Tuesday, October 14, 2008

柔道

平成20年10月14日 

【日本柔道とオリンピック柔道との違い】

今世界で一番柔道の盛んな国は仏蘭西と言う事を御存知でしたか? 柔道人口が日本より多いのです。  ところがその仏蘭西が今回の北京オリンピックではメダルが取れなかったのです。

理由は仏蘭西の柔道は日本の柔道の正統派継承国だからなのです。 皆さんも観戦されお気付きと思いますが最近の世界の柔道は足取りや抱え投げが主流で本来の1本で決める技は殆ど見られず多くの場合ポイント制により勝負が決められるのです。 これでは柔道の技を磨く事では勝てません。

柔道着の袖は細くなり仲々握む事も出来ず又組み合う事をお互いに嫌い離れてボクシングの様な形で対戦し足を取り合うと言うレスリングと区別がつかないような試合内容になって居ます。

パラリンピックの柔道競技ではお互いに組み合った上で試合を開始して居ましたが次のオリンピックからは足取り等は禁止し組み合う事による試合を見たいと思いますが国際柔道連盟(IJF)はルーマニア出身のビゼ-ル会長のワンマン体制が加速して居り日本人の理事皆無の状況で山下泰裕氏も再選されませんでした。

併し柔道発祥の国日本から理事が1名も出ないと言うのは具合が悪いと思ったのでしょうこのビゼ-ル会長は上村春樹全日本柔道連盟専務理事を指名し理事入りさせて居ますがただ1人の日本代表では重要案件に対して影響力を行使する事など出来ません。

仏蘭西からの要請もあり何とか本来の柔道の「技あり」「1本」と言う柔道のスカットした勝負を復活して欲しいと思うのですが別組織でも作らなければ日本伝統の柔道に戻す事は不可能の状況で大変残念です。 講道館柔道の復活を日本と仏蘭西を中心に検討して貰いたいと願って居ます。

井上 出

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