イノさんの文箱 (2007/06/29)
憲法改正問題について
賛否両論で世論は沸騰して居りいずれもその主張に一理あります。 聖路加国際病院理事長の日野原重明先生は明治生まれで現在95才と言う事で日中戦争から太平洋戦争まで青春時代の殆んどを戦火の中で過した経験からそして太平洋戦争で米軍によって東京都民を皆殺しにすべく行われた絨氈爆撃によって傷付いた沢山の人を聖路加病院で治療した時の地獄的な悲惨な体験から日本が軍隊を持つ事にどうしても同意出来ないと発言して居られます。 この気持は良く判ります。
併し日本には既に立派な軍隊が存在して居りしかも近代的兵器によって装備されて居り海外の紛争地帯に平和維持の為に派遣するところまで来て居ます。 憲法第9条で軍隊を持たないと規定してあっても現実には軍隊は存在し又その必要性を多くの日本人が認めて居る現実がある事を認識して頂く必要があります。
日野原先生は安倍内閣が米国と共存する為に自衛軍の名のもとに普通の軍隊を復活させようとして居るとしこれを阻止しなければならないと主張して居られますが自衛隊と普通の軍隊と何処が違うのでしょうか?
日本を再び戦争に引き入れる危険があるから憲法改正には反対だと言う先生の御意見は御自身の体験がベ-スになった感情論であってしからばどうやって日本を平和な国として他国の侵略から守るのか?と言う大事な視点が欠けて居ます。
私は今迄にも機会ある各に日本は米国の植民地と言う隷属的な地位から脱し独立国家として米国からの完全な独立が必要である事を唱え続けて来ましたが現状維持では米国に今回のグアムへの一部海外隊の移転費用の負担の様に事ある度に無理難題を吹き掛けられそれを御無理御尤もとして受け入れ米国に搾取され続けなければならないのです。
終戦後60年以上経過しても米国の基地が日本中に存在して居りその費用を「思い遣り予算」等と言う馬鹿気た名目で取られ基地内の日本人従業員の給料は勿論の事米兵家族の電気代・ガス代・水道代まで全額日本が払わされて居る現実を改める必要があります。
安全保障条約で米国は日本を外敵から守って呉れる等と言うのは全くの幻想で米国は日本を中国や北朝鮮そしてソ連から自国が攻撃された際の防波堤として位置付けて居り日本に存在する米軍は日本防衛の為にあるのではないのです。
ベトナム戦の折には日本の米軍基地から爆撃機が飛びイラク戦でも補給機他日本から発進して居る事からも日本駐留の米軍が日本防衛の為の軍隊ではない事を証明して居ます。 そんな軍隊を何故日本は支援し続けなければならないのでしょうか?
自国の軍隊を持たずにどうやって自国の安全を守る事が出来るでしょうか? もう米軍には日本から全面撤退して貰い自国の軍隊による自主防衛に切り替える時なのです。 昨日あたりから国会で騒いで居ますが日本上空を通過し米国本土に向うミサイルを日本が米軍に代って撃ち落す事が合法かどうかと言う議論は過日の北朝鮮のミサイルを探知出来なかった理由が迎撃ミサイルが日本上空に照準を合わせてあったからだった事実からも今更議論する様な議題ではないのです。 米国の植民地日本は米軍に遣り放題させるしかないのです。 厚木基地の夜間のTOUCH AND GOの訓練を住民の反対を無視して強硬する米軍にとっては植民地の人間の言う事等聞く耳を持たないのです。
井上 出 (07/06/29受信)
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平成19年6月29日
上海の百万長者フェア
先日もお伝えしましたが中国上海でもロシアのモスクワでも新興財閥とそのおこぼれを貰って億万長者になった人達のフェアが開催されましたが今日は上海で開催されたフェアの内容を詳しく御案内したいと思います。
(1) 入場料
600元(約9,600円)
(2) 開催日と場所
6月1日~3日迄上海展覧中心会場
(3) 展示品
高級車・宝飾品・高級携帯電話(宝石埋込み)・家具・ペット・高級戸建て住宅
(4) 目玉商品(?)
上海緑洲華園業による別荘「ビバリ-・オアシス・ガ-デン」1,500万元(2億4千万円)~2,700万元(4億3千万円)。 宝石で飾った携帯電話600万元(9千6百万円)
(5) その他の展示品
スタインウェイのピアノ・日本製アコヤ真珠やワニ皮バッグ。 「ブシュロン」「エンゾ」「コルロフ」等世界ブランド宝飾品に高価な結婚衣裳。 極め付きはジャガ-のコンセプトカ-「C-XF」
入場料1万円近くも払ってこんなフェアに沢山の中国人ミリオネア達が集まって来ると言うのですからこんな様子を月に200~300元(3,200~4,800円)しか収入を得られない地方の農民達が見たら百姓一揆が起きるのは間違いないと思います。
共産主義を標榜する中国政府はこんな動きをどの様に受け止めて居るのか聞いてみたいものです。 共産主義の中国は崩壊を始めて居ます。
井上 出 (07/06/29受信)