Wednesday, November 05, 2008

投資家の予見

平成20年11月5日

【米国の投資家ウォ-レン・バフェット氏は今回の金融恐慌を予測し警告して居た】

2003年2月にウォ-レン・バフェット氏は「デリバティブ(金融派生商品)は金融上の大量破壊兵器」であると自らが率いる米バ-クシャ-・ハザウェイ社の年次報告で指摘して居たと言うニュ-スが先日の日経「大機/小機」で紹介されて居ました。

やはり世界的に有名な投資家は違います。 ウォーレン・バフェット氏は前述の投資会社を1998年に買収した際にその関連会社の中にジェネラル・リ-証券と言うデリバティブ取引を行って居た会社があったのですがこの会社を清算して終ったと言うのです。

ウォーレン・バフェット氏は「本来デリバティブ取引はゼロサムゲ-ムの様なもので取引の一方が利益を出せば他方は損失を被る」と言うのです。 そしてデリバティブ取引を評価するに際しこれは「市場価格評価」ではなく「幻想価値価」だと喝破したのです。 そして事態は彼の予測通りに問題を次々と呼び遂に今日の世界的金融大恐慌を招いて終ったのです。

流石世界に知られる投資家だけの事はあると唯々感服した次第です。

井上 出

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