Tuesday, July 11, 2006

イノさんの文箱(2006/07/10)

「フィリピンの想い出」

7月2日付のメ-ルがFILEに入り込んで居た為今日拝読しました。 整理整頓が苦手なので机の上は何時も書類で一杯で時々こんな事が起ります。 私は机を2卓使って居てもこの有様です。

謙さんは無事バンク-バ-に戻られた事と思いますがフィリピンでは過剰冷房が御馳走なのです。 兎に角信じられない位冷房を利かせ皆上衣着用なのですから最初は驚きますし外気との温度差があまりにも大きい為外国からの訪問者は皆風邪を引いて終います。

ホテルでもレストランでもコンサ-トホ-ルでもナイトクラブでも兎に角震え上る位寒いのです。 エネルギ-を節約する為に政府が音頭を取って冷房温度を上げたらよさそうなものですが、そんな動きは全くありませんしペナルティ-でも課さない限り変る事はないと思います。

「服装は正装」と言う事で謙さん大変だったろうと思いますが、フィリピンではバロン・タガログと言うバナナの繊維で作ったシャツが正装とされて居る事から背広ではなくこの涼しいシャツを着られたら良かったと思います。 しかもこのシャツはズボンの外に出して良いのですから大変涼しく快適で私はフィリピンに出張した時に何時もこのバロン・タガログを愛用して居ました。

私とフィリピンとの関係は古く5~6年前に青年会議所の世界の会頭を勤めたMR. CRISPIN C. DY JRの父親と知り合った事から始まります。 もう45年以上も前の事になります。 新婚旅行は台湾、香港、フィリピンで、当時は海外旅行は高嶺の花であった時代に良い思いをさせて貰いました。 当時は金物問屋に勤務して居ましたが、その取引先が前述の3ヶ国にあり取引先の皆さんにVIP待遇をして頂き一生の想い出になりました。

特に御世話になったフィリピンのMR. CRISPIN C. DY SRは政商で、マルコスのコンパドレ(友人)と言う事もあって私が独立した時にも世話になりました。 併しその彼と奥さんそして彼の母親の3人がPAN AMERICAN航空でインドネシアに向う折バリ島の山に激突し亡くなりました。

併しその息子が世界青年会議所の会頭になったのですから彼も草葉の陰で喜んで居ると思います。 このJRは今ではフィリピン財界では注目される一人になりましたが今でも私の事を「TOKYO DADDY」と呼んで呉れます。

最近ではフィリピンから日本に大量のバナナが輸入されて居ますが、40年前に友人2人と日比フル-ツ㈱と言う会社を赤坂に設立しフィリピンのダバオからバナナを輸入した事があります。 恐らく日本で最初にフィリピンバナナを輸入したのは我々だと思います。 併し味やサイズ問題で結局失敗したのですが、当時のPLANTATIONは現在住友商事の所有となり大量に日本にバナナを輸出して居ます。 そんな苦い想い出もあるのがフィリピンです。

井上  出 (06/07/10)

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「ミサイル発射は北朝鮮にとっては大失策」

北朝鮮は今回の馬鹿気た行為の結果日本のみならず韓国や中国からも経済制裁を受ける可能性が出て来ました。 特に韓国は今迄の融和政策を変更し食糧援助についても見直す為に北朝鮮にとっては大きなマイナスとなります。 ミサイルを作る金があれば餓死状況にある農民達を救う事に振り向けなければならないと言う常識が通用しない国は、金総書記を失脚させない限り変らないのです。

今年の5月に折角和解した朝鮮総連と民団との関係は、和解後から拉致問題がらみで地方組織間に軋轢が続出して居たところに今回のミサイル発射によって悪化し民団は和解協定を撤回する事になりました。

民団の河丙鈺団長は今回の北朝鮮のミサイル発射について次の様な発言をして居ます。 「在日同胞のみならず日本国民を大きな不安に陥れた蛮行は断じて許す事が出来ない」。 「私達はあくまで日本社会との共生共栄を目指す。 日本の国民感情を悪化させ続けるのは決して容認出来ない」。 韓国大統領にこの談話から少しは学んで貰いたいものです。 最近の彼の言動は日本を目の敵にして居るとしか思えません。 私恨は捨てこれを機会に日韓の関係修復の姿勢を見せて貰いたいと思います。

今こそ拉致問題でも日韓は共同歩調を取り北朝鮮に圧力を掛ける時だと思います。 拉致によって人生を狂わせられた大勢の人達を何としても救わなければならないのです。

井上  出    (06/07/10)

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「ありがとう」と言えない日本の若者達

私は日頃から子供達に接する度に「おはようございます」「こんにちわ」「さようなら」そして一番大事な言葉は「ありがとう」だと教えます。 最近は家庭でも「いただきます」「ごちそうさま」を言わない子供達が多いとも聞きますし、寿司屋や天ぷら屋そして鰻屋でも気を付けて見て居るのですが「ごちそうさま」と言って席を立つ人は少なくなりました。

無愛想になったのかとも思うのですが仲間と喋って居るのを聞いて居るとそんな事もありません。 結局家庭でその様に仕付けられて居ないのだと思います。

そんな折フジテレビ系「めざましテレビ」で毎朝一般人がカメラの前に次々に登場して「ありがとう」と言う15秒コ-ナ-があると知りました。 そしてその後に「もっと声を出してみませんか」と言うナレ-ションが続くと言うのです。 「39(サンキュウ)プロジェクト」のひとつだと言う事です。 これは素晴しい企画で人間関係がぎくしゃくして居る現代に涼風を吹き込む事になると思います。

五十嵐英次チ-フプロデュ-サ-は「皆がもっとありがとうと声に出して言えたら世の中が優しくなるのではないでしょうか」と語って居るとの事ですがその通りだと思います。 我々凡人は松下幸之助さんの様な神様の心には到底達する事は出来ませんが、感謝の気持を持つ事で人は他人に優しくなれると思います。

井上  出    (06/07/10)

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