Tuesday, February 26, 2008

ヘッジファンドの配当

平成20年2月26日

【ヘッジファンドの高配当率について】

ジョージ・ソロスは今でも投資資金を集めて居ますが彼自身は最近はヘッジファンドの運用には殆んどタッチして居ません。 今は彼の名声に惚れて投資して来る人達の資金は他のヘッジファンドに丸投げして居るのが実情で配当率も大巾に下落して居ますがそれでも銀行金利の何倍にも回る訳ですから当分彼の引退はないでしょう。

投資金に対するリタ-ンが30%以上と言う数字は普通はあり得ないのですが各種ヘッジファンドは情報網を巡らせ所謂インサイダ-情報をベ-スに株の売買をして大きな利益を上げて居るのです。

厳密に言えばインサイダ-情報を利用しての株の売買は違法ですが中国のCHINA INVESTMENT CORP (CIC) の様に政府が所有し政府資金を運用して居る様なス-パ-ヘッジファンド等はその様な違法性など無視して輸出で稼いだ膨大な余剰外貨であるドルを上手に運用し時には70%等と言う信じられないリタ-ンを達成して居るのです。

輸出で荒稼ぎして居る中国ですが玩具問題に続いて今回の食品に付着した有毒物質問題でかなり輸出に影響が出ると思われますがCICが既に2,000億ドルの資金をフル活用して大儲けをして居ますから輸出の落ち込みを充分埋めて行くものと思われます。

中国に我々も見習って一日も早く9,500億ドルも溜め込んで居る資金を政府の一部門として投資会社を設立し上手に運用する必要があります。

井上  出

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