イノさんの文箱 (2007/02/27~28)
「利権で稼ぐ政治家は日米共通」
日本の特に地方出身の政治家は100%利権がらみで金を稼いで居る事は皆さん御承知の通りですがこれは日本だけではないのです。
米国のチェイニ-副大統領が今回日本を訪問しましたがこの男は今回のイラク戦争で荒稼ぎした事で有名でこの事は私も今迄何度か指摘した通りです。 イラクを食い物にして居るのです。
イラクを攻撃する事で米国軍事産業を広く潤しただけではなく政治献金と言う名目で上前をはねたばかりではなく破壊したイラクの復興を一手に引き受け更には派遣された米兵達の食料やその他の物資の供給までも押え大儲けしたのですから日本の貧乏代議士のやる事とはスケ-ルが違います。
暫く大きな戦争が無くて青息吐息だった米国の軍事産業はイラク戦争のお陰で今は我世の春を満喫して居りブッシュはじめ米国政府高官は多額の政治献金を貰って「ウハウハ」状態なのです。
しかも今回米国防総省の契約を監査する国防契約監督局(DCAA)によると昨年9月迄に支出したイラク復興費用のうち100億ドル(約1兆2千億円)以上が無駄遣いされて居た可能性があるとしてその調査結果が公表されたのです。
この無駄遣いの契約の最大手業者が当然の事ながらチェイニ-副大統領が最高経営者(CEO)を務めて居た米石油関連大手のハリバ-トン社の27億ドル(3,240億円)と言うのですから普通なら直ちに解任と言うところですが馬鹿ブッシュも同じ穴の狢ですから解任どころかそんな発表に対しコメントすらもしません。 一切無視を決め込んで居ます。
ハリバ-トン社が米兵に対する食糧供給や米軍が使用する燃料がらみで架空請求をしたり市場価格の何倍もの価格で請求したりした事は以前にも問題視された事があり私も何度か話題に取り上げましたが何時の間にか揉み消されて終いました。
戦争を食い物にして居るブッシュ政権に対する米国民の批判がもっと盛り上るべきですが何故か議会でもブッシュ弾劾の動きが出て来ません。 チェイニ-は悪知恵の発達した男ですから世論を押え込む為に色んな手を打って居る事間違いありません。
チェイニ-は一時体調を崩し引退説もあったのですが欲の皮が突っ張って居ますから辞められないのでしょう。 命を縮めてまでも金儲けをする人間の気持が我々庶民には到底理解出来ませんが金にはそれ程の強い魔力があるのでしょう。
それにしても米国一般市民と言うのは救い様のない低レベルの集団である事をベトナム戦に続くイラク戦を見て改めて感じました。 中曽根発言を又想い出しました。
井上 出 (07/02/27受信)
* * * * *
平成19年2月28日
「女性は貞節だと言うのは男の願望にすぎない」
イタリアの男は情熱的だと言われて居り又その通りなのですがそれではイタリアの女はどうかと言うとこれ又情熱的で多情なのです。 結果として女房族の不倫は花盛りなのです。
日本では昔は操を守る為に舌を噛み切る女性の話は沢山ありましたし大和撫子は貞節を尽すとして世界的に知られて居ましたが最近は家庭の主婦の浮気や不倫は驚く事ではなくなって終いました。 昔は姦通罪があって不倫が出来なかった事も女性の浮気にブレ-キを掛けて居たのでしょう。
一方イタリアでは昔から男も女も浮気が盛んで世界遺産の南イタリアにあるアルベロベッロにあるトウルッリと言う石造りの家には表と裏にドアがあり裏のドアは女房達が浮気相手の男を亭主が帰って来た時に逃がす為に使われて居たと言うのですから「男がする浮気なるものを女もして見んとす」と言う事だったと思われます。
去年はモ-ツアルト生誕250年と言う事で世界中でモ-ツアルトブ-ムが起きましたがそのモ-ツアルトの傑作の1つである「コジ・ファン・トゥッテ」の台詞の中に「貞節な女性・操を守って生きる女性なんてフェニックスと同じで皆話には聞いて居ても実際に会った事なんてありはしない」とある事からも昔から貞節な女性は居なかったと言う事なのでしょう。 モ-ツアルト自身の体験からもこんな台詞が出来たのでしょう。
定年退職を迎える日本の団塊世代の御亭主族も女房の浮気が発覚しても騒ぎ立てない様寛容の精神で臨まないと死水を取って貰えない様な事になりますぞ!!
井上 出 (07/02/27受信)
* * * * *
平成19年2月28日
「非核三原則は固持すべきか?」
北朝鮮が核を持った事で佐藤内閣時代に出来た非核三原則を見直そうと言う動きがこのところ国内では急激に出て来て居ます。 40年前に出来た非核三原則ですがその後イスラエル・インド・パキスタン中国・北朝鮮と米ソ以外の国々が核武装しており状況は大きく変わってきて居るのです。
米国の持つ核の傘の下で日本は核を持たずとも他国からの攻撃から身を守る事が出来ると信じて来た40年間ですが米国が日本を守る為に現実に問題発生時に動いて呉れると言う神話は過日の北朝鮮のミサイル発射の際の米軍の対応で疑問になって来ました。
従って核の脅威に対抗する為には日本も核を保有しなければならないと言う議論も充分理解出来ますし「持つ事に意味がある」と言う主張も一理あります。
日本は唯一の被爆国でその恐ろしさは充分知って居るにも拘らず核攻撃を受けた際に逃げ込むシェルタ-は皆無なのです。 欧州各国では全国的に核シェルタ-が整備されて居り米国でも富裕層は自前でシェルタ-を家に設けて居ます。 北欧のスイスでは全国民が避難する事が出来ると言われる程沢山のシェルタ-が既に設けられて居るのです。
核戦争が起きる可能性は高いのです。 そして一度始まれば世界中の核爆弾が触発され世界中が火の海になり地上の動植物は全滅して終うのです。 そうなれば大和民族は地上から消えバイキング時代が又到来する事間違いありません。 ノアの方舟は今度は核シェルタ-と言う事になります。
北朝鮮の核武装を契機に日本政府は核戦争に備えシェルタ-建設に大きな予算を組み即刻動き出す必要があるのです。 取敢えずは地下鉄や地下商店街の転用が考えられます。 マスメディアも芸能人のスキャンダルを追う前にシェルタ-設置の為のキャンペ-ンを直ちに開始しなければならないのです。
井上 出 (07/02/27受信)
* * * * *
平成19年2月28日
映画「誰も知らない」
私もこの映画は見ました。 母親は次々と男を変えその都度妊娠し子供を産むのですが母親としての子供に対する愛情よりも男に対する性欲の方が強いと言う現代の日本の若い女性の代表の様な母親を描いて居たと記憶します。 長男を演じた子役は演技力を評価されカンヌの映画祭で賞を貰ったはずです。
現代の日本の若い女性の代表と申し上げたのは最近日本ではあまりにも同じ様な事件が続くからです。 以前にも何度か御伝えした様にシングルマザ-が無職の住所不定の男と関係を持ちその男が家に入り込み子供を虐待しそれに母親までも加担し殺して終うと言う幼児殺しの事件が連続して居るからです。
自分の娘を河に投げ込んで殺害し併せて近所の男の子迄殺害した女の事件では娘には食事も充分に与えず男と遊び回って居り邪魔になって殺したと言う信じられない話でしたし一昨日の新聞で報道された両親と子供の寝て居る家に深夜火を付けて殺害した女のケ-スでは寝て居る親と子供の部屋に石油を撒いて火を付けその後玄関に鍵を掛けて焼き殺したと言う事件で夜遊びと金遣いの荒さを両親に咎められた事から自由に男と遊びたいと言う思いから起した事件でした。
動物でさえも自分の子供は命懸けで守ると言うのに自分の手で子供を殺す母親が後を絶たない日本は一体どうなって終ったのでしょうか? 公衆トイレ他で赤ん坊を産み落とし放置し死なせるケ-スも多い事から九州の病院では日本初の「子供のポスト」を設ける事になり今国内では賛否両論で沸騰して居ますがこんな事を考えないと生れて来た子供の命が守れないと言う実に嘆かわしい最近の日本です。
日本では初めてですがヨ-ロッパでは以前から「子供のポスト」は設けられて居り誰にも見られずに子供を病院に託す事が出来るのです。 そしてその子供は乳児院で育てられ里子に出され幸福な人生をおくる事が出来るのです。 私は賛成派です。
シングルマザ-が何処の馬の骨か判らない様な無職男を家に連れ込み自分の生んだ子供が邪魔だとして男と一緒になって虐待したり殺害する事件が何故こんなに続発するのでしょうか? 「操」などと言う言葉はもう死語になって終ったフリ-セックスの現代日本です。
井上 出 (07/02/28受信)