イノさんの文箱 (2007/06/19)
平成19年6月14日
掛川の上野正道さんからの御便りについて
71才との事で私と同年と思われます。 何時迄も仕事をする事に多少戸惑いを覚えて居られるとの事ですがそんな事に拘らず御仕事をお続け頂きたいと思います。 私は80才迄は現役を続けようと考えて居ます。 毎日が日曜日と言う生活もそれはそれで楽しいと思いますが忙しい毎日を過し週末に休みリフレッシュすると言う喜びも捨て難いと思います。
物造りの世界もマニュアルが巾を利かせ機械にプログラムをセットすれば終りと言うのでは上野さんが言われる様に技術立国に生きる道を見付けなければならない日本の将来が心配です。 世界技能オリンピックで常にトップを占めて居た日本もこのところ韓国や他の発展途上国にトップの座を譲らなければならない様な事になって居り問題です。
東京の大田区の小さな町工場それも2~3人でやって居る様な零細工場に今でも職人芸を誇る人達が居ますがこれも後継者が居らずその技術を継承して呉れる若者が居ない事から皆頭を抱えて居ると聞きます。 政府も日本の将来の為に優れた職人達が経済的に恵まれる様な技術振興政策を立案し支援の手を伸ばして欲しいと願って居ます。
中国各地で暴動が起きて居ます。 上野さん御指摘の河南省での学生による暴動は氷山の一角で数日前にも化学工場建設に地元民が反対に立上り暴徒化し当局もその数の多さに押え切れず遂に化学工場建設を中断する事になりました。
兎に角政府の上層部から下っ端役人に至るまで袖の下を要求するのですから救いがありません。 そして都市部と農村地帯との所得格差は広がり農民の不満は益々募り政府批判は強まる一方です。 私は将来中国全土で百姓一揆が起きる可能性は大きいと思って居ます。
私はエジプトには行った事がありません。 イスラエルから寝装具を輸入し大塚家具さんで販売して頂いて居るのですがその原料はエジプトの綿で世界NO.1の品質と認識して居ます。 お茶と同じで綿花でも最初の手摘みのものが品質が良いと言う事の様ですが何故エジプトの綿が品質が良いのかは謎です。 インドの綿花扱い業者最大手の会社を経営して居るMR. VINOD AHUJAは友人ですが彼もこの質問に対しては気候条件が綿花栽培に適して居るからであろうと言う回答しか呉れませんでした。
建設機械等全く存在しない時代に巨大な石の造形物を作ったエジプトの技術には驚きますが実際に上野さんは見て触れて来られたのですから更なる感動があった事でしょう。 私も一度訪問してみたいと思って居ます。
御子息がフィリピンで御活躍との事ですが私は昔フィリピンに住友金属の鋼材を随分輸出しました。 私のコンパドレ(親友)がMR. CRISPIN C. DYと言い彼はマルコス時代の政商で私もそのお零れに与った事もあり度々訪問した国です。 彼の息子は青年会議所の世界の会頭を務めた事があり今でも親しくして居ます。
悪い連中も結構居ますが皆フレンドリーで心優しい人達で私は大好きな国です。 フィリピン女性は看護婦としては世界中で高い評価を得て居ます。 病んだ人・ハンディキャップのある人・老人に対してとても心から優しく接して呉れる上にクリスチャンが多い事から常に他人を想い遣る事が出来るのでしょう。
このグローバル時代に御子息のお嫁さんが日本人女性の必要はないのではないでしょうか? 最近の日本女性は両親との同居を拒否しそれを結婚の条件にしたりしますがそんな連中よりはるかに格上である事をお伝えしたいと思います。
井上 出 (07/06/19受信)
* * * * *
平成19年6月15日
労働生産性の低い日本
先進7ヶ国中労働生産性が最も低い日本は11年間連続で最下位の地位にあると各紙が報じて居ました。
社会経済生産性本部が各国の労働生産性を比較した統計によるとOECD加盟国30ヶ国中日本は何と19位で主要先進7ヶ国中最下位になって居るのです。
この数字に対し経済界からホワイト・カラーの働き方の改善を求める声が強まって居り日本政府も4月末に生産性アップを目指す新計画を打ち出したのですが果して効果があるだろうかとなると大変疑問なのです。
一時は残業代稼ぎの為の残業が盛んでしたが最近はマイホーム主義者が増えて居るのです。 その理由は会社が交際費の支払いに対し厳しくなり会社の金で飲み食い出来なくなった為と言うのですから情けない話です。 結果として銀座でも飲み屋廃業が続いて居ます。
私の古い友人で都内で高級中華料理店「維新號」を4店舗経営して居る男が居るのですが彼が「日本人は自分のお金で食事をしないんですね」と言う疑問と言うかボヤキと言うかそんな発言をバブルが弾けた後にして居た事を想い出しましたが接待が仕事の一部と言う日本が交際費が絞られた事で今様変わりして居るのです。
お客が来れば近くの喫茶店に誘いゴルフや野球の話に無駄な時間を過すと言う日本の悪い習慣を絶たない限り労働生産性は上らないと私は考えて居ます。
井上 出 (07/06/19受信)
* * * * *
平成19年6月15日
米国に食い荒される植民地日本
先日も取り上げましたが米国再編に伴い移設に必要な費用を日本に負担させようと米国は日本政府に圧力を掛け続けて居ます。
沖縄に居る米海兵隊のグアムへの移転や普天間飛行場の移設に掛る費用の当初は7割を負担しろと要求して居たのですが日本の世論も考慮して6割を日本政府に負担させる事になりました。
司令部庁舎や隊舎それに加えて米軍人用の住宅迄日本側で作ると言うのですから世界中探してもこんな負担を諾々と受け入れる国は他にはありません。 他国の領土(グアム)にその国(米国)の基地を作る資金を被支配国(日本)が負担する等と言う話は聞いた事もありません。 こんな事が通用するのは日本が米国の植民地だからなのです。
しかも米国はグアムでの基地建設費は米国に比較し2.64倍掛るとしてその費用の6割を日本に支払う様要求して来て居るのです。 何故2.64倍も掛るかという説明には①インフラが乏しい②労働力の調達が難しい③台風が多い④毒蛇が居る事だと言うのですがこんな子供騙しの様な説明で最終的に日本側に全費用を負担させようとして居るのです。
これに対し日本政府は抗議もせず御無理御尤もとして受け入れると言うのですから何を考えて居るのでしょうか? 石原都知事が言う様に日本政府は米国に対し「NO」が言えないのです。
米国の植民地から独立し名実共に独立国となる為に日本はこれからどうすれば良いのか真剣に考える必要がありマスメディアも芸能人のお尻ばかり追い掛けず偶には日本の将来を考える方向に世論を導いて貰いたいと思うのですが無理でしょうか?
井上 出 (07/06/19受信)
掛川の上野正道さんからの御便りについて
71才との事で私と同年と思われます。 何時迄も仕事をする事に多少戸惑いを覚えて居られるとの事ですがそんな事に拘らず御仕事をお続け頂きたいと思います。 私は80才迄は現役を続けようと考えて居ます。 毎日が日曜日と言う生活もそれはそれで楽しいと思いますが忙しい毎日を過し週末に休みリフレッシュすると言う喜びも捨て難いと思います。
物造りの世界もマニュアルが巾を利かせ機械にプログラムをセットすれば終りと言うのでは上野さんが言われる様に技術立国に生きる道を見付けなければならない日本の将来が心配です。 世界技能オリンピックで常にトップを占めて居た日本もこのところ韓国や他の発展途上国にトップの座を譲らなければならない様な事になって居り問題です。
東京の大田区の小さな町工場それも2~3人でやって居る様な零細工場に今でも職人芸を誇る人達が居ますがこれも後継者が居らずその技術を継承して呉れる若者が居ない事から皆頭を抱えて居ると聞きます。 政府も日本の将来の為に優れた職人達が経済的に恵まれる様な技術振興政策を立案し支援の手を伸ばして欲しいと願って居ます。
中国各地で暴動が起きて居ます。 上野さん御指摘の河南省での学生による暴動は氷山の一角で数日前にも化学工場建設に地元民が反対に立上り暴徒化し当局もその数の多さに押え切れず遂に化学工場建設を中断する事になりました。
兎に角政府の上層部から下っ端役人に至るまで袖の下を要求するのですから救いがありません。 そして都市部と農村地帯との所得格差は広がり農民の不満は益々募り政府批判は強まる一方です。 私は将来中国全土で百姓一揆が起きる可能性は大きいと思って居ます。
私はエジプトには行った事がありません。 イスラエルから寝装具を輸入し大塚家具さんで販売して頂いて居るのですがその原料はエジプトの綿で世界NO.1の品質と認識して居ます。 お茶と同じで綿花でも最初の手摘みのものが品質が良いと言う事の様ですが何故エジプトの綿が品質が良いのかは謎です。 インドの綿花扱い業者最大手の会社を経営して居るMR. VINOD AHUJAは友人ですが彼もこの質問に対しては気候条件が綿花栽培に適して居るからであろうと言う回答しか呉れませんでした。
建設機械等全く存在しない時代に巨大な石の造形物を作ったエジプトの技術には驚きますが実際に上野さんは見て触れて来られたのですから更なる感動があった事でしょう。 私も一度訪問してみたいと思って居ます。
御子息がフィリピンで御活躍との事ですが私は昔フィリピンに住友金属の鋼材を随分輸出しました。 私のコンパドレ(親友)がMR. CRISPIN C. DYと言い彼はマルコス時代の政商で私もそのお零れに与った事もあり度々訪問した国です。 彼の息子は青年会議所の世界の会頭を務めた事があり今でも親しくして居ます。
悪い連中も結構居ますが皆フレンドリーで心優しい人達で私は大好きな国です。 フィリピン女性は看護婦としては世界中で高い評価を得て居ます。 病んだ人・ハンディキャップのある人・老人に対してとても心から優しく接して呉れる上にクリスチャンが多い事から常に他人を想い遣る事が出来るのでしょう。
このグローバル時代に御子息のお嫁さんが日本人女性の必要はないのではないでしょうか? 最近の日本女性は両親との同居を拒否しそれを結婚の条件にしたりしますがそんな連中よりはるかに格上である事をお伝えしたいと思います。
井上 出 (07/06/19受信)
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平成19年6月15日
労働生産性の低い日本
先進7ヶ国中労働生産性が最も低い日本は11年間連続で最下位の地位にあると各紙が報じて居ました。
社会経済生産性本部が各国の労働生産性を比較した統計によるとOECD加盟国30ヶ国中日本は何と19位で主要先進7ヶ国中最下位になって居るのです。
この数字に対し経済界からホワイト・カラーの働き方の改善を求める声が強まって居り日本政府も4月末に生産性アップを目指す新計画を打ち出したのですが果して効果があるだろうかとなると大変疑問なのです。
一時は残業代稼ぎの為の残業が盛んでしたが最近はマイホーム主義者が増えて居るのです。 その理由は会社が交際費の支払いに対し厳しくなり会社の金で飲み食い出来なくなった為と言うのですから情けない話です。 結果として銀座でも飲み屋廃業が続いて居ます。
私の古い友人で都内で高級中華料理店「維新號」を4店舗経営して居る男が居るのですが彼が「日本人は自分のお金で食事をしないんですね」と言う疑問と言うかボヤキと言うかそんな発言をバブルが弾けた後にして居た事を想い出しましたが接待が仕事の一部と言う日本が交際費が絞られた事で今様変わりして居るのです。
お客が来れば近くの喫茶店に誘いゴルフや野球の話に無駄な時間を過すと言う日本の悪い習慣を絶たない限り労働生産性は上らないと私は考えて居ます。
井上 出 (07/06/19受信)
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平成19年6月15日
米国に食い荒される植民地日本
先日も取り上げましたが米国再編に伴い移設に必要な費用を日本に負担させようと米国は日本政府に圧力を掛け続けて居ます。
沖縄に居る米海兵隊のグアムへの移転や普天間飛行場の移設に掛る費用の当初は7割を負担しろと要求して居たのですが日本の世論も考慮して6割を日本政府に負担させる事になりました。
司令部庁舎や隊舎それに加えて米軍人用の住宅迄日本側で作ると言うのですから世界中探してもこんな負担を諾々と受け入れる国は他にはありません。 他国の領土(グアム)にその国(米国)の基地を作る資金を被支配国(日本)が負担する等と言う話は聞いた事もありません。 こんな事が通用するのは日本が米国の植民地だからなのです。
しかも米国はグアムでの基地建設費は米国に比較し2.64倍掛るとしてその費用の6割を日本に支払う様要求して来て居るのです。 何故2.64倍も掛るかという説明には①インフラが乏しい②労働力の調達が難しい③台風が多い④毒蛇が居る事だと言うのですがこんな子供騙しの様な説明で最終的に日本側に全費用を負担させようとして居るのです。
これに対し日本政府は抗議もせず御無理御尤もとして受け入れると言うのですから何を考えて居るのでしょうか? 石原都知事が言う様に日本政府は米国に対し「NO」が言えないのです。
米国の植民地から独立し名実共に独立国となる為に日本はこれからどうすれば良いのか真剣に考える必要がありマスメディアも芸能人のお尻ばかり追い掛けず偶には日本の将来を考える方向に世論を導いて貰いたいと思うのですが無理でしょうか?
井上 出 (07/06/19受信)
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