Monday, June 11, 2007

イノさんの文箱 (2007/06/10)

平成19年6月7日

米国植民地日本の独立

在日米軍再編の為の日本側の負担が260億ドル(3兆1,200億円)と膨大な額になるにも拘らずこのところこの費用負担の話はニュ-スとして取り上げられる事はありません。

自国の安全を日米安保条約に依存する日本は米国の保護国であると言うと聞えは良いのですが現実には今も植民地であり続けるのです。 ところが昔は日米安保に反対して居た共産党や社民党が憲法第9条は死守するのだとして憲法改正に抵抗して居るのですから可笑しな話です。 安保条約で米国に引続き守って貰えと言う事になる訳で彼等の従来の主張と矛盾します。

第9条を残し安保条約を存続させるという事は米国の保護国として米国に隷属し続けなければならないのだと言う事を日本国民は知らなければならないのです。 自国の軍隊で国を守れずに「平和、平和」と叫んでもそれは他国から見れば噴飯物で各国は日本を米国の植民地として位置付けて居る事を認識しなければなりません。 国際社会で日本の主張が通らないケースが多いのも独立国として評価されて居ないからなのです。

中国は公表して居る国家予算の中で毎年2桁の軍事費の増額を行って居り実際には20%を超えて居ると言う見方をする人達も居ます。 そして今では日本やロシアを抜き米国に次ぐ軍事大国になって終ったのです。

そして台湾を吸収し大中華圏を東アジアに築くと言う彼等の野望の実現は時間の問題になって来て居ます。 過去に何度もお伝えした様に安保条約で日本が米国によって守られて居ると日本国民は信じて居ますがその条文の中には守ると言う言葉は出て来ません。 緊急事態が発生した際には米国は日本側とその対応について協議する準備があるとしか記載されて居ないのです。

緊急時に米国と話合いなど出来る時間的余裕等ある訳がありません、直ちに反撃しない限り 日本は全滅して終う事になるのですが安保条約と言うのはこんな馬鹿げた条約なのです。こんな条約に基づき故金丸氏中心に制定された「思い遣り予算」なるもので日本は米軍基地内の日本人従業員(含ダンスホールのバーテンダー)の給料から被服そして米軍家族の住む住宅の全ての費用(含電気・水道・ガス代)を全額負担させられて居る事を果してどれだけの日本人が知って居るのでしょうか? 基地内のレストランのボーイの制服から蝶ネクタイに至る迄我々の税金で賄われて居るのです。

米軍基地の上空の制空権は今でも全て米軍によって握られて居り日本の民間機は自国の空を自由に飛べないのです。 基地上空を避ける為一旦海に出てから高度を上げて目的地に向うと言う実に不経済な事が行われて居るのです。 この事からも日本は米国の植民地である事が明白になると思います。 自国では住宅地や都市部での航空機の発着訓練は禁止されて居るにも拘らず厚木基地で昼夜を問わず周辺住民の反対を無視して訓練を続ける米軍は日本を植民地と見做して居るからなのです。そして日本政府はそれを止められないのです。

米国政府は自国の都合で行う米軍再編の費用を植民地日本から出来るだけ絞り取ってやろうと言う事で前述の3兆1,200億円と言う膨大な費用負担を日本側に申し入れて来て居るのです。 そして日本政府はそれに対しNOと言えないのです。

北朝鮮が日本海に打ち込んだ7発のミサイルを唯の一発も米軍基地に設置された迎撃ミサイルが迎え撃てなかった理由はその照準が日本上空を通って米国本土に向うミサイルに合わせてあったからであると言う事実を日本政府は厳しく追及しなければならないのですがそんな動きはありませんし又マスメディアも取り上げません。 米国の圧力が怖ろしいのです。

中国と米国の狭間でこれから日本はどうやって生き続ける事が出来るかと言う事を日本国民は真剣に考えなければならないところに来て居ます。 大中華圏に取り込まれない様名実共に独立国としての存在を中国に認めさせる必要があり一方米国に対しては植民地としてではなく資本主義諸国のリーダーの旗頭としての地位を確立しなければなりません。

中国は抜き打ちの長距離攻撃訓練を最近実施し更に精密誘導弾を導入したという事は従来の報復としての核戦争ではなく先制攻撃の可能性を大きくして来て居るのです。 台湾を取り込んだ後に日本にその触手を伸ばして来る可能性も否定出来ないこのところの中国の軍事的な動きを日本政府は徹底的に分析し今後の動きに細心の注意を払って対応して行く必要があるのです。

井上  出     (07/06/10受信)

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平成19年6月8日

積山さんからのメール頂きオタワ・セネターズが1勝しか出来ずアナハイム・ダックスに優勝カップをアメリカに持って行かれたと知り残念に思います。 併し第4戦で3得点に絡んだアンディー・マクドナルドがオンタリオ州出身と知りやはりアナハイム・ダックスの方が収入面で魅力があり彼はカナダチームではなくアメリカチームに行ったのであろうと想像します。

最後にリーグに加盟したアナハイム・ダックスが優勝したとの事ですが余程優秀な選手を集めたのでしょう。 併し野球のニューヨーク・ジャイアンツの例もありお金を沢山積んだからと言ってリーグ優勝が出来るとは限りません。 その辺がスポーツの面白いところで最近のパリ-グの楽天の活躍振りを見ると私自身は個人的に野村監督は嫌いなのですが監督の采配も大きい事を実感して居ます。

バンクーバー・カナックスに私も期待して居ます。

井上  出 (07/06/10受信)

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