平成19年12月12日
「心を騒がせるな!!」と言う神の教えについて 牧師の藤田昌孝さんがクリスチャンライフ2007/12/10号の中で表題の神の言葉との関連で早稲田大学教授の加藤諦三氏の著書を紹介して居られましたが現代社会の特に若者には「甘え」が蔓延して居る事を再認識しました。
一人子家庭で両親に甘やかされて育った子供達は会社に入って上司に注意されたり叱責を受けたりすると会社を辞めて終うケ-スが多いと言うのも「甘え」であり「嫌なら無理して居る事ないよ!!」と言う親の態度にも問題があります。
成人になる迄我慢をすると言う経験をした事のない若者が多いのです。
最近離婚が増えて居るのも「嫌になったら何時でも帰って来なさい」と言う親の姿勢が大きく影響して居ると私は思います。
自分では何の努力もせずに「こうされたい」・「こう思って貰いたい」と言う欲求が満たされないと不安になったり怒ったりすねたり時には相手を憎んだり恨んだりすると言うことになる訳ですがこれが心を騒がせると言う事で物欲も絡んで特に若い人はこんな気持を溜め込んでしばしば爆発する(キレル)事になると加藤先生は説いて居られると言うのですがその通りだと思います。
「自分が欲しい事を」先ず他人にしてあげる」と言うこれ又キリストの教えと併せ若い人達に機会ある度に自分を磨く事の大切さを伝えたいと思います。
井上 出
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平成19年12月12日
【テレビに毒されて居る日本】
日本の殆んどの家庭ではテレビを見ながらの食事と言うのが最近は一般的でこれが私達が育った子供時代にはどこの家庭でも見られた家族団欒と言う風景を奪って終って居ます。
特に親子の会話が極端に減りそれが子の親殺し、子の親殺しと言う昔は殆んどなかった様な悲惨な犯罪の引き金になって居る事は間違いなく私は食事の時位はテレビ無しで家族が揃って会話を楽しむ様習慣付けて貰いたいと願って居ます。
ところが居酒屋チェ-ンのつぼ八と言う和風レストランは約60店舗でテレビ付きの個室を導入し「自宅と同じ雰囲気で落ち着ける・テレビが付いて居ると会話がはずむ」として更にテレビ付きの個室を今後も増やして行くと言うのです。
偶に家族で外出し皆で一緒に食事をすると言うのにそこに何故テレビが必要なのか正直のところ私には理解出来ませんがテレビがなければ会話が成り立たないような家族関係では子供達の将来が思い遣られます。
実に嘆かわしいと思うのですが皆さんはどの様にお考えですか?
井上 出
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平成19年12月12日
【世界最大のピアノメ-カ-ヤマハの将来】
生産台数では世界最大のピアノメ-カ- ヤマハですが最近韓国や中国の新興メ-カ-に追い上げられており近い将来一位の座を失う可能性が出て来ました。
そんな中ヤマハはピアノ世界御三家の一社であるオ-ストリアのベ-ゼンドルファ-を買収する事で先月27日に合意したと発表しました。
残念ながら世界のクラッシク音楽の著名な演奏家の中にはヤマハを選ぶ人は殆んど居らず御三家の一角に食い込む事は出来ない為今回のベ-ゼンドルファ-社買収を選択したのです。
御三家と言うのは米スタインウェイ、独ベヒシュタインと前述のウィ-ンのベ-ゼンドルファ-の事でスタインウェイが米国に生産拠点を独逸から移した後品質面で変化が起きたと言われる様にやはりピアノは独逸かオ-ストリアで現地の技術者達によって作られた物でなければ従来の品質を保つのは難しい様に思われます。
地元オ-ストリアでは外資への身売りに批判的な意見も多いと言う事ですがヤマハは現地工場をそのまま継続使用する事と全従業員180名を解雇しないと言う事を誓約し今回の100%株式取得で合意したのです。
ベ-ゼンドルファ-は1828年にウィ-ンで創業した世界最古のピアノメ-カ-で恐らく現在は御三家の中でも最も高額のピアノを生産して居ると思われます。
因みに一台の価格は邦貨1,000万円以上で1台のピアノの生産には約1年半も掛るとの事。
現在の年間生産台数は約300台との事で年商40億円程の中企業で米系ファンドのサ-ベランスの傘下にあるとの事。
ヤマハはいくらで買収するか公表しませんがサ-ベランスの事ですからタップリ儲ける事でしょう。
併しヤマハの将来を考えた時ベ-ゼンドルファ-をグル-プに抱える事によって超高級市場へ参入出来ると共にその製造KNOW-HOWを習得する事で更なる発展が期待出来ると思われます。
井上 出