「ヒロシマの心」を世界に届けよう」
広島市長の秋葉忠利氏(64才)の英語が素晴しいと高く評価されていますがそれも道理で秋葉氏は東大数学科そして東大の大学院を卒業後 MIT (マサチュ-セッツ工科大学)で博士号を取得して居るのです。 その後タフツ大学で准教授を務めベ兵連の国際シンポジウムでは同時通訳をしたと言うのですからその英語力は私等逆立ちしても敵わないレベルなのです。
数学者としても有名で本来ならば大学で数学の研究をして世界の檜舞台で活躍して居る人なのです。 その様な高い能力と才能を持つ人が広島の市長として「ヒロシマの心」を世界に発信して居る理由は地球上から核兵器を駆逐し2度と広島の様な悲劇を繰り返させてはならないと言う強い信念を持って居るからなのです。
このところ知事をはじめ金に目の眩んだ首長による汚職の摘発が続いて居ますがこんな立派な市長も存在する事を誇りに思うと同時に国として大きな予算を組んで「ヒロシマの心」を世界中に届け核兵器を廃絶する為の活動に世界唯一の被爆国として政府ぐるみで取組んで欲しいと心から希望します。
罪も無い一般市民を大量虐殺しその後も後遺症で苦しんで居る沢山の人達の存在を今一度世界中に伝え核の恐ろしさを知らしめると共に米国政府に謝罪と補償を求める事を政府に要求します。
井上 出 (06/12/17)
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「子育てに成功した家庭」
児童精神科医で川崎医療福祉大学教授の佐々木正美と言う人がアメリカ テキサス州ダラスにあるティンバ-ロ-ン精神医学研究財団が実施した家族の健康に関する研究を参考に子育てに大事な家庭のありかたについてサインズと言う福音社発行の月刊誌に投稿されて居りそのレポ-トを大変興味深く読ませて貰いましたので皆様にも御紹介したいと思います。
子育てが成功したかどうかと言う判断は一定の基準にもとずいて下す訳にはいきませんからむしろ子育てが順調にいった家庭はどんな家庭かと言い直した方が良いかもしれません。 育てた子供が出世したとか事業に成功した等と言う事よりも家族が仲良く暮して居るかどうかと言う事の方が大事だと思いますがそんな基準で見た場合次の様な家族のありかたが大事だというのです。
(1) 両親(夫婦)の関係が良く充分にコミュニケ-ションが取れて居る事。
(2) 家族が広い範囲にわたって協力的である事。
(3) 両親と子供達の世界が明瞭で夫婦が自分たちの生活を大事にする事。
(4) 子供中心と言う考え方や習慣がない事。 あくまでも両親中心で物事を
進める事。
(5) 子供の発言は幼少期から大切にされて居り自由にものが言える雰囲気を
作る事。
(6) 子供の家庭内の物事についての決定権は小さくても両親から一方的に
否定したり自尊心を傷付けたりしない事。
(7) 親類縁者や近隣そして友人達とのコミュニケ-ションが豊かで人間関係に
問題のない事。
ご亭主の書斎はなくても子供に個室を与えて居る日本の殆んどの中流家庭では子供中心の生活が主流であり以上の条件の中一般家庭では果して1/2以上をクリア-出来るかどうか大変疑問です。
ニ-トやフリ-タ-が増え続けて居る日本ですが子ども中心の子供に唯甘い両親の家庭に原因のある事がこれで判明しました。 改めて子供部屋廃止を主張したいと思います。
井上 出 (06/12/17)
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「異常気象は警鐘」
CO2の増加が原因と言われる地球温暖化の進行は世界中で豪雨や強風そして竜巻又一方では旱魃被害を起して居ます。 エルニ-ニョ現象も頻繁に起きて居り魚類の成長にも悪影響が出ています。
強風でスタンレ-パ-クの大木が倒れたと御聞きしましたが東部の異常気象も含め地球温暖化は神様の人類に対する警鐘の様な気がします。 CO2の削減に発展途上国である中国やインドも例外とせず世界中の全ての国が真剣に取組まなければならない時だと私は考えます。
井上 出 (06/12/17)
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「イ-ストウッドの硫黄島の激戦映画について」
「FLAGS OF OUR FATHERS」と言う映画は日本語のタイトルも「父親たちの星条旗」と言う事で今回は平凡な題になって居ます。 苛烈な戦闘シ-ンには目を覆いたくなるとの事ですがこれは二部作になって居り硫黄島の激戦を日本側から描いた物が「硫黄島からの手紙」と言うタイトルで公開されました。
2作共日本での評判は概ね好意的で通常の米国の戦争映画は米国寄りになるところを反戦映画に仕上げてあるとの事です。 イ-ストウッドは反戦の意図でこの映画を撮ったと言われて居ます。
映画評論家の山根貞男氏は「この映画は多くの日本映画に見られる様に涙を感傷として流さず、悲しみを別の感情へ向わせる。 戦争は許せないと言う怒りへ!!」と論評して居ます。 私もこの二作是非見ようと思って居ます。
兵隊の会話が良く分らなかったとの事ですが私も一緒です。 それと現地では黒人の言葉も仲々理解出来ません。 北米の人達の英語もそうですがオ-ストラリアの田舎の人達の言葉となると半分も分りません。 時々電話がオ-ストラリアから入りますが用件は確認の為にメ-ルかFAXで流して欲しいと伝える事で私の英語の理解力不足をカバ-して居ます。 外国語は難しいですね。
井上 出 (06/12/17)
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「偶感」
「人を見たら師と思え」と言う井原隆一氏の物の見方・考え方ですが確かに「人を見たら泥棒と思え」等と言う事では世間を狭くして終うでしょうが昨今の日本の状況では泥棒と思って警戒した方が怪我せずに済むのではないかと考えるのは私だけではないと思います。 電話による各種の詐欺事件を見ると騙される人間が悪いとは言えないような気がします。
兎に角犯罪が多すぎます。 そして世界に誇った日本の警察の検挙率も低下の一途を辿っています。 警察官による犯罪の多発は警察官の質の低下を物語って居ます。
井上 出 (06/12/17)
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「アルツハイマ-(認知症)はもう怖くない」
100年前に発見されたアルツハイマ-病はその原因が良く判らず特効薬の開発が遅れて居ましたがハ-バ-ト大学の医学部をはじめ世界中で研究が進んで居り1~2年で治療薬が生れる事間違いありません。
アルツハイマ-病の原因は脳の中に蛋白質(アミロイドベ-タ)の固まりが発生し(老人斑)神経細胞を死滅させる為と判った事から新薬開発がこのところ急速に進んで来ました。
未だ日本では症状の進行を遅らせる為の薬としては1種類しか認可されて居ませんが米国では既に4種類の薬がFDA(日本の厚生省にあたる機関)の認可を取得し患者の症状によって使われて居ます。 併しこれは全て進行を遅らせる為の薬で治療薬ではありません。
ところがカナダのニュ-ロケム社が開発したトラミプロセ-トと言う新薬は進行を完全に止める効果があり今世界中から注目されて居ます。 未だ臨床実験中ですがアメリカとヨ-ロッパで1,000人以上の患者が実験に参加して居り結果は素晴しく2年後には市販される事になるとの事です。
先日NHKでこの新薬の臨床実験に参加して居る米国のバ-モント州の主婦ベティ ハ-ビ-さん(86才)の実験効果をレポ-トして居ましたが、御主人によれば以前は電話が掛って来てもメモも取れず困って居たものが今では記憶力も戻り冗談を頻発する迄に回復したとの事。 レポ-トの中でベティさんが新聞を読んで居る場面がありインタビュア-が「何を最初に読むのですか?」と質問したところ「死亡広告です。 先ず私が載って居ないかどうかチェックするのです。」等とジョ-クを飛ばして居ましたがそこまで回復して居るのに驚きました。
薬の他に脳の委縮した部分に特殊な遺伝子を埋め込む事で改善させると言う外科手術も開発され効果を上げて居ると言う事ですから「ピンピンコロリ」の人生を多くの人が享受できる時代が来る事間違いありません。 これで老人医療費の大幅な削減が出来ますし認知症の家族を持ち苦しんで居る人達の救済が可能になります。
井上 出 (06/12/17)
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「日本女性の社会進出加速」
従来は子供を育て上げた女性達が結婚前に身に付けた仕事に復帰すると言うケ-スが多かったのですが最近は幼児を保育所に預けて働く女性が増えました。 私自身は幼児期には母親は常に子供の側に居てやって欲しいと思うのですが御亭主の収入がそれを許さない事からこんな共働きが多くなって居ます。
先日御紹介した世界最大の家具メ-カ- イケアの船橋店では店舗の屋上階に保育所を設置し一時間300円の料金で従業員の子供達の面倒を見て居ると知りました。 保育所の看板にはスウェ-デン語で保育所と言う意味の"DAGIS"と言う文字が踊って居りその中はユッタリして沢山の遊戯具がある上母子共用のロッカ-も備え付けられて居る理想的な事業所内保育所でした。 しかも元旦を除き年中無休と言うのですから親にとっては有難い施設でイケアも従業員を確保する為に有効活用して居る様に思われました。 以上TVの特別番組からの情報です。
井上 出 (06/12/17)
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「実体験のない想像上の恨み」
「カナダこのごろ」に掲載された第二次世界大戦中の日系カナダ人に対するカナダ政府による迫害に関する文章読ませて頂きました。 カナダ連邦警察が強制移動に反対して居たと言う事を知り反日感情はカナダ全土に広がって居たのではなく一部の政治家の強い意志によって収容が行われたと知りました。
韓国や中国に根強く残って居る反日感情と反日行動も実体験した人達ではなく当時生れても居なかった若者達が中心になって行われて居ます。 カナダの三世や四世が親が受けた仕打ちに憤慨し補償請求運動を起したと言うのもスコットランド系プロテスタントとアイルランド系カトリック信者達の数百年にわたる争いも宗教戦争と言うよりも過去の恨みを晴らそうと言う行動なのでしょう。
ヨシ・タグチ博士は御両親の影響を強く受けて居られる事間違いないと思います。 絶えず感謝の気持を持って人生を生きられたとの事。 そのような御両親であったからこそタグチ博士の様な人格者が生れたのだと思います。 御承知の様に私は特定の宗教は持って居ませんが天空に大神様が居られると信じお天道様に恥じない毎日を過ごす事を心掛けて居ます。
井上 出 (06/12/17)