イノさんの文箱(2006/6/26)
「捕鯨解除で魚類の生態系を元に戻そう」
国際捕鯨委員会(IWC)総会が6月18日カリブ海の島国セントクストファ-・ネ-ビスで開催され、「商業捕鯨一時禁止はもはや必要ない」と主張する日本を中心とする捕鯨支持派の提案は可決されました。
併し賛成33票、反対32票、棄権1票と言う結果で何とか過半数の賛同を得たと言う事なので、実際の捕鯨再開に必要な3/4以上の賛成を得るには程遠いもので捕鯨再開は何時の事か判りません。
先日もお伝えしましたが鯨の捕獲を中止して居る間にその数は急激に増えて居り彼等の食料となる小魚の数は激減して居ます。 特に鰯の数が世界的に急減して居り今では鰯は高級魚となり、大型の真鰯になると築地の魚河岸で一匹1,200円等と肥料にされて居た時代には考えられない様な高値で取引されて居ます。
鯛や鰤そして最近は鮪まで養殖される様になり従来の高級魚の値段は下落して居ますが、鰯とか鰊はコストの面で難しく今後も高値が続く事でしょう。
捕鯨反対の英国、米国、オ-ストラリアは昔は鯨を大量捕獲して居たのですが油を取る事が目的でその肉を食べると言う習慣はありません。 その点日本は鯨の全てを消費し廃棄する部分は全くありません。 これだけ鯨を有効に消費する国は他に無いと思います。
牛や豚そして羊は食べても良いが鯨は駄目と言う捕鯨反対諸国の主張は我々には全く理解出来ませんし同意出来ません。 世界の海の魚類の生態形を変える程鯨の数が増え続けて居る現状を認識し、捕鯨反対国が常識に立ち戻る事を切に願って居ます。
井上 出 (06-06-26)
* * * * *
「中国製品値上り急」
過日中国製割り箸が森林資源保護の目的から中国政府によって将来は製造禁止に追い込まれる可能性があり、その時期は北京オリンピック後であろうと御伝えしましたがどうも禁輸時期は早くなりそうです。
輸入の9割を中国からの輸入に依存して来た割箸業界は急遽ベトナムやタイそしてインドネシアあたりに新しい供給源を求めて居ますが、中国の生産業者も原料を白樺から成長の早い竹に切換え日本市場を失わない様動いて居ます。
従来は低級品として扱われて居た竹箸もこの様な状況下で値上りを続けて居り、現在は3,000膳当たり$30(1膳1.15円程度)となり昨年と比較すると25%以上の値上りになって居ます。
焼き鳥やホットドッグ用として広く使用されて居る竹製のスティック(棒)も過去6ヶ月で15~25%値上りしたとの事で、この他にも巻き寿司を作るのに使用する「巻きす」等他の竹製品も原料高から値上りして居ます。
御承知の様に日本の100円ショップで売られて居る製品の殆んどが中国製ですが、これ又このところ全ての製品が値上りを続けて居ます。 中国なら何でも安く作れると言う神話は過去の物になりつつあります。
井上 出 (06-06-26)
国際捕鯨委員会(IWC)総会が6月18日カリブ海の島国セントクストファ-・ネ-ビスで開催され、「商業捕鯨一時禁止はもはや必要ない」と主張する日本を中心とする捕鯨支持派の提案は可決されました。
併し賛成33票、反対32票、棄権1票と言う結果で何とか過半数の賛同を得たと言う事なので、実際の捕鯨再開に必要な3/4以上の賛成を得るには程遠いもので捕鯨再開は何時の事か判りません。
先日もお伝えしましたが鯨の捕獲を中止して居る間にその数は急激に増えて居り彼等の食料となる小魚の数は激減して居ます。 特に鰯の数が世界的に急減して居り今では鰯は高級魚となり、大型の真鰯になると築地の魚河岸で一匹1,200円等と肥料にされて居た時代には考えられない様な高値で取引されて居ます。
鯛や鰤そして最近は鮪まで養殖される様になり従来の高級魚の値段は下落して居ますが、鰯とか鰊はコストの面で難しく今後も高値が続く事でしょう。
捕鯨反対の英国、米国、オ-ストラリアは昔は鯨を大量捕獲して居たのですが油を取る事が目的でその肉を食べると言う習慣はありません。 その点日本は鯨の全てを消費し廃棄する部分は全くありません。 これだけ鯨を有効に消費する国は他に無いと思います。
牛や豚そして羊は食べても良いが鯨は駄目と言う捕鯨反対諸国の主張は我々には全く理解出来ませんし同意出来ません。 世界の海の魚類の生態形を変える程鯨の数が増え続けて居る現状を認識し、捕鯨反対国が常識に立ち戻る事を切に願って居ます。
井上 出 (06-06-26)
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「中国製品値上り急」
過日中国製割り箸が森林資源保護の目的から中国政府によって将来は製造禁止に追い込まれる可能性があり、その時期は北京オリンピック後であろうと御伝えしましたがどうも禁輸時期は早くなりそうです。
輸入の9割を中国からの輸入に依存して来た割箸業界は急遽ベトナムやタイそしてインドネシアあたりに新しい供給源を求めて居ますが、中国の生産業者も原料を白樺から成長の早い竹に切換え日本市場を失わない様動いて居ます。
従来は低級品として扱われて居た竹箸もこの様な状況下で値上りを続けて居り、現在は3,000膳当たり$30(1膳1.15円程度)となり昨年と比較すると25%以上の値上りになって居ます。
焼き鳥やホットドッグ用として広く使用されて居る竹製のスティック(棒)も過去6ヶ月で15~25%値上りしたとの事で、この他にも巻き寿司を作るのに使用する「巻きす」等他の竹製品も原料高から値上りして居ます。
御承知の様に日本の100円ショップで売られて居る製品の殆んどが中国製ですが、これ又このところ全ての製品が値上りを続けて居ます。 中国なら何でも安く作れると言う神話は過去の物になりつつあります。
井上 出 (06-06-26)
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