映画「それでもボクはやってない」と言う痴漢の罪を着せられた若い男の話を撮りこれ又今大変な話題を呼んで居ます。

痴漢の場合日本では検挙されると無実を証明する為の証拠提出は大変難しいと言う事から有罪判決になるケ-スが殆んどとの事。 その辺のところをこの映画は鋭く突いて居るとの事なので近日中に映画館に足を運びたいと思って居ます。

冤罪の恐ろしさは本人にしか判りません、数日前にも強姦の罪で逮捕され有罪判決を受け服役し出所した男性が真犯人が出て来た事で再審そして補償請求をする事になったと言うニュ-スがありましたがお金を貰って済む事ではないのです。 またその男性の親や家族がどれだけ辛い思いをして来たかと言う事を考えると確固たる証拠がない限り「疑わしきは罰せず」がやはり裁判のベ-スであるべきだと思います。

併し現実には裁判になると99.9%が有罪判決になって終うと言うのですからこれは恐ろしい話で周防監督のこの一作が裁判の今後のあり方に影響を及ぼして欲しいと願って居ます。

井上 出    (07/01/30受信)

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「平成19年1月30日: 安部基治さんからのメ-ルについて」

私も「硫黄島からの手紙」を見て来ました。 新聞や雑誌では悲惨な場面が多いと書いて居ましたが正視するに忍びないと言う様な箇所はありませんでした。 食べる物も飲む物も無い地下壕の中では獣以下の事件が多発したと聞いて居りそんな知識を持っての観賞だった為驚く様な場面はありませんでした。

アメリカ映画と言う事でアメリカ人の側に立ったアメリカの行為を正当化する様な内容であろうと覚悟して居たのですがそんな感じは全くないばかりではなくむしろ日本人が作った映画ではないかと錯覚する場面がありました。

それは二人の日本兵が白旗を振って投降した後その見張り役を命令された米兵が面倒臭いとして日本人捕虜を射殺して終う場面でした。 アメリカ映画でありながらアメリカ兵のこの様な残虐行為を入れる等と言う発想は日本人には出来ません。 こんなところにアメリカ人の懐の深さを垣間見た思いがしました。

安部さんは戦争を客観的に見たり反省したりする事が日本人には出来て居ないし又第二次世界大戦は1928年6月の張作霖爆殺事件が始まりだと言う説を支持して居られますが私も同感です。 実際には敗北寸前であった日露戦争が日本国勝利と評価されて以来日本人は軍国主義の道を只管走り続け第二次世界大戦に破れたのだと思います。

併し日本が米国相手に戦いを起こした最大の原因はル-ズベルトによる挑発と陰謀だと私は確信します。 元オ-クランド・トリビュ-ン紙記者であったロバ-ト・B・スティネット氏の真珠湾の真実(ル-ズベルトの欺瞞の日々)を読めば日本がル-ズベルトに嵌められた事は明白でル-ズベルトこそは戦争責任者だと言わざるを得ません。

前述の真珠湾の真実(文芸春秋社刊 妹尾作太男訳)は是非多くの日本人に読んで貰いたいと思います。

いずれにしても二度と戦争を起さない事そして地球上から民族紛争や宗教戦争がなくなる事を神に祈りたいと思います。

井上 出    (07/01/30受信)