「医者の問題」
平成19年11月9日
カナダに住みついた人達は日本より住み易いし快適と言われます。 何よりも自然が一杯と言うのが魅力だと思います。冬が寒いのがチョット問題ですがその他には文句の付け様がないと私は思います。
従ってQさんが日本に戻られると知り驚いて居ます。御帰国の上は会ってその理由を御聞きしたいと思って居ますが多分病気治療が帰国決定の原因ではないかと想像して居ます。
医療体制とか医師のレベル問題となると我々には良く判りませんが何処にでも名医は居ますし米国にもレベルの低い医師は沢山居ると考えます。
以前にお伝えしたと思いますが私の古い友人で山王病院の理事長の他国際医療大学やその他あちこちで病院展開をして居る高木君によれば「医師の90%は碌な連中ではない」と言うのですから日本でも良い医師に巡り会うのは難しいと思います。
井上 出
* * * * *
平成19年11月9日
【東京モ-タ-ショ-の凋落】
2007年東京モ-タ-ショ-が10月26日から幕張メッセで開催されました。 今回は環境省エネ技術に加え走行性能やスポーツカ-の発表が目立ちましたが米国の三大メ-カ-の首脳は誰も顔を見せませんでした。
日本での米車の販売数量は相変らず伸びず日本市場にもう期待出来ないと言う事も原因でしょうが、中国は成長市場であり又米車の売上も伸び続けて居る事から北京や上海のモータ-ショ-には出席するが東京はスキップと言う事の様です。
私は10月初旬に上海で行われた動力伝導機器の展示会を見て来ましたが従来は中国メ-カ-が輸出目的で参加し殆んどのブ-スは中国メ-カ-によって占められて居ましたが今回は日本メ-カ-をはじめ欧米のメ-カ-が大きなブ-スを確保し中国の消費者を対象に展示をして居る事に驚きました。
何と言っても日本の10倍の人口の国でしかも全てが不足して居る事から市場は拡大の一途を辿って居り世界中のメ-カ-にとって中国以上の魅力的なマ-ケットはないのです。
井上 出
* * * * *
平成19年11月9日
【法曹界が牛耳る米国政界】
日本の代議士の中には弁護士資格を持つ議員は2%強にすぎないと言われて居ます。 代議士の事を米国では”LOW MAKER”と呼ぶ位ですから本来は代議士は法律の勉強をし法的知識を持って居る必要があるのですが日本の代議士は故金丸氏に代表される様に寝業師が多く法律に精通した議員は殆んど居ません。
一方米国では歴代の大統領も法曹界出身者が半分以上で上院の53%下院の何と80%が弁護士資格を持った人達なのです。 下院の80%と言う数字は高過ぎて何でも法律を盾に取って物事を進める傾向が強く血の通った政治とは程遠いと言う弊害もあります。 「LAW IS KING」と言う思想が根底にあるのです。
ビジネスの経験が少ないと言うのも問題でFLEXIBILITYが無く又外国事情に疎い人が殆んどと言うのも問題です。 兎に角自己主張が強く相手の立場を考えると言う事が出来ない連中が中心ですから世界中で軋轢が起きるのは当然の事なのです。
併し日本の様に法曹界出身者が数える程しか存在しないと言うのも問題であってタレント・落語家・俳優・アナウンサ-・プロレスラ-・スポ-ツ選手が一杯と言う日本の代議士構成は有権者のレベルの低さを示して居ます。
「先生と言われる程の馬鹿でなし」と言う様なレベルの代議士は退場して貰い選挙の度に米搗きバッタの様にペコペコしなければ当選しない様な事をなくす必要があります。
井上 出
* * * * *
平成19年11月9日
【ブッシュの仕掛けたイラクとアフガニスタン戦の無駄】
朝鮮戦争やベトナム戦争は民主主義を守ると言う大義名分がありましたが結局は民主主義の押し売りは沢山の犠牲者を生む結果となり得をしたのは米国の軍事産業だけでした。 そんな過去の痛い経験を無視し石油利権確保の為にブッシュとその取り巻きの石油業者達によって始められた対イラクならびにアフガニスタン戦は何時終息するか予想も出来ない状況です。 そしてブッシュの大統領としての任期が終る迄後1年間ズルズルと続いて行く事になります。
この米国史上最低の大統領ブッシュを支持し続ける米国人が現在も30%以上も居ると言う事実に中曽根さんではありませんが米国人のレベルの低さを改めて認識せざるを得ません。
貧乏人は医療費が高くて病院にも行けないと言う米国の医療制度の遅れはイラクとアフガニスタン戦に費した戦費を若しも充当して居れば日本同様国民皆保険制度を実現する事が出来たのです。
米議会予算局(CBO)が2017年度迄の戦費を集計し発表しましたがこれが何と総額2兆4千億ドル(約270兆円)と言うのですからいかに大変なお金が浪費されて居るかお判り頂けると思います。
そして米国軍事産業そしてチェイニ-副大統領がCEOを長く勤めて居た企業の様に戦争で食べて居る様な連中が我が世の春を謳歌して居るのです。
井上 出