Tuesday, September 09, 2008

移り気な選挙民

平成20年9月9日   

【熱し易く冷め易い移り気な選挙民】

就任当時50%近い国民の支持を集めた福田首相の突然の退任は日本では大きな反響を呼びましたが外国特に先進国のメディアの扱いは信じられない位小さく日本が世界経済大国NO.2を誇って居た頃が夢の様です。

退任時の支持率が20%台と言うのですから誰もが見放して終った米国大統領ブッシュの支持率並でこれでは政権を放り出しても仕方がなかったかもしれません。

併し選挙民の心の動きの激しさは日本だけではなくお隣の韓国の李明博大統領も就任時60%近くあった支持率が20%迄落ち込んだのです。 このところ少し戻して居る様ですが当初の熱狂的な支持率を取り戻す事は不可能でしょう。

台湾の馬英九総統も昨年は国民の支持率50%台を誇って居たものがこのところ30%台に落ち込み逆に不支持率が何と49%に達して居ます。

勿論支持率が急落した理由は色々ありますが選挙民が昔と違って最近は付和雷同型になって終った事が日韓台の3ヶ国の国民に共通して言える事の様でこれは大変危険な事だと私は考えます。 ヒットラ-の様な指導者が出て来れば簡易に靡く可能性が高いからです。

男女関係にも同じ様な傾向が見られます。 付いたり離れたりそして又くっついたりと他愛ない事や雰囲気そして噂に簡単に左右されるのです。 そしてこの様な傾向は益々強まって行く事でしょう。 その事を私はとても残念に思います。

井上 出

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