イノさんの文箱 (2006/6/8)
「男のお洒落が加速中」
都心から成田空港へのへの往復で便利なバスのタ-ミナルで箱崎にあるシティ-エア-タ-ミナルと言う建物は沢山の方がお馴染みだと思いますが、その隣に位置するロイヤルパ-クホテルは便利なだけではなくそのサ-ビスも都心の一流どころに近い事もあり結構繁盛して居ます。
このホテルが7月1日から期間限定で新しい宿泊プランを発売すると言う事で話題になって居ます。 ところがこのプランの名称が何と「男の美肌」と言うのです。 そして1泊1人利用で37,400円勿論食事は別です。
以前に最近の若い男性がエステ通いをしたり日焼け止めクリ-ムを塗ったり又高価なアクセサリ-をジャラジャラ付けて居る事を御伝えし世も末だと嘆いた事がありますが、着実に男の美容そして成形手術は広がって居ます。
そして遂に前述の「男の美肌」等と言う宿泊プランにつながって来たのです。 このプランはロイヤルパ-クホテル内のエステティック・サロン「サロン・ド・ラ・プレリ-」で美肌の為の45分の施術が受けられると言うものです。
機器は一切使わず全て施術者の手のみで行い肌の古い角質や老廃物を取り除き水分を与え肌を健康にすると言う謳い文句ですが、45分でどれ程の効果が得られるのか大変疑問ですがこれに若い男が殺到すると言うのですから情けない世の中です。
今流行の女性の為のホストクラブのホストが行くのならある程度理解出来ますが、これが一般サラリ-マンや金持の学生と言う事になると世の中狂って居るのではないかと私等は考えるのですがそんな常識も通じない最近の日本です。
井上 出 (06-06-08)
* * * * *
「医師への謝礼」
朝日新聞編集委員の田辺功さんの「医療よもやま話」を読んで、医師への謝礼と言うのが仲々難しい問題だと言う事を再認識しました。
開業医と違い病院勤めの医師の報酬は決して高額ではありませんから患者からの謝礼金が収入の一部になって居る様な医師も存在するかもしれません。
勿論手術をして貰った場合には何等かの方法で謝意を表わす必要はあると思われます。 従って院内の他の患者さんの話を聞いたりあるいは看護士にそれとなく尋ねたりする事でその病院の慣習を知る必要があると考えます。
亡妻の手術の折はそれなりの御礼をしましたが私個人の痔の手術の折は現金ではなく物で謝意を表わしましたが、その後も先生との関係はスム-ズに運んで居り全く問題ありません。 従って結論としてはケ-スバイケ-スと言う事になると思います。
先進国では現金による謝礼の慣習はありません。 その代り手術料は先生によっては目の玉の飛び出る様な高額請求をされる事があるので要注意です。
井上 出 (06-06-08)
* * * * *
「目が離せない米ドルと円の関係」
一般論とすれば今後円高に進むであろうと言うのですが一方で米国の金利がインフレ抑制の為に更に上昇するのではないかと言う意見もあり、そうなればドル高に振れる事になり私達の様に外国との取引をして居る者達にとっては最近のドル/円の関係は最大の頭痛の種です。
この問題は貿易と無関係の人達でも最近はドル預金を持ったり又米国株や米国の投資信託に投資をするケ-スが多くなって居る事から多くの国民にとっても大変関心の高いところだと思います。
過去2ヶ月位の間にドルは日本のみならず他の先進国通貨に対し5%以上下落しました。 今日あたりは113円と少しドル高に振れて居ますが恐らくドルは又下落するのではないかと愚考します。
原因は色々ありますが良く言われる双子の赤字つまり米国の財政赤字と貿易赤字です。 イラクなどに手を出さなければこのところの税収の伸びで多少は財政赤字が減るところですが、ベトナム同様泥沼化して居るイラク戦は今後も出費が嵩む事でしょう。
最大の問題は世界各国があまりにも沢山ドルを抱え込んで居る事で、脳天気なブッシュの為に米国人気の下落が進みそれに伴いドル離れが世界中で進行する様な事になるとドル大暴落などと言うシナリオも考えられます。
そしてここに来て中国の動向が大きく注目される様になって来ました。 日本は米国一辺倒ですからユ-ロに資金を移す事はありませんが中国にはドルをユ-ロに移す動きが出て来て居ます。 このドル離れの動きが加速する様な事になればドル暴落と言う最悪の事態が発生します。 従って米国は中国との関係を更に友好なものにする必要がある事から中国元の再切上げを仲々強硬には要求出来ないのです。
今や日本の対外純資産は200兆円に迫って居る訳でその殆んどが米国に還流して居る現在の構図は米国との運命共同体である事を示して居る訳で、政治のみならず経済的にも米国からの真の意味の独立が今日本に求められて居ます。
井上 出 (06-06-08)
* * * * *
「少子化対策について」
日本政府は従業員が育児休暇を取り易くする為の助成金制度他子育てを楽にさせる為の対策を打出して居ますが、いずれも現在の少子化状況を大きく変える効果は少なく更なる有効な対策が求められて居ます。
先進国の中では仏蘭西が手厚い児童手当を中心とする色々な少子化政策を次々と打ち出した結果少子化に歯止めが掛り、今では出生率が1.90に迄上昇して居ます。 赤ん坊の2人に1人は日本で言う私生児と言う状況については我々の常識では問題がある様に思いますが、兎に角少子化にストップを掛けた点では高く評価されます。
米国の出生率は移民の増加が寄与し2.07と先進国ではトップですが、英国も1.74と仏蘭西に続いてヨ-ロッパでは高出生率を実現して居ます。
私等は日本が世界で1番出生率が低いと認識して居たのですが、何とお隣の韓国が世界で最低の出生率になったと言うニュ-スには驚きました。 2005年の統計によれば日本が1.25に対し韓国は1.08と言うのですから大変なスピ-ドで少子化が韓国で進行中と言う事が判ります。
当然の事ながら韓国政府はこの事態を重く見て2010年迄に少子化対策に32兆ウオン(約3兆8,200億円)を投じる決定をし、保育費の支援対象世帯を増やす等働く女性の環境を整え出生率を2020年迄に経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の1.6迄引き上げるべく動き出しました。
韓国の出生率は1970年代には4.53だったと言うのですから現在の殆んど1.0に近い数字は韓国内の大きな社会変化を示して居ます。 子供の幸福ばかりではなく親も人生を楽しもうと言う日本の若い人達と同様の人生観が広まった事がこんな結果を生んだものと思われます。
日本同様女性の社会進出が進み更には結婚しない女性が増えて居る為に少子高齢化のスピ-ドは世界でトップと言うのですから政府も真剣にこの問題に取組んで居ます。
日本政府も韓国を見習って現在の様な思い付きや総花的な予算配分ではなく本腰を入れて総合的に少子化対策に取組んで欲しいと心から願って居ます。
井上 出 (06-06-08)
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都心から成田空港へのへの往復で便利なバスのタ-ミナルで箱崎にあるシティ-エア-タ-ミナルと言う建物は沢山の方がお馴染みだと思いますが、その隣に位置するロイヤルパ-クホテルは便利なだけではなくそのサ-ビスも都心の一流どころに近い事もあり結構繁盛して居ます。
このホテルが7月1日から期間限定で新しい宿泊プランを発売すると言う事で話題になって居ます。 ところがこのプランの名称が何と「男の美肌」と言うのです。 そして1泊1人利用で37,400円勿論食事は別です。
以前に最近の若い男性がエステ通いをしたり日焼け止めクリ-ムを塗ったり又高価なアクセサリ-をジャラジャラ付けて居る事を御伝えし世も末だと嘆いた事がありますが、着実に男の美容そして成形手術は広がって居ます。
そして遂に前述の「男の美肌」等と言う宿泊プランにつながって来たのです。 このプランはロイヤルパ-クホテル内のエステティック・サロン「サロン・ド・ラ・プレリ-」で美肌の為の45分の施術が受けられると言うものです。
機器は一切使わず全て施術者の手のみで行い肌の古い角質や老廃物を取り除き水分を与え肌を健康にすると言う謳い文句ですが、45分でどれ程の効果が得られるのか大変疑問ですがこれに若い男が殺到すると言うのですから情けない世の中です。
今流行の女性の為のホストクラブのホストが行くのならある程度理解出来ますが、これが一般サラリ-マンや金持の学生と言う事になると世の中狂って居るのではないかと私等は考えるのですがそんな常識も通じない最近の日本です。
井上 出 (06-06-08)
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「医師への謝礼」
朝日新聞編集委員の田辺功さんの「医療よもやま話」を読んで、医師への謝礼と言うのが仲々難しい問題だと言う事を再認識しました。
開業医と違い病院勤めの医師の報酬は決して高額ではありませんから患者からの謝礼金が収入の一部になって居る様な医師も存在するかもしれません。
勿論手術をして貰った場合には何等かの方法で謝意を表わす必要はあると思われます。 従って院内の他の患者さんの話を聞いたりあるいは看護士にそれとなく尋ねたりする事でその病院の慣習を知る必要があると考えます。
亡妻の手術の折はそれなりの御礼をしましたが私個人の痔の手術の折は現金ではなく物で謝意を表わしましたが、その後も先生との関係はスム-ズに運んで居り全く問題ありません。 従って結論としてはケ-スバイケ-スと言う事になると思います。
先進国では現金による謝礼の慣習はありません。 その代り手術料は先生によっては目の玉の飛び出る様な高額請求をされる事があるので要注意です。
井上 出 (06-06-08)
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「目が離せない米ドルと円の関係」
一般論とすれば今後円高に進むであろうと言うのですが一方で米国の金利がインフレ抑制の為に更に上昇するのではないかと言う意見もあり、そうなればドル高に振れる事になり私達の様に外国との取引をして居る者達にとっては最近のドル/円の関係は最大の頭痛の種です。
この問題は貿易と無関係の人達でも最近はドル預金を持ったり又米国株や米国の投資信託に投資をするケ-スが多くなって居る事から多くの国民にとっても大変関心の高いところだと思います。
過去2ヶ月位の間にドルは日本のみならず他の先進国通貨に対し5%以上下落しました。 今日あたりは113円と少しドル高に振れて居ますが恐らくドルは又下落するのではないかと愚考します。
原因は色々ありますが良く言われる双子の赤字つまり米国の財政赤字と貿易赤字です。 イラクなどに手を出さなければこのところの税収の伸びで多少は財政赤字が減るところですが、ベトナム同様泥沼化して居るイラク戦は今後も出費が嵩む事でしょう。
最大の問題は世界各国があまりにも沢山ドルを抱え込んで居る事で、脳天気なブッシュの為に米国人気の下落が進みそれに伴いドル離れが世界中で進行する様な事になるとドル大暴落などと言うシナリオも考えられます。
そしてここに来て中国の動向が大きく注目される様になって来ました。 日本は米国一辺倒ですからユ-ロに資金を移す事はありませんが中国にはドルをユ-ロに移す動きが出て来て居ます。 このドル離れの動きが加速する様な事になればドル暴落と言う最悪の事態が発生します。 従って米国は中国との関係を更に友好なものにする必要がある事から中国元の再切上げを仲々強硬には要求出来ないのです。
今や日本の対外純資産は200兆円に迫って居る訳でその殆んどが米国に還流して居る現在の構図は米国との運命共同体である事を示して居る訳で、政治のみならず経済的にも米国からの真の意味の独立が今日本に求められて居ます。
井上 出 (06-06-08)
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「少子化対策について」
日本政府は従業員が育児休暇を取り易くする為の助成金制度他子育てを楽にさせる為の対策を打出して居ますが、いずれも現在の少子化状況を大きく変える効果は少なく更なる有効な対策が求められて居ます。
先進国の中では仏蘭西が手厚い児童手当を中心とする色々な少子化政策を次々と打ち出した結果少子化に歯止めが掛り、今では出生率が1.90に迄上昇して居ます。 赤ん坊の2人に1人は日本で言う私生児と言う状況については我々の常識では問題がある様に思いますが、兎に角少子化にストップを掛けた点では高く評価されます。
米国の出生率は移民の増加が寄与し2.07と先進国ではトップですが、英国も1.74と仏蘭西に続いてヨ-ロッパでは高出生率を実現して居ます。
私等は日本が世界で1番出生率が低いと認識して居たのですが、何とお隣の韓国が世界で最低の出生率になったと言うニュ-スには驚きました。 2005年の統計によれば日本が1.25に対し韓国は1.08と言うのですから大変なスピ-ドで少子化が韓国で進行中と言う事が判ります。
当然の事ながら韓国政府はこの事態を重く見て2010年迄に少子化対策に32兆ウオン(約3兆8,200億円)を投じる決定をし、保育費の支援対象世帯を増やす等働く女性の環境を整え出生率を2020年迄に経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の1.6迄引き上げるべく動き出しました。
韓国の出生率は1970年代には4.53だったと言うのですから現在の殆んど1.0に近い数字は韓国内の大きな社会変化を示して居ます。 子供の幸福ばかりではなく親も人生を楽しもうと言う日本の若い人達と同様の人生観が広まった事がこんな結果を生んだものと思われます。
日本同様女性の社会進出が進み更には結婚しない女性が増えて居る為に少子高齢化のスピ-ドは世界でトップと言うのですから政府も真剣にこの問題に取組んで居ます。
日本政府も韓国を見習って現在の様な思い付きや総花的な予算配分ではなく本腰を入れて総合的に少子化対策に取組んで欲しいと心から願って居ます。
井上 出 (06-06-08)
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