Tuesday, November 20, 2007

イノさんの文箱 (2007/11/20)

平成19年11月20日

【ベトナムでは2人っ子政策が効果を上げて居ます】

中国の1人っ子政策を真似ベトナムでは2人っ子政策を実施して居ます。 ところが中国同様親は男の子が欲しいと言う事で女の赤ん坊は堕胎され男児と女児の比率が110対100になって居ると報じられて居ます。 確かに人口増を押さえ込む事には成功して居ますがこんな問題が起きて居るのです。

中国の都市部では更に状況は悪化し男女比率が120対100になって終い近い将来結婚相手が居ない男性が大量発生すると言うのです。 これは大きな社会問題であり又人口減少が急速に進行する可能性が出て来ました。

妊娠すると超音波で性別を見て貰い女の子だと堕胎して終うと言うのですから中国もベトナムも将来大きな人口問題を抱える事になります。

先日も御伝えしましたが中国の大都市では幼児の売買が広く行われて居り男児を求める人が圧倒的に多いと言うのですが男は家に残って親の面倒を見て呉れるが女は外に出て行く事から敬遠されて外国に貰われて行くケ-スが多いとの事です。

有人宇宙飛行に成功したとか月に衛星を打上げる事が出来たとして先進国の仲間入りを果したと大騒ぎをして居る中国ですが貧しいが為に子供を売らなければならない様な人達が存在する様な国を先進国とは言いません。

中国にとって今一番大事な事は地方農民の生活向上を図ると言う事であって軍拡や宇宙開発ではないのです。

井上  出

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平成19年11月20日

【ウジ虫で壊死を治療する】

私のオフィスは文京区にあるのですがこの文京区にバイオセラピーメディカルと言うベンチャ-企業があります。 この文京区には医療機器のメ-カ-や販売会社が沢山あるのですが、その殆んどは2代目3代目の経営で所謂老舗が多いのですが新しい企業も誕生して居り前述のバイオセラピーメディカルはその中の一社です。

この会社はウジ虫を使って糖尿病による足の壊死を治療する方法を開発し今度都ベンチャ-技術大賞を受賞したのです。

ウジ虫は腐った組織だけを溶かして吸収する性質がある事からその性質を利用して足の壊死などの治療法「マゴットセラピー」なるものを開発し飼育したウジ虫を販売すると共にウジ虫の保存・処分法・患者の副作用対策までをシステム化したと言うのです。

私がこの話を皆さんに御伝えしようと考え文章を書き始めたところに藤田昌孝牧師から同じ話題が提供されました。 そしてその内容はより具体的な物なので御紹介する事にしました。

平成19年5月1日付産経新聞に掲載されて居た記事との事で要点は下記の通りです。

(1) 岡山大の三井秀也医師(心臓血管外科)が「マゴットセラピー」によって9割の患者の足を切断から救った。

(2) 「マゴットセラピー」は英国では保険医療が認められて居て年間数百人がこの治療を受けて居る。

(3) 日本ではこの治療が全国27箇所で行われ「マゴットセラピー」治療件数は今迄約100例ある。

(4) 具体的には壊死した皮膚にヒロズキンバエの幼虫をガーゼと共に固定して行う。 この幼虫が腐敗した部分だけを食べ傷をきれいにする。 同時に幼虫の唾液に含まれる物質が微生物を殺し傷の回復を早める。

以上皆から疎まれるウジ虫が役立つと言う事を御伝えしその更なる普及を願いたいと思います。

井上  出

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