Wednesday, July 05, 2006

イノさんの文箱(3006/7/4-1)

「旅の楽しさについて」

文京区は自転車を貸し出して居ます。 御指摘の様に文京区は結構広い事から散策と言っても一日や二日ではとても回り切れない位沢山の名所旧跡がありますので、観光で訪れた人達の為に区で安く自転車を貸し出して居ます。 本郷にオフィスがありながら仕事に追われ殆んど文学散歩も楽しめない私ですがその中時間を作りたいと思って居ます。

熟年グル-プの数は増え続け上野精養軒のハヤシライスには昼には長い行列が出来ます。 又チョット洒落たレストランは熟年の散歩スタイルの人達で一杯です。 そんな事で最近はお昼前かお昼時間過ぎてから食事に行く様にして居ます。

ワ-プロに頼って居ると字を忘れると言う事は間違いありません。 読む上では全く問題が無いが書くと言う事になると字を想い出せないと皆言います。 ボケ防止にも手書きは有効と言われて居ますので今後も引続き原稿は手書きのつもりです。 そして書きながら声に出して読むと言う事も老化防止になるとの事なので励行して居ます。 そうする事で指、目、耳、口が同時に刺激を受ける訳で効果はあると確信します。

「ぶらり途中下車の旅」と言うDVDがあるとの事、私も本屋をのぞいてみます。 旅と言うのは心を浮き浮きさせます。 未知の世界に対する興味がそうさせるのでしょうが、国内旅行に関しては昔の様に窓の開けられる各駅停車の列車で旅したいと思います。 駅弁売りが弁当とお釣りを持って列車を追っかけて来る情景は今でもハッキリと想い出されます。 気が向いたら下車してその土地の鄙びた旅館に宿泊し温泉を楽しみ、暫くしたら又移動と言う様な旅がしてみたいと何時も思って居ます。

東京の若い友人の話は人脈の広さを示す一例で、短波放送のとりもつ縁でしょうが人柄がチョットした係わりを一生の付き合いに発展させるのだと思います。

井上  出 (06/07/04)

* * * * *


「デパ-トの生き残る道」

ス-パ-の出現によって日本のデパ-トは売上も伸びず利益率も下り苦戦して居ます。 そんな中で大丸や伊勢丹が業績を伸ばして居る事は皆さん御存知と思います。

デパ-トのトップとして業界に君臨して居た三越は女に狂い公私混同し業績低下の切っ掛けを作った岡田に続きゴルフ場への投資の失敗で膨大な借金を抱え込み、更には内紛が起き社内は混乱しその結果赤字店舗が生れ遂に各地で店舗閉鎖と言う事態を生みました。 このところ業績が多少上向いて来たとは言うものの前途は多難です。

こんな中で知名度の低い恐らくデパ-トの中では三流に近い京王百貨店がその独特の販売戦略で業績を上げて来て居り業界の注目を浴びて居ます。 そしてこの京王百貨店の販売戦略は我々にマ-ケティングの大切さを教えて呉れて居ますので、今日はそれを御披露したいと思います。

多くの方は京王百貨店が何処にあるか御存知ないと思いますが、場所はJRの新宿駅ビルの一画にあり京王電鉄新宿駅の上にあります。 そして決して大きな店舗ではありません。 それにも拘らず周囲の小田急百貨店や伊勢丹、三越、丸井を相手に勝負し決して負けないと言う最大の理由は中高年女性をタ-ゲットにして居るからです。

大きさや品揃え更には斬新さを売り物にして居る大手デパ-トと違い、京王百貨店は地味ながら中高年女性が来店した時の使い勝手を良くする事にきめ細かい工夫を凝らし商品政策(MD)は変えない事を基本にして居るのです。

最近は中高年女性も昔と違い御化粧に大きな出費をします。 むしろ若い女性以上にお金を掛けて居るかもしれません。 アンティ・エ-ジングと言う事で肌の衰え、シミや皺を押える為の化粧品は結構値も張るのです。

そこで京王百貨店は今年3月の一階の改装で化粧品売り場での対面方式のカウンセリング用の椅子の高さをハイチェアから膝を曲げて座るロ-チェアに大巾に変更したのです。 これが大変好評で今ではロ-チェアの方がハイチェアより多く配置されて居るそうです。

次に3億7千万円を掛けて全フロアの化粧室を改装し多目的トイレを全階に設置し、その中に薬を飲む為の飲料水ブ-スを設けたのです。 スペ-スは広く居心地が良くこれ又大好評なのです。

更に館内にはチョット腰掛けられる様な椅子を沢山配置し、靴売り場には扇形のソファ-も置きユックリ靴選びが出来る様な雰囲気作りもしたと言うのです。

そして一番のKEYは売り場に並んで居る商品の位置を変更しないと言う事で、お客さんが慣れた売り場で何時もの場所で何時もの商品を買える様売り場変更はしないと言う事を原則にして居ると言うのです。 これで年配者達は慣れ親しんだ場所の記憶そのまゝで買物が出来るのです。

売上高の7割は50才以上の女性と言う数字がこんな努力の結果生れ好業績を生んで居るのです。 私自身もこの京王百貨店のマ-ケティング戦略から沢山の事を勉ばせて貰いました。

井上  出    06/07/04) (06/07/04)

* * * * *


「晩年のスキャンダルは寿命を縮める」

田中元首相、フィクサ-の児玉、政界のドン金丸、国際興業社主の小佐野と皆晩年に社会の批判を浴び官憲に摘発され収監されると言う大恥辱を受けその結果寿命を縮めて終って居ます。 今回の橋本龍太郎元首相もその1人で、1億円小切手問題の前に赤坂の料亭の女将とのスキャンダルそして中国公安の女性とのスキャンダルと続き、「下半身には人格無し!!」と言う永田町の三流政治家の様な晩年の暮し振りが結局は彼の寿命を縮めて終ったものと思われます。

ところが政府は昨日の閣議でその晩節を汚したこの元首相に何と正二位大勲位菊花大紋章を贈る事を決めたと言うのですから呆れて物も言えません。 勲章等最近はインタ-ネットで買える程価値が落ちて居り私に言わせれば鼻糞みたいなものですからどうでも良いのですが、こんな事をして居るから世界の笑い者になり中国や韓国に馬鹿にされるのだと言う事を日本の政治家も認識する必要があります。

竹島は韓国に尖閣列島は中国に侵犯されながら、海上自衛艦が拿捕も出来ず犬の遠吠えの様な警告を繰り返して居る有様に日本人として悲しくなります。 これ全てその元凶はスキャンダラスな元首相に勲章を贈ろう等と言う貧弱な発想しか出来ない政治家達なのです。

井上  出    (06/07/04)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home