Friday, September 05, 2008

中国幻惑

平成20年9月5日  

【中国に幻惑されて終った福田父子】 

今年の1月10日の産経新聞で桜井よし子女史が「福田首相に物申す」と言うコラムで福田首相父子を批判しジュニアに忠告をして居ましたが結局は彼女が危惧した通り父親同様ジュニアも唯々中国の御機嫌取りをしただけで終わりました。

領土問題と歴史問題では日本としての当然主張すべき事項を父親同様温家宝首相との首脳会談では全く話題にせず唯当たり障りのない話に始終した様に思われます。 シニアは尖閣の領有権を主張する事もなく日中平和条約を結び中国に対し膨大なODAを与えた事を皆様に想い出して頂きたいと思います。

領土問題と言うのは前述の尖閣諸島問題と東シナ海のガス田開発問題です。 国際司法裁判所は過去30年間一貫して日本の主張は正しいとして中間線で分けるべきだと言う裁定を下して居るのですが中国は東シナ海は自分達の海だとして日本が日本の領土内と主張し国際司法裁判所が認めた地域であるにも拘らず若しその地域で日本が原油試掘に入れば軍艦を出し排除すると言う常識外の発言を繰り返して居るのです。 この様な事を日本は絶対許してはいけないのです。

それにも拘らずジュニアは日本の正しさを一切主張せず中国の跋扈を許し続けたのです。 靖国神社参拝はしないと発言したばかりではなく北京大学では「過去を反省する勇気と英知」を語り日本の一方的な反省の必要性を示唆し学生達の拍手を浴び独り悦に入る有様で何の為の訪中かと言いたくなる言動がみられました。

歴史問題の中で特に中国で捏造され若い中国人や対外メディアに大々的に中国政府によって宣伝された「南京大虐殺」問題は事実に反する記述が多く南京市全人口以上の30万人の中国人が虐殺されたとして入口に大きな文字で表示されて居る「南京大虐殺記念館」についても福田ジュニアは一言も言及しなかったのです。 白髪三千丈と言う表現が使われる中国ですからこんな表現は中国では通用するかもしれませんがこれは歴史ですから許されるものではありません。

従って桜井女史が父子二代にわたり中国に幻惑され続けるのではないかと言う危惧は残念ながら現実になって終ったのです。

井上 出

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