イノさんの文箱 (2007/01/30)
「平成19年1月30日: 冤罪について」
沢山の例を上げて北米で冤罪の多い事を御聞かせ頂きましたが日本でも警察が検挙率の高さを誇った戦前には無理遣り犯人としてでっち上げる様なケ-スが多かったと聞きます。 検挙率を上げる為に無実の人間を犯人にして終うと言う様な事が日常的に行われ拷問によって自白させ罪に服させると言う様なケ-スが多かったのです。 中国の文化大革命の時も数千万人の罪もない人達が殺害されたのですがその折の拷問が凄惨をきわめた事実は沢山の本で紹介されて居ます。
「SHALL WE DANCE?」と言う映画を大ヒットさせた周防正行監督の作品は米国でも大評判を得しかも最近その焼き直しの米国版が出てこれ又結構ヒットして居ると聞きます。
この監督は立教大学で映画制作の勉強をし良い先生に恵まれ「SHALL WE DANCE?」以前にも「シコ踏んじゃった」他ユニ-クな映画を世に出し連続ヒットさせて居ます。 奥さんは世界的に有名なバレリ-ナの草刈民代さんです。
「SHALL WE DANCE?」以来11年間も新しい作品を出して居なかったのには何か理由があったのだと思いますが今度久し振りに社会派映画「それでもボクはやってない」と言う痴漢の罪を着せられた若い男の話を撮りこれ又今大変な話題を呼んで居ます。
痴漢の場合日本では検挙されると無実を証明する為の証拠提出は大変難しいと言う事から有罪判決になるケ-スが殆んどとの事。 その辺のところをこの映画は鋭く突いて居るとの事なので近日中に映画館に足を運びたいと思って居ます。
冤罪の恐ろしさは本人にしか判りません、数日前にも強姦の罪で逮捕され有罪判決を受け服役し出所した男性が真犯人が出て来た事で再審そして補償請求をする事になったと言うニュ-スがありましたがお金を貰って済む事ではないのです。 またその男性の親や家族がどれだけ辛い思いをして来たかと言う事を考えると確固たる証拠がない限り「疑わしきは罰せず」がやはり裁判のベ-スであるべきだと思います。
併し現実には裁判になると99.9%が有罪判決になって終うと言うのですからこれは恐ろしい話で周防監督のこの一作が裁判の今後のあり方に影響を及ぼして欲しいと願って居ます。
井上 出 (07/01/30受信)
* * * * *
「平成19年1月30日: 安部基治さんからのメ-ルについて」
私も「硫黄島からの手紙」を見て来ました。 新聞や雑誌では悲惨な場面が多いと書いて居ましたが正視するに忍びないと言う様な箇所はありませんでした。 食べる物も飲む物も無い地下壕の中では獣以下の事件が多発したと聞いて居りそんな知識を持っての観賞だった為驚く様な場面はありませんでした。
アメリカ映画と言う事でアメリカ人の側に立ったアメリカの行為を正当化する様な内容であろうと覚悟して居たのですがそんな感じは全くないばかりではなくむしろ日本人が作った映画ではないかと錯覚する場面がありました。
それは二人の日本兵が白旗を振って投降した後その見張り役を命令された米兵が面倒臭いとして日本人捕虜を射殺して終う場面でした。 アメリカ映画でありながらアメリカ兵のこの様な残虐行為を入れる等と言う発想は日本人には出来ません。 こんなところにアメリカ人の懐の深さを垣間見た思いがしました。
安部さんは戦争を客観的に見たり反省したりする事が日本人には出来て居ないし又第二次世界大戦は1928年6月の張作霖爆殺事件が始まりだと言う説を支持して居られますが私も同感です。 実際には敗北寸前であった日露戦争が日本国勝利と評価されて以来日本人は軍国主義の道を只管走り続け第二次世界大戦に破れたのだと思います。
併し日本が米国相手に戦いを起こした最大の原因はル-ズベルトによる挑発と陰謀だと私は確信します。 元オ-クランド・トリビュ-ン紙記者であったロバ-ト・B・スティネット氏の真珠湾の真実(ル-ズベルトの欺瞞の日々)を読めば日本がル-ズベルトに嵌められた事は明白でル-ズベルトこそは戦争責任者だと言わざるを得ません。
前述の真珠湾の真実(文芸春秋社刊 妹尾作太男訳)は是非多くの日本人に読んで貰いたいと思います。
いずれにしても二度と戦争を起さない事そして地球上から民族紛争や宗教戦争がなくなる事を神に祈りたいと思います。
井上 出 (07/01/30受信)
沢山の例を上げて北米で冤罪の多い事を御聞かせ頂きましたが日本でも警察が検挙率の高さを誇った戦前には無理遣り犯人としてでっち上げる様なケ-スが多かったと聞きます。 検挙率を上げる為に無実の人間を犯人にして終うと言う様な事が日常的に行われ拷問によって自白させ罪に服させると言う様なケ-スが多かったのです。 中国の文化大革命の時も数千万人の罪もない人達が殺害されたのですがその折の拷問が凄惨をきわめた事実は沢山の本で紹介されて居ます。
「SHALL WE DANCE?」と言う映画を大ヒットさせた周防正行監督の作品は米国でも大評判を得しかも最近その焼き直しの米国版が出てこれ又結構ヒットして居ると聞きます。
この監督は立教大学で映画制作の勉強をし良い先生に恵まれ「SHALL WE DANCE?」以前にも「シコ踏んじゃった」他ユニ-クな映画を世に出し連続ヒットさせて居ます。 奥さんは世界的に有名なバレリ-ナの草刈民代さんです。
「SHALL WE DANCE?」以来11年間も新しい作品を出して居なかったのには何か理由があったのだと思いますが今度久し振りに社会派映画「それでもボクはやってない」と言う痴漢の罪を着せられた若い男の話を撮りこれ又今大変な話題を呼んで居ます。
痴漢の場合日本では検挙されると無実を証明する為の証拠提出は大変難しいと言う事から有罪判決になるケ-スが殆んどとの事。 その辺のところをこの映画は鋭く突いて居るとの事なので近日中に映画館に足を運びたいと思って居ます。
冤罪の恐ろしさは本人にしか判りません、数日前にも強姦の罪で逮捕され有罪判決を受け服役し出所した男性が真犯人が出て来た事で再審そして補償請求をする事になったと言うニュ-スがありましたがお金を貰って済む事ではないのです。 またその男性の親や家族がどれだけ辛い思いをして来たかと言う事を考えると確固たる証拠がない限り「疑わしきは罰せず」がやはり裁判のベ-スであるべきだと思います。
併し現実には裁判になると99.9%が有罪判決になって終うと言うのですからこれは恐ろしい話で周防監督のこの一作が裁判の今後のあり方に影響を及ぼして欲しいと願って居ます。
井上 出 (07/01/30受信)
* * * * *
「平成19年1月30日: 安部基治さんからのメ-ルについて」
私も「硫黄島からの手紙」を見て来ました。 新聞や雑誌では悲惨な場面が多いと書いて居ましたが正視するに忍びないと言う様な箇所はありませんでした。 食べる物も飲む物も無い地下壕の中では獣以下の事件が多発したと聞いて居りそんな知識を持っての観賞だった為驚く様な場面はありませんでした。
アメリカ映画と言う事でアメリカ人の側に立ったアメリカの行為を正当化する様な内容であろうと覚悟して居たのですがそんな感じは全くないばかりではなくむしろ日本人が作った映画ではないかと錯覚する場面がありました。
それは二人の日本兵が白旗を振って投降した後その見張り役を命令された米兵が面倒臭いとして日本人捕虜を射殺して終う場面でした。 アメリカ映画でありながらアメリカ兵のこの様な残虐行為を入れる等と言う発想は日本人には出来ません。 こんなところにアメリカ人の懐の深さを垣間見た思いがしました。
安部さんは戦争を客観的に見たり反省したりする事が日本人には出来て居ないし又第二次世界大戦は1928年6月の張作霖爆殺事件が始まりだと言う説を支持して居られますが私も同感です。 実際には敗北寸前であった日露戦争が日本国勝利と評価されて以来日本人は軍国主義の道を只管走り続け第二次世界大戦に破れたのだと思います。
併し日本が米国相手に戦いを起こした最大の原因はル-ズベルトによる挑発と陰謀だと私は確信します。 元オ-クランド・トリビュ-ン紙記者であったロバ-ト・B・スティネット氏の真珠湾の真実(ル-ズベルトの欺瞞の日々)を読めば日本がル-ズベルトに嵌められた事は明白でル-ズベルトこそは戦争責任者だと言わざるを得ません。
前述の真珠湾の真実(文芸春秋社刊 妹尾作太男訳)は是非多くの日本人に読んで貰いたいと思います。
いずれにしても二度と戦争を起さない事そして地球上から民族紛争や宗教戦争がなくなる事を神に祈りたいと思います。
井上 出 (07/01/30受信)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home