Thursday, February 14, 2008

初詣(イ)

平成20年2月14日

【正月の参拝者達の変化】

今年も信じられない早さで時間が流れもう2月も中旬で「光陰矢の如し」と言う諺を実感して居ます。 今頃になって正月の話を持ち出すのも年の所為かもしれませんがお正月に初詣に行かれなかった方も居られると思いますので昔と比較し大きく様変わりした点を御伝えしたいと思います。

私は東京は文京区にある護国寺そして鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮更に静岡県の三嶋大社と毎年三ヶ所回る様にして居ましたが今年は鶴ヶ岡八幡宮は都合で行けませんでした。

従ってお寺さんと神社各1ヶ所にお参りに行った訳ですが昔は目の保養になった娘さん達の晴着姿が殆んど見られなくなって終いました。 成人式となると今でも結構振袖姿の娘さんが見られますが初詣となると探すのに苦労する位少なくなりました。 当然の事ながら正月には街でも晴着姿を見掛ける事が希になって終いました。

初詣と言うと皆お札を頂いたり破魔矢を頂いたりして帰りには男共は破魔矢を襟首に挿し得意気に歩いて居たものですがそんな姿は皆無ですし破魔矢を買う人の数が激減して居ます。 観察してみると10人に1人か2人がお札かお守りを持って居る程度で破魔矢を持って居る人は実に少ないのです。

お賽銭も小銭ばかりでお札は数えるばかり。 不景気の影響は勿論あるでしょうが今の若い人達にとっては初詣と言うのは神に一年間の無病息災を願う為に行く場所ではなく見物気分で恋人同志でのぞくところになって居る様に思われます。 従って周辺の食物屋は大繁盛でした。

御承知の様に今日本では相変わらず占いブームですからおみくじを引く人は多いのですがこれが昔は凶が出ると近くの木に結んだ物ですが今は投げ捨てるのです。 従っておみくじ売場の周囲は捨てられたおみくじで地面が見えない位でした。ポイ捨てと言うマナ-の悪さはこんなところにも見られ悲しく思いました。

松飾を玄関にする家も少なくなりましたし日の丸の旗を掲揚する家庭も殆んどなくなりました。 人種の坩堝と言われる米国でさえもと言うかそんな米国だからと言うか米国では祝日の度に星条旗を殆んどの家が掲揚します。 こうして愛国心を育てるのですが日本では日教組に嗾けられた教師の一部が国旗掲揚に事ある度に反対し続けて居る有様でこれでは愛国心を子供達が持てる筈がありません。

正月の風物詩だった自動車の前に取り付けて居た松飾も全く見られなくなりましたが日本らしさが毎年消えて行く様な気がしてチョッピリ淋しくなりました。

井上  出

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