Friday, July 14, 2006

イノさんの文箱(2006/07/13)

「アロエと言う植物について」

謙さんの足にアロエが効果があったとの事ですが回復されたのでしょうか? アロエは中近東から世界中に広がった植物(サボテン)と聞いて居ますがギリシャ時代には兵隊達が戦場で怪我した時に切り傷や火傷の治療をする為に必ず携行して居たと言われて居ます。

25年程前に私の会社とカリフォルニアにあったRICH LIFEと言う健康食品のメ-カ-とで合弁会社を日本に設立した事がありますが、私共が日本に紹介した製品はアロエのドリンク剤そして大豆プロテインとビタミン"E"でした。 今は大きなマ-ケットに育った健康食品市場ですが、私が始めた時は時期尚早で結局会社は休眠会社になり現在に至って居ます。

合弁会社設立前に相手企業の状況視察でカリフォルニアを訪問しその折アロエの農場に案内して貰いましたが、見渡す限りアロエで埋め尽くされた畠に度肝を抜かれた事を想い出しました。 このところ昔話ばかりして居る様な気がしますがこれも年を取った証拠かもしれませんね。

井上  出     (06/07/13)

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「エタノ-ル増産で砂糖の価格上昇?」


原油高の結果カナダのオイルサンドからの石油生産が採算に乗る様になり増産に次ぐ増産でアルバ-タ州は石油ブ-ムに沸いて居ますし、石炭から石油を取り出す技術も進みこれ又コストが石油価格の上昇によって採算ベ-スに達した為に企業化が進行中です。

以前にもお伝えしましたがブラジルでは以前からエタノ-ル使用車は走って居ましたが、2003年にガソリンにエタノ-ルを混ぜても走れる様にしたフレックス車を欧米企業が投入した事によってエタノ-ルの需要が急増して居ます。 そして今年はそのフレックス車が新車販売の7割を超えたと言うのです。 普及率世界NO.1で外貨の節約にもなります。

ところがこのエタノ-ルがブラジルでは砂糖の原料であるサトウキビから作られる為粗糖生産が減少し、結果として砂糖メ-カ-の出荷価格がこの2年間に20%も上昇したと言うのです。 そして低公害車の普及が砂糖相場を押し上げると言う状況は今後も続くことでしょう。

日本ではサトウキビが沖縄全土で広く生産されて居ますが日本政府は米国海兵隊のグアムへの移転に加え基地を縮小する方向で米軍再編が行われる事から移転後の空地にエタノ-ル生産工場建設を検討して居ます。 CO2削減の為にも「バイオ・エタノ-ル」燃料の生産事業への支援を拡充する事で関係省庁が協力し合って居り、財政支援の拡大が今後進むものと思われます。

尚エタノ-ルはトウモロコシ、ヤシ、サトウキビ、テンサイ、小麦そして廃棄材からも生産する事が出来る事から、現在の原油高値が定着した場合その生産が急増する可能性があります。

米国の大手自動車メ-カ-3社には2010年にはハイブリッド車ならびにエタノ-ル車の生産を2010年までに年間200万台へと倍増させる計画がありますし、トヨタも先づはブラジル市場でエタノ-ル車を来春には発売し続いて米国市場でのエタノ-ル車販売も検討中との事です。

井上  出    (06/07/13)

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「日本の権威主義にサヨナラしよう」

ウコンはシゲにその存在を教えて頂き早速毎日ハウス食品製のTABLETを飲んで居ます。 1日3錠で充分と言う事で価格は1ヶ月分が2,000円ですから安いものです。 アルツハイマ-は本当に本人も周囲の人にとっても大変辛い病気ですから、何とか「ピンピンコロリ」を目標に癌とアルツハイマ-にはならない様健康食品を毎日色々飲んで居ます。

日本で無名の医師を発掘し登用するアメリカの医学界の懐の広さと情報網には唯驚くばかりです。 日本の伝統的な権威主義が優秀な人材を医学界のみならず全ての分野で花開かさせる事なく朽ちさせて来て居る事は大きな国家的損失で、実力者が評価される様な国にしなければならないと言う事を再認識しました。

今では人工皮革特にバックスキン皮革は日本の技術が世界NO.1と評価され世界中で使われて居ますが、当初は日本市場では全く売れず赤字続きであったところにアメリカ企業からの大量注文で開花したと言うケ-スもありますし、芸術の世界でも海外で評価されてから日本で認知されるケ-スは沢山あります。 これは日本の後進性を証明して居る様なもので、我々もブランドを追うのではなく正しい評価が出来る様になりたいと思います。

加齢性黄斑変性症がシゲさんの病名であろうと指摘された木村トミ子さんのアドバイスに感謝です。 兎に角読者全員がシゲさんの眼の事を心配して居る訳で何としても回復して頂きたいと願って居ます。

この長い病名の症状がシゲさんが以前にかかって居られたポッタ-博士の専門で又その先生が新しい治療法を開発されたと言うのですから、これこそ神様の御導きだと思われます。 一日も早い御回復を祈念します。

井上  出  (06/07/13)

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「朝食抜きによる弊害多し」

先日来子供の朝食抜きが子供の身体のみならず脳の発達にも悪い影響を与える事について御伝えして来ましたが、これは子供のみならず成人にも言える事で是非皆さんに朝食を摂る習慣を身に付けて頂きたいと思います。

厚生労働省の2004年の国民健康、栄養調査によると朝食を食べない成人の平均は10.5%で男性平均が12.6%、女性が8.7%になって居ます。 そして朝食の欠食率は年々増加し特に10代後半から急増し20代では27.4%で最も高く、この若者達が将来日本の平均寿命を大きく下げる事になるのではないかと心配されて居ます。

朝食を摂らない主な理由は下記の通りです。
(1) 朝は食欲がなく無理して食べると気持が悪くなる。
(2) 朝食を抜いた方が気分が良く頭もスッキリする。
(3) 肥満を防ぐ為に効果がある。
以上から間違った常識が広がって居る事がお分り頂けると思います。

朝食を摂らない為に起きる弊害は以前にも御伝えしましたが、下記の様な事が上げられると思います。
(1) 朝食をきちんと食べる学生の方が学科の平均点や成績順位が高い。
(2) 医師国家試験不合格者には普段朝食を摂らない学生が多い。
(3) 朝食を摂らないと疲れやすく作業能率が落ちる。
(4) なんとなくだるく考えがまとまらない。
(5) 居眠りをしたと思うと今度はいらいらする。

前述の様な症状が起きる原因は朝食を摂らない事で血糖値が上らずエネルギ-が身体全体に供給されない事と、体温が上らず更に脳に栄養が届かない(ブドウ糖不足)と言う様な事だと言われて居ます。

夜更かしや遊び過ぎそして生来のだらしなさ等が朝食を摂れない原因でしょうが、朝食は必ず食べると言う習慣を身に付ける事で色々な点で日常生活にプラス面が出て来ると思われますので朝食は必ず摂る様にしましょう。

井上  出    (06/07/13)

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