イノさんの文箱 (2006/12/25)
「細川さんに返事」
細川裕文さんからのメ-ルへの御返事遅くなりました。 年末で忘年会が結構あるところへ中学、高校そして大学の同窓会と続いた為仲々時間が作れませんでした。 私の年令になると祝い事より不祝儀が多くなり結婚式と違って御通夜に続いて葬儀と2日間に亘る為兎に角忙しくして居ます。 もう少し年を取れば年令を理由にあるいは健康を理由に欠席も出来るのですが70才ではそうもいかず重なると参ります。 親しい友人知人ならば欠席は出来ませんが結構御付き合いの浅い方の不祝儀があり時には失礼しようかとも思うのですがその方の生前のお姿を想い出すとそれもならず結局出席する事になるのです。
前置は程々に細川さんへの御返事をさせて頂きます。
(1) 自動改札
京都ではなく大阪から自動改札が始まったとの事ですが関西の人達の方が東京人より新しい流行に敏感だと何かで読んだ事がありますが再認識しました。 御紹介頂いた「英語で京都を案内出来ますか?」は読んでみますし「金鯱の夢」も早速購入します。 それにしても細川さんが如何に勉強家であるかと言う事とその旺盛な知識欲には脱帽です。 先着順採用、会議自由参加、出張者全員グリ-ン車の企業に関しては過日TVの特別番組で見ましたが人を直ぐにその学歴や反応によって簡単に評価する事の間違いを教えられました。
(2) オタク族
世間はオタク族を色眼鏡で見ますし私もその1人でした。 併し細川さんからオタク族について色々教えて頂いた事から偏見は弱くなりました。 過日NHKの特集でオタク族の生態を紹介して居ましたがディレクタ-が偏見を持って居たからと思うのですが陰湿な社交性のない自分の殻に閉籠もって暗い毎日を送る若者と言う様な印象を受けました。 世間に正しく評価して貰う為にオタク族の皆さんの知恵を集めてPRする必要がある様に思いますが如何ですか? 貴意御聞かせ下さい。
(3) 京都国際マンガミュ-ジアムでの紙芝居では昔のままに飴を買うことが出来るとの事ですが是非熨斗烏賊(のしいか)も加えて欲しいと思います。 そして飴も水飴を割箸を半分にした物に巻き付けた奴が良いですね。
歴史を子供達に楽しみながら学ばせる試みは大変大切な事だと思います。 人間は過去の歴史から沢山の事を学び過ちを繰り返さない様にしなければならない訳で紙芝居を使ってその目的に近付こうと言う細川さんの努力は高く評価させて頂きたいと思います。 是非研究を實らせて下さい。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「少子化問題について」
数日前に北朝鮮に移住した在日朝鮮人やその日本人妻が現地で悲惨な生活を強いられた問題を取り上げたドキュメンタリ-が放映されて居ましたが現地に到着しあまりの貧しさに日本に戻りたいと主張した男性が精神病院に放り込まれ傷め付けられ遂には狂人になって終ったと言う話がその妹で脱北に成功した女性によって話されて居ました。 人間の神経は大変脆いもので正常な人間を狂人にして終う事は可能であり実際に北朝鮮ではそんな形で発病した人が沢山居ると言う事でした。 又年間に300万人も幼児が餓死した年もあって今も幼児の餓死者が続き少子化問題は北朝鮮でも大きな問題になりつつあると言うのです。
お隣の韓国も少子化は進んで居り出生率は全国平均で1.00にまで下がって居ると言う発表がありました。 これは日本の中で一番出生率の低い東京と並ぶ低さです。 このところ日本では出生率が少し上昇し始めたと言う事で特に沖縄では1.72続いて福井と島根が1.50で続いて居ます。 前年からの上昇幅トップは岐阜で1.31から1.37へと上昇して居ます。 これは経済が活況を呈して居る事と関係があるからかも知れません。
兎に角子供が増えない事には国は滅びます。 政府も少子化対策と改めて真剣に取組んで貰いたいと願って居ます。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「米国の横暴を止める国なし」
今韓国と米国の間で米国産牛肉の輸入問題で小競り合いが続いて居ます。 先日牛肉の中に骨片が混入して居るのが見付かり韓国の検疫で不合格になったニュ-スがありましたが今度は米国産牛肉から基準値を超えるダイオキシンが検出された為その事で米韓の間でその検査結果について争われて居るのです。
私個人としては韓国の主張を支持したいと思います。 事実無根であるはずもなく脂肪1グラムあたり5ピコグラムを上限とする基準値を1.26ピコグラム超えた6.26ピコグラムと言う数字は正しいと思います。 従って輸入不許可は当然の事だと考えます。
ところが米国政府や米国食肉業界は検査結果について「多くの疑問がある」として報復関税の立法措置迄検討中というのですから許せません。 日本に対してもそうですが自分達の主張が通らないと直ぐに報復関税を課すると馬鹿の1つ覚えの様に振りかざす米国のやり方に反米感情は世界中に広がって居る事を米国政府はどの様に考えて居るのでしょう。 そして米国の横暴(横車)を止める事の出来る国はないのです。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「予備校、塾は法律で禁止すべし」
日本以上に進学熱の高い韓国では大部昔の事になりますが学校教師による家庭教師そして予備校経営を禁止した事があります。 ところが禁止令は長くは続かず又解禁になり今では日本以上にエンジェル係数(子供に掛ける家計費に占める教育費の比率)は高くなって居ます。 少子化は日本以上の韓国ですから親やその祖父母達は何とか一流大学に行かせたいと言う事で小学校から子供を塾に通わせたり家庭教師を付けたりして居ます。
日本でも学校で居眠りしても塾では一生懸命と言う子供が殆んどで最近では学校は卒業資格を取る為に通わせて居ると言う様な考えの親が増えて居ます。 学校側も予備校の先生を講師で呼んで特別のプログラムを組むと言うところまで出て来て居り大きな問題になって居ます。 教師のレベルの低下がこんな現象を生んで居るのです。
昔は東大は貧しくても優秀な学生が行ける大学で私の父も岐阜の美濃の山奥の村から祖父に連れられて北海道の十勝にある芽室と言う小さな村に開拓農民として移住しその小さな村の学校から東大に入学し学んだのですが最近は東大の学生の親の平均収入は私立の一流大学の親の収入を上回ると言う現象が起きて居ます。
金持でないと東大に入れないと言うのはどう言う事かと言うと金持でないと幼児期から家庭教師を付けたり一流予備校に通わせたり出来ないからだと言うのです。 神戸には東大医学部を目指す小学生の為の予備校までありその月謝が5万円と言うのですから驚きます。又埼玉県で200床規模の病院を経営して居る友人が居るのですが自分が私立医大出身なので一人息子は何としても東大医学部に入れたいとして家庭教師を何と4人も雇って子供の尻を叩いて居たと言うケ-スもあります。
前述の友人の息子の場合3人の家庭教師がそれぞれの科目を分担し毎日教えその後監督役の教師がその復習を担当したと言うのです。 そして遂に東大医学部に入学しましたがその息子は大学卒業し米国の大学に留学中に白血病で亡くなりました。 亡くなった後私の友人は「こんな事だったら好きな事をさせてやれば良かった」と後悔の念を語って居ましたがこんな風にして東大に入学する子供が多いのです。
世間の一般常識も遊びも知らずに親の強い意志の下入学の為の勉強に明け暮れた子供達は社会に出てから遊びを覚えたりお金の亡者になったりして問題を起すのです。 ノ-パンシャブシャブや役人達による汚職そして公私混同による公金横領事件等もこの延長線上にあるのです。
こんな折政府の教育再生会議の野依良治座長(ノ-ベル化学賞受賞者)が「塾の禁止」を繰り返し主張して居られると知り何とか野依氏の主張が政府への意見書に盛り込まれる事を願って居たのですが残念ながら第一次報告の原案には「塾の禁止」は盛り込まれませんでした。
野依氏は「塾は勉強の出来ない子が行く為には必要だが普通以上の学力の子供は塾に通う事を禁止すべきだ。 公教育を再生させる代わりに塾を禁止する必要がある」と再三にわたって強調されたとの事。 更に野依氏は「昔出来た事が何故今出来ないのか? 我々は塾に行かずにやって来た。 塾の商業政策に乗って居るのではないか。」と訴えて居られるとの事ですが教育を食い物にして巨大化して居る予備校のチェ-ン等は何等かの形で先ずは規制する必要があります。 それを第一歩として禁止にまで持込んで欲しいと願って居ます。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「恩賜の煙草」
阿部さんへのメ-ルを読ませて頂きました。その中で恩賜の煙草について語って居られますが軍歌にある歌詞は私も良く覚えて居ます。 私の好きな歌の一つです。
「恩賜の煙草を戴きて, 明日は死ぬぞと決めた夜は, 荒野の風もなまぐさく, ぐっと睨んだ敵空に,星がまたたく二つ三つ」この歌を歌う度に戦場の荒涼とした風景が映画の一場面の様に脳裏に浮ぶのは何故でしょうか?
この恩賜の煙草は私も実際に見た事がありますし私の記憶では戦後も皇居に勤労奉仕に出向いた人達そして褒章を受けた人達に副賞として与えられた様に思いますが今では完全に禁止になって居ます。 併し戦争中は恩賜の煙草を頂き感涙にむせび国の為に一身を捧げようと心を新たにした若者達が沢山居たのです。
勿論私も軍国少年として一日も早く成人し予科練に入り特攻隊の一員として国の為に死にたいと幼いながらも強く誓ったものです。 当時の教育によって洗脳された結果ではありますが善悪は別にして国民が同じ目的に向って一致団結したと言う事は凄い事でもうあの様に国民の気持が一つになると言う様な時代は来ないと思いますしあってはならないのですがそのエネルギ-は大変な物であった事を想い出しました。
井上 出 (06/12/25受信)
細川裕文さんからのメ-ルへの御返事遅くなりました。 年末で忘年会が結構あるところへ中学、高校そして大学の同窓会と続いた為仲々時間が作れませんでした。 私の年令になると祝い事より不祝儀が多くなり結婚式と違って御通夜に続いて葬儀と2日間に亘る為兎に角忙しくして居ます。 もう少し年を取れば年令を理由にあるいは健康を理由に欠席も出来るのですが70才ではそうもいかず重なると参ります。 親しい友人知人ならば欠席は出来ませんが結構御付き合いの浅い方の不祝儀があり時には失礼しようかとも思うのですがその方の生前のお姿を想い出すとそれもならず結局出席する事になるのです。
前置は程々に細川さんへの御返事をさせて頂きます。
(1) 自動改札
京都ではなく大阪から自動改札が始まったとの事ですが関西の人達の方が東京人より新しい流行に敏感だと何かで読んだ事がありますが再認識しました。 御紹介頂いた「英語で京都を案内出来ますか?」は読んでみますし「金鯱の夢」も早速購入します。 それにしても細川さんが如何に勉強家であるかと言う事とその旺盛な知識欲には脱帽です。 先着順採用、会議自由参加、出張者全員グリ-ン車の企業に関しては過日TVの特別番組で見ましたが人を直ぐにその学歴や反応によって簡単に評価する事の間違いを教えられました。
(2) オタク族
世間はオタク族を色眼鏡で見ますし私もその1人でした。 併し細川さんからオタク族について色々教えて頂いた事から偏見は弱くなりました。 過日NHKの特集でオタク族の生態を紹介して居ましたがディレクタ-が偏見を持って居たからと思うのですが陰湿な社交性のない自分の殻に閉籠もって暗い毎日を送る若者と言う様な印象を受けました。 世間に正しく評価して貰う為にオタク族の皆さんの知恵を集めてPRする必要がある様に思いますが如何ですか? 貴意御聞かせ下さい。
(3) 京都国際マンガミュ-ジアムでの紙芝居では昔のままに飴を買うことが出来るとの事ですが是非熨斗烏賊(のしいか)も加えて欲しいと思います。 そして飴も水飴を割箸を半分にした物に巻き付けた奴が良いですね。
歴史を子供達に楽しみながら学ばせる試みは大変大切な事だと思います。 人間は過去の歴史から沢山の事を学び過ちを繰り返さない様にしなければならない訳で紙芝居を使ってその目的に近付こうと言う細川さんの努力は高く評価させて頂きたいと思います。 是非研究を實らせて下さい。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「少子化問題について」
数日前に北朝鮮に移住した在日朝鮮人やその日本人妻が現地で悲惨な生活を強いられた問題を取り上げたドキュメンタリ-が放映されて居ましたが現地に到着しあまりの貧しさに日本に戻りたいと主張した男性が精神病院に放り込まれ傷め付けられ遂には狂人になって終ったと言う話がその妹で脱北に成功した女性によって話されて居ました。 人間の神経は大変脆いもので正常な人間を狂人にして終う事は可能であり実際に北朝鮮ではそんな形で発病した人が沢山居ると言う事でした。 又年間に300万人も幼児が餓死した年もあって今も幼児の餓死者が続き少子化問題は北朝鮮でも大きな問題になりつつあると言うのです。
お隣の韓国も少子化は進んで居り出生率は全国平均で1.00にまで下がって居ると言う発表がありました。 これは日本の中で一番出生率の低い東京と並ぶ低さです。 このところ日本では出生率が少し上昇し始めたと言う事で特に沖縄では1.72続いて福井と島根が1.50で続いて居ます。 前年からの上昇幅トップは岐阜で1.31から1.37へと上昇して居ます。 これは経済が活況を呈して居る事と関係があるからかも知れません。
兎に角子供が増えない事には国は滅びます。 政府も少子化対策と改めて真剣に取組んで貰いたいと願って居ます。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「米国の横暴を止める国なし」
今韓国と米国の間で米国産牛肉の輸入問題で小競り合いが続いて居ます。 先日牛肉の中に骨片が混入して居るのが見付かり韓国の検疫で不合格になったニュ-スがありましたが今度は米国産牛肉から基準値を超えるダイオキシンが検出された為その事で米韓の間でその検査結果について争われて居るのです。
私個人としては韓国の主張を支持したいと思います。 事実無根であるはずもなく脂肪1グラムあたり5ピコグラムを上限とする基準値を1.26ピコグラム超えた6.26ピコグラムと言う数字は正しいと思います。 従って輸入不許可は当然の事だと考えます。
ところが米国政府や米国食肉業界は検査結果について「多くの疑問がある」として報復関税の立法措置迄検討中というのですから許せません。 日本に対してもそうですが自分達の主張が通らないと直ぐに報復関税を課すると馬鹿の1つ覚えの様に振りかざす米国のやり方に反米感情は世界中に広がって居る事を米国政府はどの様に考えて居るのでしょう。 そして米国の横暴(横車)を止める事の出来る国はないのです。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「予備校、塾は法律で禁止すべし」
日本以上に進学熱の高い韓国では大部昔の事になりますが学校教師による家庭教師そして予備校経営を禁止した事があります。 ところが禁止令は長くは続かず又解禁になり今では日本以上にエンジェル係数(子供に掛ける家計費に占める教育費の比率)は高くなって居ます。 少子化は日本以上の韓国ですから親やその祖父母達は何とか一流大学に行かせたいと言う事で小学校から子供を塾に通わせたり家庭教師を付けたりして居ます。
日本でも学校で居眠りしても塾では一生懸命と言う子供が殆んどで最近では学校は卒業資格を取る為に通わせて居ると言う様な考えの親が増えて居ます。 学校側も予備校の先生を講師で呼んで特別のプログラムを組むと言うところまで出て来て居り大きな問題になって居ます。 教師のレベルの低下がこんな現象を生んで居るのです。
昔は東大は貧しくても優秀な学生が行ける大学で私の父も岐阜の美濃の山奥の村から祖父に連れられて北海道の十勝にある芽室と言う小さな村に開拓農民として移住しその小さな村の学校から東大に入学し学んだのですが最近は東大の学生の親の平均収入は私立の一流大学の親の収入を上回ると言う現象が起きて居ます。
金持でないと東大に入れないと言うのはどう言う事かと言うと金持でないと幼児期から家庭教師を付けたり一流予備校に通わせたり出来ないからだと言うのです。 神戸には東大医学部を目指す小学生の為の予備校までありその月謝が5万円と言うのですから驚きます。又埼玉県で200床規模の病院を経営して居る友人が居るのですが自分が私立医大出身なので一人息子は何としても東大医学部に入れたいとして家庭教師を何と4人も雇って子供の尻を叩いて居たと言うケ-スもあります。
前述の友人の息子の場合3人の家庭教師がそれぞれの科目を分担し毎日教えその後監督役の教師がその復習を担当したと言うのです。 そして遂に東大医学部に入学しましたがその息子は大学卒業し米国の大学に留学中に白血病で亡くなりました。 亡くなった後私の友人は「こんな事だったら好きな事をさせてやれば良かった」と後悔の念を語って居ましたがこんな風にして東大に入学する子供が多いのです。
世間の一般常識も遊びも知らずに親の強い意志の下入学の為の勉強に明け暮れた子供達は社会に出てから遊びを覚えたりお金の亡者になったりして問題を起すのです。 ノ-パンシャブシャブや役人達による汚職そして公私混同による公金横領事件等もこの延長線上にあるのです。
こんな折政府の教育再生会議の野依良治座長(ノ-ベル化学賞受賞者)が「塾の禁止」を繰り返し主張して居られると知り何とか野依氏の主張が政府への意見書に盛り込まれる事を願って居たのですが残念ながら第一次報告の原案には「塾の禁止」は盛り込まれませんでした。
野依氏は「塾は勉強の出来ない子が行く為には必要だが普通以上の学力の子供は塾に通う事を禁止すべきだ。 公教育を再生させる代わりに塾を禁止する必要がある」と再三にわたって強調されたとの事。 更に野依氏は「昔出来た事が何故今出来ないのか? 我々は塾に行かずにやって来た。 塾の商業政策に乗って居るのではないか。」と訴えて居られるとの事ですが教育を食い物にして巨大化して居る予備校のチェ-ン等は何等かの形で先ずは規制する必要があります。 それを第一歩として禁止にまで持込んで欲しいと願って居ます。
井上 出 (06/12/25受信)
* * * * *
「恩賜の煙草」
阿部さんへのメ-ルを読ませて頂きました。その中で恩賜の煙草について語って居られますが軍歌にある歌詞は私も良く覚えて居ます。 私の好きな歌の一つです。
「恩賜の煙草を戴きて, 明日は死ぬぞと決めた夜は, 荒野の風もなまぐさく, ぐっと睨んだ敵空に,星がまたたく二つ三つ」この歌を歌う度に戦場の荒涼とした風景が映画の一場面の様に脳裏に浮ぶのは何故でしょうか?
この恩賜の煙草は私も実際に見た事がありますし私の記憶では戦後も皇居に勤労奉仕に出向いた人達そして褒章を受けた人達に副賞として与えられた様に思いますが今では完全に禁止になって居ます。 併し戦争中は恩賜の煙草を頂き感涙にむせび国の為に一身を捧げようと心を新たにした若者達が沢山居たのです。
勿論私も軍国少年として一日も早く成人し予科練に入り特攻隊の一員として国の為に死にたいと幼いながらも強く誓ったものです。 当時の教育によって洗脳された結果ではありますが善悪は別にして国民が同じ目的に向って一致団結したと言う事は凄い事でもうあの様に国民の気持が一つになると言う様な時代は来ないと思いますしあってはならないのですがそのエネルギ-は大変な物であった事を想い出しました。
井上 出 (06/12/25受信)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home