Wednesday, March 19, 2008

規律と礼儀

平成20年3月19日

【若者に規律と礼儀を!!】

お隣の韓国には徴兵制度がありその徴兵制度を免れる為にサッカ-選手が大勢故意に肩を脱臼させると言う事件が先日起きました。 医者が絡んだ事件として報道されましたが伸び盛りのサッカ-選手達がその大事な時期を軍隊で無駄にしたくないと言うのがこんな事件が起きた背景です。

併しこれは例外的な事ではなく政治家や金持はその子供達を海外に留学させる事で徴兵期間を短くしたりあるいは免除して貰ったりして居るのです。

自由を満喫出来る時代に軍隊で上官に扱かれたり規制を受けたりと言うのは韓国の若者にとっては出来れば避けたいところなのでしょうが一方では克己心を養うとか自由と規律更には礼儀を学ぶ為に必要だと言う考え方の人達も多いのです。

私自身軍隊生活の経験はありませんが子供の頃から柔道をやって居ましたから扱きは受けましたしまた団体生活や礼儀作法はそれなりに体験もし学んだと思って居ます。 特に学生時代の運動部では上下関係や言葉遣いが大変厳しく若い者にとって大変大事な勉強の場としての運動部を今でも高く評価して居ます。

併し最近の大学生は部活動を嫌い同好会と称する仲良しグループの様なところを好む傾向があり軍隊生活に代る様な体験は一切せずに社会人になる為耐えると言う事が出来ず上司に叱責されると自分の人格を否定された様な気持になって会社を辞めて終うのです。 そしてこんな若者の多くは親に叱られた経験も無いと言うのですから親の教育にも問題があります。

この様な傾向は徴兵制のない国では良く見られる様で仏蘭西も例外ではありません。 そこで仏蘭西政府は国防省と雇用省が共同で職業訓練校なるものを2005年に設立し18才から24才迄の若者を全国22ヶ処に出来た全寮制訓練校「第二のチャンスセンタ-」で鍛え直して居ます。

朝食と寝室の整頓を済ませた寮生達は午前7時半に庭に集合し国旗の前に整列し国歌「ラ・マルセイエーズ」を歌う事から1日が始まるそうです。 就寝は午後11時で終日授業や訓練が続くとの事。

この訓練校では挨拶・時間を守る事・上下関係・集団生活のルールそして規律に加え他人を思い遣る心そして自尊心を学ばせると言うのです。

全寮制で衣食住全て無料の上毎月150ユーロ(約2万4千円)の給与が貰える事から訓練校への入学希望者は多いとの事。

日本もこんな訓練校を設立し若者を鍛え直してはどうでしょうか?

井上  出

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