無駄な予備選挙

平成20年2月14日

アメリカの予備選挙は御指摘の様に国富の無駄遣いと私も考えます。　膨大な選挙資金と各候補者支援の為のボランティア活動に費やされる時間とエネルギ－は実に無駄な事だと思います。

更に同じ党内で争う事で予備選挙後に候補者達の間に蟠りが生じ党の運営上マイナスに働く可能性も高いと思われます。　

政策論そっちのけでお互いの過去を批判したりプライバシーにまで踏み込む最近の争いを見ると党が割れるのではないかと心配する場面もありますがどうなんでしょうか。

ドイツの元首相ウィリ－ブラントの母親が売春婦とは知りませんでしたがそんな親から生れても首相にまで登りつめる事が出来ると言うのは西欧では男女関係は日本と違ってオープンで何回結婚しようとあまり問題にしないのでしょう。　

シャンソン界の重鎮として世界的に有名なイディット・ピアフも貧しさから身体を売った事があるそうですがその彼女が死んだ時数千人のファンが弔問に訪れたと言うのですからキリスト教徒の多い欧米に於ける倫理観と言うのは私等には到底理解出来ません。

仏蘭西の大統領が記者団に不倫の結果子供迄出来た事を問われた折に「子供は居ますがそれが何かしましたか？」と逆に問い質したと言う記事を読んだ事がありますがその仏蘭西では私生児の割合が新生児の50％に達したと知り恋に寛大な仏蘭西を再認識しました。

井上　　出

追伸　　仏蘭西の平均以上に離婚率が高いと言われるオーストリアのウィ－ンでは3組に2組が離婚するとの事です。　当然の事ながら誰が子供の親か判らないと言う事が問題になるケースが多くなりますがそんな事からスザンヌ・ハース社は親子かどうか判る検査キットを４２０ユーロ（約７万円）で売り出し大当りして居るとの事。　私は「世も末じゃわい!!」と嘆くのですがこんな事が普通になって来て居るのです。

井上　　出