Wednesday, April 16, 2008

イジメ対策

平成20年4月16日

【イジメ対策国際会議開催を!!】

イジメによる子供の自殺が日本では相変らず起きて居ます。 大人のみならず子供も現代社会ではストレスが一杯でその捌け口として仲間をイジメルと言う行動に出ると考えられて居り、又イジメを見ても周囲の子供達は無関心を装う傾向があり、その延長線上で大人の他人に対する無関心が広がって居るのです。

先日外国人が電車内での乗客同士の争いを車内の誰も止めようとして居なかった為割って入って治めたと言う話が新聞に載って居ましたが過日急行電車内で女性が強姦をされた事件等も周囲の乗客が無関心を装って車掌への通報もしなかった為に起きたもので実に情けない話です。 日本人の正義感は一体何処に行って終ったのでしょうか?

イジメは日本だけの現象ではなく世界中で起きて居る事から「イジメ対策国際会議」の様なものを日本政府指導で開催する事をこの際提案したいと思います。

米国では私立の学校のイジメは殆んどありません。 理由はクラスの定員が13~18名で担任の先生の眼が充分行き届くからと考えられます。 御存知の様に米国人はフェア-(FAIR)と言う言葉を頻繁に使いますがこれが正義感を養うのに効果がある様に思われます。

併し公立の多人数のクラスでは所持品を取り上げたり隠したり、叩くとか殴ると言った暴力行為そして悪い噂を流して仲間外れにする、時には皆で完全無視をする等日本と変わらないイジメが最近発生して居る様です。

全米健康教育センタ-協会が昨年行った調査によると調査対象となった9才から13才の子供達の48%が何らかのイジメを過去に受けた事があると言うのです。 この数は日本より多いかもしれません。

併し米国では日本の子供達と違いイジメを目撃した場合止めようとする子は41%も居ると言うのは救いです。 日本では殆んどの子供がイジメを見ても次は自分も被害者になる可能性があると考え無関心を装うのに対し米国では無関心派は2割程度と言うのですから日本程事態は深刻ではありません。

それにも拘らず米国ではイジメを防ぐ為にイジメ対策のワ-クショップを開く動きが広がって居ると言うのです。 企業や大学の研究所の専門家が開くもので子供だけではなく親や教師にも対処法を指導するのが特徴との事。

子供にはイジメに対し「NO!」と言える様にそして親にはイジメられない子に育てる為のKNOW-HOWを、更には教師に対してもイジメを発見した折にどの様に対応すべきかを教えると言うのですが現場の教師達ではなく企業や大学の研究所が次世代を担う子供達の教育に熱心である点を特筆したいと思います。 偽装してまでも金儲けをしようとする日本の企業には見習って貰いたいものです。

井上  出

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