Wednesday, February 21, 2007

イノさんの文箱 (2007/02/20)

平成19年2月21日

「二重国籍問題」

毎年20万人の外国人がカナダに移住して来て居るとの事ですが10年で200万人にもなる訳でこれは大変な数字ですね。 カナダには既に611万人の移民が住み付いて居ますから10年後には800万人を超え全人口の27%に達する訳で移民法を改正し条件を厳しくしないと福祉関係の予算倍増が必要になるのではないかと心配して居ます。 特に医療費に関しては北欧諸国は別として他の先進国の中で全額国が負担して呉れる国はカナダ以外にはないと思いますので移民の増加は治安の面からも医療そして教育の面からも今後カナダにとって大きな問題の種になると思います。

日本でも二重国籍を持つ人が増え始めました。 国際結婚が急増して居る事も大きな原因ですが加えて定年後外国に居住する道を選んだ人達が現地の市民権や国籍を取得した後も日本国籍を捨てない事もあります。

昔は米国国籍を取得した者は20才になった時点で日本か米国かどちらかの国籍を選択する必要がある等と言われて居ましたが現実には二重国籍のままと言う人が殆んどです。

御承知の様に私の姉はミシガンステ-トユニバ-シティを卒業した後カリフォルニアのパラアルトに国際結婚した相手と永住して居ますが今でも日本の国籍は持って居ます。 子供が2人居りそれぞれ既に家庭を持って居ますがこの2人は日本国籍は持って居ませんし取る意志もない様です。

カナダでは三重国籍の人も珍しくないとの事、やがては日本もそうなる事でしょう。 少子化は今後も進行すると思われますから若者は外国から移住して来て貰って現役2人で老人1人を支えなければならない様な状況を改善しなければ年寄が老後を安心して暮す事等出来なくなります。

米国が人種の坩堝でカナダがモザイクとなると将来の日本は差詰キルトでしょうか? いずれにしてもいずれはヨ-ロッパの様に国境が無くなり日本も外国人で一杯になる時代が来るかもしれませんね。

井上 出    (07/02/20受信)

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平成19年2月21日

「若い男の弱体化急進中」

我々の時代にはバンカラが男のシンボルで着る物や履物に洒落っ気を出す等男の風上にも置けない軟派として男仲間からは蔑まれたものですが最近は脱毛したり顔パックをしたりオ-デコロンを身体中に振り掛ける若い男が急増中と言うのですから我々には信じられない話です。 男専門のエステティックサロンまで登場しそれが繁盛して居る等と聞くと情けなくなります。

そんな折下着メ-カ-各社が男性用下着の機能やデザインを変え若い男共の心を捕えようと躍起になって居ると言う新聞記事を見ましたがその中にウエストやヒップラインが気になる人達の為の下着だとかお尻を持ち上げる為のガ-ドルもあると知ってもはや世も末じゃわいと嘆いて居ます。

新宿の伊勢丹メンズ館には男の下着で豹柄のセクシ-系からハ-トがモチ-フの可愛い系までしかもカラフルな物で一杯と言うのですから信じられません。 そしてそれが良く売れて居ると言うのですからいよいよ若い男は女性の愛玩物になり下がったと言う事の様です。

新宿にある「愛」と言うホストクラブは銀座の一般的なナイト・クラブ(男性対象の従来のクラブ)以上のチャ-ジであるにも拘らず大盛況と言う事で売れっ子のホストになると月に数百万円の収入を稼ぐ者はザラに居ると言うのですから女が男を買う時代になって来て居るのかもしれません。

事業で成功する強い女性の続出が一方で男の弱体化に拍車を掛けて居ると言う現実に昭和生まれの明治育ちは目を白黒させて居ます。

井上 出    (07/02/20受信)

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平成19年2月21日

「干支では豚年の今年ですが何故日本だけ猪なのか?」

東南アジア諸国では今年は豚年であるにも拘らず日本だけが何故猪年なのか知って居る人が居られたら教えて頂きたいと1月24日のメ-ルで皆さんに問い掛けたのですがそれに回答を呉れたのが私が学んだ盛岡にある岩手女子師範学校附属小学校の仲間だった高橋吉正君でした。

高橋君はコマツ在職中には世界の主要国の駐在員として世界中を飛び回って居た事でもあり言葉も数ヶ国語に通じ定年退職した今も翻訳の仕事で時には徹夜まですると言う剛の者で同じ70才とは思えない程元気な男です。

その彼が実に明快に私の質問に答えて呉れました。 「要するに豚というのは猪を家畜化した動物で日本に中国から韓国を通って伝わって来た干支が日本で広く取り入れられた時期には日本では未だ猪の家畜化は行われて居なかったから」と言うのです。

実は先週の土曜日に前述の小学校の同窓会「山吹会」がありその折に高橋君から回答を貰った次第です。 彼も シゲさん・イノさん のブログを読んで呉れていてメ-ルではなく口頭で回答を呉れました。

以上高橋説を御披露しました。

井上 出    (07/02/20受信)

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