Monday, July 10, 2006

イノさんの文箱(2006/07/09)

「猫屋敷 様」

房総半島の御新居の周囲の様子が手に取る様に良く判ります。 私は少年期を岩手県盛岡市で過しました。 所謂疎開ですね。 今は盛岡も大都会並の町並みになって居ますが私が住んで居た頃は学校(岩手女子師範学校附属小学校/中学校)に通うにも田圃の間の細い道が通学路だった事から、猫屋敷さんの御説明に昔を想い出して居ます。

チュ-リップを栽培する事を御計画中との事。 その中昔のオランダの様に球根に数千万円の値が付く様な事になるかもしれませんよ。 新種を生み出せばこれ又ガッポリ儲けられるかもしれません。

私は鉢植えを米国から輸入して居た事がありますが実際に土を耕したり根付けをした体験は盛岡の学校での実習位ですが、育てる喜びは大きいと聞きます。

最近は桜ん坊そして夏になれば西瓜泥棒がニュ-スになりますが、農家の人達は損害もさる事ながら丹精こめて育てた物だけに口惜しいとインタビュ-に答えて居ます。 大事に育てた娘を攫われた心境だと言う人も居ましたがその気持は分ります。

三井不動産の大ボスで指揮者の小沢さんの先妻ピアニストの江戸京子さんの御父君の江戸さんはもう随分前に亡くなりましたが、日曜には畑に出て裸足で畑仕事をして居たと聞いた事がありますが最大の健康法と言われて居ますからチュ-リップ作りは是非裸足で取組まれる様御奨めします。

小鳥の囀りで目覚める等最高ですね。 晴耕雨読の生活に入られると言う事だろうと思いますが、私も何時の日かそんな生活がしたいと願って居ます。 燕が飛んで居るとの事ですが燕が浮気者だと言う事御存知ですか? 古い巣に毎年帰って来る事から仲の良い番いと私も信じて居たのですが、殆んどの燕がパ-トナ-を毎年変えて来ると言う事を最近知りました。 御参考まで。

北朝鮮は暫くは要注意ですね。 拉致問題にしても今回のミサイル問題にしてもやる事や言う事があまりにも幼稚なので我々には理解出来ません。 世界を敵に回してこれから何をしようとして居るのでしょうか? 食糧支援を止められたら今年の冬は又大量の餓死者が出る事でしょう。

金正日総書記は大変に臆病な男で飛行機が怖くて乗れない程との事ですが、彼が今一番虞れて居る事は第二のイラクになる事で何とか現政権を維持する事に対し米国の保障が欲しいのです。 フセインの様になるのではないかと言う心配で恐れ戦いて居るのです。 今回のミサイル発射も米国への催促に過ぎずどの国に対してもミサイル発射し開戦しよう等とは露程も考えて居ないのです。

併し間違いが起きる可能性はありそれが切っ掛けになり核戦争が始まる可能性も無い訳ではありません。 従って米国にはボチボチ直接対話に応じてやって欲しいと思います。 どうでも6ヶ国会議の席上でなければ話合いが出来ないと言う事ではありませんので、是非この辺で米国には「泣く子と地頭には勝てない」と言う日本の古い諺もある事から相手をしてやって欲しいと思います。

井上  出     (06/97/09)

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「妻の死について」

幼馴染の御友人が奥様を亡くされたとの事。 20年間の看護とはさぞかし大変だったであろうと想像します。 御承知の様に私も7年前に妻に先立たれましたが脳腫瘍と言う事で3回の手術でも腫瘍を取り除く事が出来ませんでした。 現在東京女子医大の学長をして居られる高倉先生に執刀して頂いたのですが結局は発病後3年で他界しました。 朝8時、夜6時の食事時には病院に出向き食事の世話をしましたし、又体調の良い時は箱根の温泉に連れて行ったりと出来るだけの事をしたつもりですが、振り返ると充分に尽してやれなかったと言う思いが胸をよぎると言う点では御友人と一緒です。

クル-ズの船上でイギリス人の老紳士に招かれ彼の船室を訪問された折その紳士の亡くなった奥様の写真があったとの事ですが、私も七回忌を済ませた今も両親の仏壇とは別に亡妻の祭壇はそのまゝにして、大きな写真を飾り朝晩手を合わせお線香を上げて居ますし彼女の好きだった花は欠かさない様にして居ます。

男兄弟2人の後に生れた女の子として両親に可愛がられて育った亡妻は私の生活振りや生き方に随分と戸惑ったであろうと思います。 そんなところから「昭和生れの明治育ち」等と私を揶揄したのだろうと思いますが、ノロケになりますが生れ変っても又彼女と暮したいと思って居ます。

井上  出    (06/07/09)

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「名誉も地位も地に落ち64才の若さでケネス・レイ氏死亡」

数日前に橋本元首相が急死した事について書かせて頂きましたが、同じ理由からエンロンの元最高経営責任者のケネス・レイ被告が裁判途中で心臓発作のために死亡したと言うニュ-スが入りました。

ヒュ-ストン連邦地裁では詐欺罪で禁固45年の有罪評決を受けて居ましたが上告中でした。 無罪の可能性は限りなく零に近かった事から受刑は時間の問題であったと思います。 一時は世界最大のエネルギ-供給業者のCEOに登り詰めケネス・レイ氏にとっては刑務所暮しと言う大きな人生の変化に悩み、それが心臓発作につながり死亡したものです。 10月に判決が出る事になって居ましたがその前に他界した事は本人にとってはむしろ幸せだったかもしれません。

田中元首相、フィクサ-の児玉、国際興業の小佐野、政界のドン金丸そして元首相の宇野、更には橋本その他数え切れない位の人達がその晩節を汚し世間から糾弾されそのショックから命を縮めて居るのです。 米国とても同じ事です。

兎に角お天道様に恥じない様な形で人生を終えたいものです。

井上  出    (06/07/09)

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