インドの小型車

平成20年2月12日

【一台28万円の小型車の登場】

インドのタタ自動車が先日ニューデリーで開催された自動車EXPOで10万ルピー（約28万円）と言う超安値の自動車を発表しました。　ラジオもエアコンも何も付いて居ない唯走るだけと言う自動車ですがそれにしても安く果して安全性はどうだろうかと心配になります。

インドの街でTAXIとして使われて居るのはオートリキシャ（自動三輪車）と呼ばれる車ですがこの新車が20万ルピ－（約56万円）ですからその半値です。　従ってこの新車「NANO」がオートリキシャに代って街中を走り回る事は間違いないと思われます。

発売は今年の9月とのタタ自動車の発表ですが安全性もさる事ながら果して採算が取れるのだろうかと言う疑問が残りますし又従来は中高所得者向であった自動車が低所得者層にまで広がる事で大気汚染が加速する事は間違いないと思います。

企業の社会的責任をインドの自動車メ－カ－に期待する方が無理かもしれませんが唯作って大量に売り利益を上げる事のみを追求す
ではなく地球汚染問題に想いを巡らせて欲しいと思うのですが無理の様です。

井上　　出