Tuesday, October 14, 2008

芸術家は長命

平成20年10月14日 

【昔から芸術家は長命】 

画家・彫刻家が長命である事は広く知られて居ますが私が思うにストレスが我々と比較し少ない事が長寿の最大理由と考えます。 但し大成した芸術家を指すので売れない不遇な芸術家は短命でそれは生活苦や悩みが原因だろうと想像します。 いずれにしてもストレスは人間の寿命を左右する最大の要素と言う事は間違いありません。

この事は現代に限らず昔にも当てはめられる訳で先日の朝日新聞に文化勲章受章者平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)と言う彫刻家の事が紹介されて居ましたがこの平櫛と言う人は97才の時に東京小平市に自宅「九十八叟院」を新築したと言うのですから驚きます。 何時も御案内させて頂いて居る日野原先生も確か92才の折書庫を新しく建てられたと言うのですから共通して居ます。 いくつになっても目標を持って生きて居るのです。

明治・大正・昭和と3時代を生き抜き百七才で天寿を全うした平櫛さんは「六十・七十ははなたれこぞう。男盛りは百から百から」と若い連中に発破を掛けて居られたと言うのですから大変な人です。

弟子や関係者が催して呉れた100才の誕生日百寿祝賀会では「皆さん、あまり私のところを訪問しないで下さい。 未だ制作もしたいし、勉強もしたいのでよろしく。」とスピーチしたと言うのですからこれ又驚きです。

長寿の秘訣を人に問われると「今日もお仕事。 おまんまうまいよ。 貧乏極楽、気長にゆっくり。」と答えられたそうです。 百才目標で皆さん頑張りましょう。

井上 出

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