Wednesday, March 26, 2008

商工会議所

平成20年3月26日

【東京商工会議所】

一昨日東京商工会議所創立130周年記念式典と懇親パ-ティ-がホテルニュ-オ-タニで開催されました。 約2,000人の会員が出席し三菱UFJサ-チ&コンサルティング理事長であり又多摩大学学長でもある中谷巌氏の司会で3名のパネリストによる「中小企業の活力を未来へむすぶ」と言うテ-マでパネルディスカッションがありました。

御存知の様に日本の企業の99.7%が中小企業であり中小企業労働者の数は実に7,000万人を数えると言うのですから日本経済は中小企業によって支えられて居る事は明白です。 東京商工会議所のメンバ-は8万社を超えて居ると言うのですから大変な組織です。

前述の様に99.7%が中小企業であるにも拘らず東京商工会議所の会頭は大企業の会長後の名誉職になって居り現在の会頭も東芝会長の岡村正氏なのです。 大企業で陽の当るポジションを昇りつめた会長に中小企業の事が判る訳もありません。 併し歴代の会頭は皆大企業の出身者なのです。 これは早急に改め中小企業の中から会頭を選ぶ方式に変えるべきだと私は主張し続けて居ますが未だ実現しません。

世界最初の商工会議所の様な組織はフランスのマルセイユで1599年に商業会議所として誕生したそうです。 商工会議所の組織形態や運営は国・地域によって異なりますが日本の場合は明治11年(1878年)に当時38才だった渋沢栄一の発案で実業人7名によって東京商法会議所として生れたのです。

その後昭和3年(1928年)1月に東京商工会議所に移行し現在に至って居るのです。 この歴史ある東京商工会議所が中小企業の為の中小企業による組織へ一日も早い移行をする事を心から願って居ます。

以上商工会議所について御伝えしました。


井上  出

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