イノさんの文箱(2006/07/18)
「敗者復活の機会を与える社会が求められて居ます」
シゲさんの言われる様に所謂落ちこぼれと見倣された人が大成するケ-スは結構あると思います。 ノ-ベル賞まで受賞するとなるとこれは例外的なケ-スになると思いますが、世の中には学歴が無くてもあるいは一般的に言われる三流大学を出た人でも社会に出て成功して居る人は数え切れない程居ますし私の周囲にも見られます。
ところが日本では一流大学そして大企業あるいは官僚と言うコ-スが出世の本流と考える人達が多く、その為に幼児期から補習校に通わせる親が多い事は子供達の潜在能力や才能を潰す事につながり又自分で物を考えると言う習慣を身に付ける事が出来ない大人を作る事になる事から、落ちこぼれが敗者復活戦で何度か再挑戦の出来る社会が求められて居ます。 先づは親を洗脳する事から始めなければなりませんし東大偏重の役人天国を大改革する必要があります。
スポ-ツの世界でも敗者復活戦は昔から存在して居り学問の世界にも当然の事ながら必要な制度だと私も考えます。
最近日本でも中学と高校を結び付ける中高一貫教育校なる公立校が生れ、受験勉強に追われる事なく伸び伸びと個性を育て才能を発掘すると言う試みが始まった事は大変に喜ばしい事だと思います。
ノ-ベル賞受賞者に高齢者が多いとの事ですが日本の文化勲章やその他の賞にも言える事で、受賞した年に受賞者の訃報に接する事が多いのは残念です。 もっと若い中に受賞出来る様な選抜方法を考えて貰いたいと思います。 功労賞ではなく現役の若い人にもっと受賞の機会を与える事が必要だと思います。 田中耕一さんは相変らず頑張って居ると聞きます。 これからも新しい発見が期待出来ると思いますので田中さんのケ-スの様に受賞効果が出る受賞制度にする必要があると考えます。
井上 出 (06/07/18)
* * * * *
「ニュ-ヨ-ク・フィルハ-モニック音楽監督ロリン・マゼ-ル氏に勉ぶ」
高齢者が各界で活躍して居る事は新老人直前の私には大変嬉しく又彼等によって勇気付けられます。 そんな中76才にして尚世界中を廻りタクトを振り続ける音楽界の巨匠ロリン・マゼ-ルもその1人です。 8才の若さで指揮者としてデビュ-して以来「プロの演奏家達を納得させるだけの技量が自分にあるか?」と常に自分に問い掛けながら日々努力を重ねて居ると言うのですから立派なものだと思います。
音楽家は演奏者としてのみならず一人の人間としての鍛錬を重ねる必要があり、それなくしては世界に通用する演奏家にはなれないと田中克佳氏のインタビュ-に答えて居ます。
前述の様に8才からタクトを振り十代半ば迄には全米の殆んどのメジャ-オ-ケストラの指揮台に立ち神童として周囲からチヤホヤされたにも拘らず、名声に溺れる事なく両親の深い愛情の下で一般人と同じ様に学校に通い周囲の子供達と親交を深め成長して来たと言うのです。 その為に指揮台に立つのも夏休みの間6~7回に限定したと言うのですから、それがベ-スとなって76才になっても元気にタクトを振り続ける事が出来るのだと語って居ます。
幼児期に天才と呼ばれながら途中で挫折し消えて行く演奏家が殆んどである事からもロリン・マゼ-ル氏の生き方は沢山の事を教えて呉れる様に思います。
ロリン・マゼ-ル氏は大学では哲学を勉強したそうで、ギリシャ古典からカント・スピノザ・ショ-ペンハウア-・ニ-チェ迄学び担当教授が知的にそして精神的に成長する事を厳しく促して呉れ現在があると言うのです。
現在ロリン・マゼ-ル氏は環境問題に取組み同時に慈善活動に積極的に参加し国連や世界自然保護基金の為のチャリティ-コンサ-トを今迄に30回以上も行って居ると言うのですから、その辺の芸能人の人気取りチャリティ-コンサ-トとは基本が違います。
旺盛なエネルギ-はどこから来るのかと言う田中氏の質問に氏はこう答えて居ます。
「私は人生を謳歌して居る。 毎朝目覚めると全身がエネルギ-で満ちあふれているのを感じる。 社会活動や教育活動(後進の指導や音楽普及活動)も決して世の中を良くしてやろうなどという大それた事を考えてやって居るのではない。 これが私の出来る唯一の表現方法だし心地良いからやって居るだけの事だ」
こんな素晴しい人がタクトを振るニュ-ヨ-ク・フィルハ-モニックがこの秋は来日します。 何としてもその演奏会のチケットを入手したいと考えて居ます。
井上 出 (06/07/18)
* * * * *
「ハ-ブ鰻の登場」
御承知の様に今日本のみならず世界中でハ-ブが愛用され、ハ-ブ・ブ-ムは衰えを見せませんが遂にハ-ブ鰻が登場しました。 実に日本人らしい発想ですがその中ハ-ブ豚やハ-ブ鶏そしてハ-ブ牛も出て来るかもしれません。
私は鰻と言えば静岡県が最大の養殖地帯だと信じて居たのですが鹿児島県が第一位、第二位は愛知県そして第三位が宮崎県だと知りました。 新幹線の窓から見ると浜松には鰻の養殖池が沢山あり又鰻パイ等と言うお菓子も有名である事から恐らく沢山の方が静岡が最大の鰻の生産県と考えて居られる事と思いますが、ベスト3にも顔を出して居ません。
さてそのハ-ブ鰻ですがその第三位宮崎県の鰻大手問屋の大森淡水(宮崎市)は餌にハ-ブを混ぜる事で川魚特有の生臭さを抑えると同時に脂質を通常品に比べ6~8%増やす事に成功し、主にギフト食材として東京の百貨店を中心に通常より約10%程高値で販売して居るとの事です。 因みに販売価格はかば焼きが一匹1,400~1,500円との事。
チョットしたアイディアが国内は勿論の事台湾や中国から輸入され価格競争に晒されて居た宮崎県の鰻問屋に大きな転機を与えたと言うお話でした。 尚ハ-ブ入り飼料は日清丸紅飼料と大森淡水との共同開発によって生れたとの事ですが、ハ-ブの乾燥グアバ葉を含む配合飼料と言う事でそれ以上のレシピは秘密との事です。
井上 出 (06/07/18)
* * * * *
「人口雨作戦に失敗したロシア」
中国あたりでも最近人口雨を降らせる実験が頻繁に行われて居ますが、今回サンクトペテルブルクで行われたサミット期間中の晴天維持にロシア政府は躍起となり、周囲の雨雲に化学物質を散布しサミット会場上空に雲が到達する前に雨を降らせるべく空軍機11機を投入し、総額何と75万ドル(約8,700万円)を費やしたと言うのですが結果は効果なし。 そして16日午後4時頃激しい雷雨にサミット会場は見舞われました。
ロシア政府はプ-チン大統領が初めてサミットの議長を務める所謂「晴れの舞台」を演出する狙いでこんな作戦を遂行したのですが見事に失敗して終いました。 昨年モスクワで開いた戦勝記念60周年式典の際も人口雨作戦を実施しましたがその時も失敗して居た事から成功率は低いと考えられて居ますが、17日には晴れ間も見えたと言う事なのであるいは一部成功したのかもしれません。
人口雨作戦に使用される化学物質は液化窒素等降雨促進作用のあるとされる化学薬品ですが、大量散布が地球環境に良い訳はありませんからこんな馬鹿気た事は中国もロシアも今後は止めて欲しいと思います。 自然に逆らうのではなく自然と共生する事こそ人類の選ぶべき道だと私は考えます。
井上 出 (06/07/18)
シゲさんの言われる様に所謂落ちこぼれと見倣された人が大成するケ-スは結構あると思います。 ノ-ベル賞まで受賞するとなるとこれは例外的なケ-スになると思いますが、世の中には学歴が無くてもあるいは一般的に言われる三流大学を出た人でも社会に出て成功して居る人は数え切れない程居ますし私の周囲にも見られます。
ところが日本では一流大学そして大企業あるいは官僚と言うコ-スが出世の本流と考える人達が多く、その為に幼児期から補習校に通わせる親が多い事は子供達の潜在能力や才能を潰す事につながり又自分で物を考えると言う習慣を身に付ける事が出来ない大人を作る事になる事から、落ちこぼれが敗者復活戦で何度か再挑戦の出来る社会が求められて居ます。 先づは親を洗脳する事から始めなければなりませんし東大偏重の役人天国を大改革する必要があります。
スポ-ツの世界でも敗者復活戦は昔から存在して居り学問の世界にも当然の事ながら必要な制度だと私も考えます。
最近日本でも中学と高校を結び付ける中高一貫教育校なる公立校が生れ、受験勉強に追われる事なく伸び伸びと個性を育て才能を発掘すると言う試みが始まった事は大変に喜ばしい事だと思います。
ノ-ベル賞受賞者に高齢者が多いとの事ですが日本の文化勲章やその他の賞にも言える事で、受賞した年に受賞者の訃報に接する事が多いのは残念です。 もっと若い中に受賞出来る様な選抜方法を考えて貰いたいと思います。 功労賞ではなく現役の若い人にもっと受賞の機会を与える事が必要だと思います。 田中耕一さんは相変らず頑張って居ると聞きます。 これからも新しい発見が期待出来ると思いますので田中さんのケ-スの様に受賞効果が出る受賞制度にする必要があると考えます。
井上 出 (06/07/18)
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「ニュ-ヨ-ク・フィルハ-モニック音楽監督ロリン・マゼ-ル氏に勉ぶ」
高齢者が各界で活躍して居る事は新老人直前の私には大変嬉しく又彼等によって勇気付けられます。 そんな中76才にして尚世界中を廻りタクトを振り続ける音楽界の巨匠ロリン・マゼ-ルもその1人です。 8才の若さで指揮者としてデビュ-して以来「プロの演奏家達を納得させるだけの技量が自分にあるか?」と常に自分に問い掛けながら日々努力を重ねて居ると言うのですから立派なものだと思います。
音楽家は演奏者としてのみならず一人の人間としての鍛錬を重ねる必要があり、それなくしては世界に通用する演奏家にはなれないと田中克佳氏のインタビュ-に答えて居ます。
前述の様に8才からタクトを振り十代半ば迄には全米の殆んどのメジャ-オ-ケストラの指揮台に立ち神童として周囲からチヤホヤされたにも拘らず、名声に溺れる事なく両親の深い愛情の下で一般人と同じ様に学校に通い周囲の子供達と親交を深め成長して来たと言うのです。 その為に指揮台に立つのも夏休みの間6~7回に限定したと言うのですから、それがベ-スとなって76才になっても元気にタクトを振り続ける事が出来るのだと語って居ます。
幼児期に天才と呼ばれながら途中で挫折し消えて行く演奏家が殆んどである事からもロリン・マゼ-ル氏の生き方は沢山の事を教えて呉れる様に思います。
ロリン・マゼ-ル氏は大学では哲学を勉強したそうで、ギリシャ古典からカント・スピノザ・ショ-ペンハウア-・ニ-チェ迄学び担当教授が知的にそして精神的に成長する事を厳しく促して呉れ現在があると言うのです。
現在ロリン・マゼ-ル氏は環境問題に取組み同時に慈善活動に積極的に参加し国連や世界自然保護基金の為のチャリティ-コンサ-トを今迄に30回以上も行って居ると言うのですから、その辺の芸能人の人気取りチャリティ-コンサ-トとは基本が違います。
旺盛なエネルギ-はどこから来るのかと言う田中氏の質問に氏はこう答えて居ます。
「私は人生を謳歌して居る。 毎朝目覚めると全身がエネルギ-で満ちあふれているのを感じる。 社会活動や教育活動(後進の指導や音楽普及活動)も決して世の中を良くしてやろうなどという大それた事を考えてやって居るのではない。 これが私の出来る唯一の表現方法だし心地良いからやって居るだけの事だ」
こんな素晴しい人がタクトを振るニュ-ヨ-ク・フィルハ-モニックがこの秋は来日します。 何としてもその演奏会のチケットを入手したいと考えて居ます。
井上 出 (06/07/18)
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「ハ-ブ鰻の登場」
御承知の様に今日本のみならず世界中でハ-ブが愛用され、ハ-ブ・ブ-ムは衰えを見せませんが遂にハ-ブ鰻が登場しました。 実に日本人らしい発想ですがその中ハ-ブ豚やハ-ブ鶏そしてハ-ブ牛も出て来るかもしれません。
私は鰻と言えば静岡県が最大の養殖地帯だと信じて居たのですが鹿児島県が第一位、第二位は愛知県そして第三位が宮崎県だと知りました。 新幹線の窓から見ると浜松には鰻の養殖池が沢山あり又鰻パイ等と言うお菓子も有名である事から恐らく沢山の方が静岡が最大の鰻の生産県と考えて居られる事と思いますが、ベスト3にも顔を出して居ません。
さてそのハ-ブ鰻ですがその第三位宮崎県の鰻大手問屋の大森淡水(宮崎市)は餌にハ-ブを混ぜる事で川魚特有の生臭さを抑えると同時に脂質を通常品に比べ6~8%増やす事に成功し、主にギフト食材として東京の百貨店を中心に通常より約10%程高値で販売して居るとの事です。 因みに販売価格はかば焼きが一匹1,400~1,500円との事。
チョットしたアイディアが国内は勿論の事台湾や中国から輸入され価格競争に晒されて居た宮崎県の鰻問屋に大きな転機を与えたと言うお話でした。 尚ハ-ブ入り飼料は日清丸紅飼料と大森淡水との共同開発によって生れたとの事ですが、ハ-ブの乾燥グアバ葉を含む配合飼料と言う事でそれ以上のレシピは秘密との事です。
井上 出 (06/07/18)
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「人口雨作戦に失敗したロシア」
中国あたりでも最近人口雨を降らせる実験が頻繁に行われて居ますが、今回サンクトペテルブルクで行われたサミット期間中の晴天維持にロシア政府は躍起となり、周囲の雨雲に化学物質を散布しサミット会場上空に雲が到達する前に雨を降らせるべく空軍機11機を投入し、総額何と75万ドル(約8,700万円)を費やしたと言うのですが結果は効果なし。 そして16日午後4時頃激しい雷雨にサミット会場は見舞われました。
ロシア政府はプ-チン大統領が初めてサミットの議長を務める所謂「晴れの舞台」を演出する狙いでこんな作戦を遂行したのですが見事に失敗して終いました。 昨年モスクワで開いた戦勝記念60周年式典の際も人口雨作戦を実施しましたがその時も失敗して居た事から成功率は低いと考えられて居ますが、17日には晴れ間も見えたと言う事なのであるいは一部成功したのかもしれません。
人口雨作戦に使用される化学物質は液化窒素等降雨促進作用のあるとされる化学薬品ですが、大量散布が地球環境に良い訳はありませんからこんな馬鹿気た事は中国もロシアも今後は止めて欲しいと思います。 自然に逆らうのではなく自然と共生する事こそ人類の選ぶべき道だと私は考えます。
井上 出 (06/07/18)
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