Tuesday, March 25, 2008

士魂商才

平成20年3月25日

【士魂商才の人渋沢栄一】

日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一は埼玉県深谷の富農出身ですが生涯に500もの会社を設立し日本の資本主義発展に大きく貢献した事は良く知られるところです。

尊皇攘夷論者であったものの一橋慶喜に仕え幕府崩壊後には明治政府に任官し大蔵省退官後第一国立銀行頭取となり官尊民卑の風潮下で実業こそが国の発展の基礎であるとして前述の様に500もの企業の創業や経営に携わったというのですからそのエネルギ-には圧倒されます。

このところ日本では官僚政治が再び問題視されて居ますが官尊民卑の問題点を明治時代に渋沢栄一は指摘し実業が軽視されて居る事に憤慨しこれを改める必要があると唱えたのですからその先見性と併せ不生出の天才であり企業人であったと言えましょう。

明治時代には渋沢栄一を筆頭に大倉財閥の総帥大倉喜八郎をはじめ大隈重信・大久保利通と実に偉大な人々が生れた訳で我々も改めて彼等の生き様・国を愛する心に学ぶ必要があるとこのところの政治の混乱を見るにつけ感じるところです。

井上  出

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