イノさんの文箱 (2007/09/03)
平成19年8月20日
企業の社会的責任
最近企業の社会的責任が頻繁に取り上げられる様になりましたが経済学の大物であるドラッカーが約40年前に企業の社会的責任の重要性に着目しこの企業倫理を世界に広めたと言われて居ます。
以前にもお伝えしましたが私の大学での卒業論文のテ-マが「企業の社会的責任」でしたが私がこの論文を大学に提出したのは今から47年前ですからドラッカ-よりも先に企業倫理を唱えた事になり大学では殆んど勉ばず劣等性であった私が唯一誇れるのが卒論です。
但し私の卒論等人様に読んで頂ける様な代物ではありませんがドラッカ-は組織の社会的責任として4つの原則を提示して居ます。
(1) 企業は社会や人間に対する悪影響を最小限に抑えるべきだ。
(2) 自らのもたらす悪影響を予知しその予防措置をとらなければな らない。
(3) 悪影響の防止策を含め社会のニ-ズを自らの成長機会と捉える事が必要。
(4) 個々の組織は私的存在であっても組織のリ-ダ-は公的な存在でありその行動にはそれ相当の社会的責任を負わなければならない。
私の会社の様な零細企業であっても企業経営者としてそれなりの社会的責任を負わなければならないと言うことを肝に銘じ行動する必要があるとドラッカ-は説いて居るのです。
雪印に始まる企業の不正は食品に限らず三菱の欠陥隠し、ゼネコンによる談合他全ての企業の反社会的行為はドラッカ-の言う様に全て社会に悪影響を及ぼす事であり利益優先の最近の風潮を全ての企業経営者は反省し企業は社会に貢献すると言う事が最大の目的であると自覚して貰いたいと思います。
井上 出
* * * * *
平成19年8月21日
大学の卒論請負業者の出現
8月18日付の読売新聞一面に「卒論代行業者現る」と言う大きな題字で大学の卒業論文やレポ-トの執筆を有料で請け負う代行業者が登場したと報じて居ました。
唯でも最近の学生はインタ-ネット上で見付けた資料をそのまま引き写しあたかも自分の意見であるかの如く装いレポ-トを提出するケ-スが多く教育現場で問題となって居たところにこれを上回る卒論の「丸投げ」が行われて居ると言うニュ-スに大きなショックを受けました。
料金は1文字5円前後と言う事で納期は1週間程度。 テ-マや内容・分量・納期などの希望を指定のメ-ルアドレスに流すと見積が出て来ると言う事で業者が3社他に個人レベルで請け負って居るケ-スもかなりあるそうです。
読売が調査をしたある業者は既に100件以上も受注して居り料金は2万字程度のリポ-トで10万円、発表会の為の個別指導を含む卒論執筆だと35万円からと言う事だそうです。
「大学は遊ぶところと見つけたり」と言う当今の大学生連中ですからこんな形で卒業する事に何の罪悪感も持ち合わせて居ないと思いますが、こんな連中は世界中探しても居ないでしょう。 日本人として実に恥かしい話です。
併し最近では大学が入試問題を予備校に丸投げしたり高校が予備校講師を招聘したりと本来の教育機関である学校自体が他に助けを求めなければならない様な状況にある事から卒論を下請けに丸投げする等と言う学生連中のみを責める訳にはいかないかもしれませんがこの際何としても教育制度の改革と教育に携わる当事者達の猛省を促したいと思います。
井上 出
* * * * *
平成19年8月21日
憲法第9条の見直しについて
米国の核の傘の下で60年余の平和な時期を過して来た日本ですが今回の安倍首相主導による憲法改訂問題は米国からの強い圧力によるものである事を我々は認識する必要があります。 米国は日本に正式の軍隊を持たせようとして居るのです。
確かに日本の自衛隊はその装備や規模からみてアジアでは中国に次ぐ強大なものであって周辺の国々が日本が再度アジアを支配する夢を持って軍備拡張を進めて居ると言う危惧を抱いて居る事は事実で第9条を改定し正式に軍隊を持つ事を認める事になると軍拡に歯止めが利かなくなるのではないかと言う疑念を持って居る事も確かです。
では何故米国が日本に第9条を改訂させてまで軍隊を持たせたいかと言う理由ですが実に明快で米国本土を攻撃されるまでに日本を防波堤としてミサイルを撃ち落して貰いたいからなのです。 米国は作戦本部を日本に移設する事で日本政府の合意を取り付けましたが沖縄やグアムではなく日本の本土に移設した理由は日本国民を攻撃を受けた際に盾にしようと考えて居るからなのです。
日本人の中には正式に軍隊を持つ事で米軍に日本から引上げて貰い自国の防衛は自国の軍隊によって行いその事によって真の独立国になる事が出来ると説く人が居ますが米国は日本から撤退する様な事は絶対にないのです。
米国本土を攻撃された際には日本を防波堤にすると言う基本的な戦略は不変の物ですから米国基地が日本から消える事はないのです。
従って安易に憲法第9条を改訂する事は米国の思う壷であって自国防衛ではなく米国の侵略戦争の為に日本軍が中近東あたりにまで派兵させられる事は間違いないのです。 今迄にも繰り返しお伝えして居る様に安保条約によって日本が他国からの侵略に晒された際に米軍が日本を守って呉れる等と言う事は幻想に過ぎず米国は自国の防衛の為に日本を利用しようとして居るに過ぎないのです。
米国政府は日本は極東に於ける自国防衛の為に欠く事の出来ない植民地であると言う位置付けしかして居ないと言う事を我々は認識しなければなりません。
井上 出
* * * * *
平成19年8月15日
重松彬様
「イ-ダマ-メ(EDAMAME)」
ビールに枝豆は欠かす事が出来ないおつまみの定番ですが私も枝豆は大好きで日本料理屋へ行けば必ず注文します。 そして食べ始めると止まらないと言う点ではピーナッツと一緒かもしれません。
その枝豆が米国では「イ-ダ・マ-メ」と発音され最近では「寿司」「豆腐」と並んで「枝豆」がブ-ムなのです。 EDAMAMEのEとMAにアクセントを置く米国人が多い事から「イ-ダ・マ-メ」と発音されて居ます。
米国のス-パ-マ-ケットに行けば「寿司」と「豆腐」は必ず最近は置いて居ますが癌や心臓病を防ぐ効果があるとしてこのところ冷凍枝豆は多くのス-パ-で見られる様になりました。
豆腐サラダは米国では人気ですがそれに枝豆を混ぜて食べると言うケ-スが多い様でビ-ルのおつまみに枝豆と言う事にはならない様ですが長寿国日本人に肖ろうと言う事かもしれません。
併し私はあくまでもフレッシュな枝豆に拘りたいと思います。 味が全く違うからです。 日本のス-パ-ではこのところ枝から取ったものを網の袋に入れて売って居ますがこれも駄目でやはり枝に付いて居る豆を茹でる直前に捥いだ物でないとならないと決めて居ます。
井上 出
* * * * *
平成19年8月22日
偉大な政治家後藤新平
過去にも後藤新平の偉大さを取り上げさせて頂いた事がありますが元東京市長としての実績は素晴しく馬車が走って居た時代に将来の交通量を予測し現在の昭和通りを作った事はその功績の中では特筆されて良いと思います。
後藤の残した沢山の名言の中で特に高い評価を得て居るのは「自治三訣」であってその内容は下記の通りです。
(1) 人のお世話にならぬ様
(2) 人のお世話をする様に
(3) そして報いを求めぬ様
そして後藤は金儲け最優先の現世をあの世からのぞいて嘆いて居る事でしょう。 後藤の書いた青年訓の中で彼はこう言って居ます。
ビスマルクは言えり「1も金、2も金、 3も金」と予はいわん「1も人、2も人、3も人」と。
日本の最近の経済界も2世、3世が多く又それに寄生虫の様に取り付く所謂取り巻き連中が一杯で安倍内閣が国民にソッポを向かれた最大の理由はお友達内閣を作った事です。 官僚に限らず経済界でも凭れ合いの体質が続いて居り株の持ち合い制度復活の動きは又昔の様に東京ガスと言う公益企業を息子に譲る様な連中を生むと思います。
親の七光で東京ガスの社長そして会長を歴任の後全国法人会の会長として今も大威張りのその息子を取り巻く連中が居るのですから情けない話です。 おコボレを貰えるからそんな男に群がる訳で日本の経済界は後進国並のレベルなのです。
人事の難しさを知る後藤は自分は身びいきをしないから側近になればむしろ損をするよと言う意味で「御親兵一割の損」と言う言葉も残して居ます。 後藤は台湾民政長官・桂内閣の逓信大臣を歴任した訳ですが、後藤は権要の地位に就くときはかえって平生親しくして居る人達を採用する事を避けたと言われて居ます。
今の政治家は私腹を肥す事しか頭にない連中の集合体ですが1人位後藤の様な生き方をする政治家が出て来て欲しいと思います。 そんな意味で私は小泉元首相を再評価したいと思います。
井上 出
企業の社会的責任
最近企業の社会的責任が頻繁に取り上げられる様になりましたが経済学の大物であるドラッカーが約40年前に企業の社会的責任の重要性に着目しこの企業倫理を世界に広めたと言われて居ます。
以前にもお伝えしましたが私の大学での卒業論文のテ-マが「企業の社会的責任」でしたが私がこの論文を大学に提出したのは今から47年前ですからドラッカ-よりも先に企業倫理を唱えた事になり大学では殆んど勉ばず劣等性であった私が唯一誇れるのが卒論です。
但し私の卒論等人様に読んで頂ける様な代物ではありませんがドラッカ-は組織の社会的責任として4つの原則を提示して居ます。
(1) 企業は社会や人間に対する悪影響を最小限に抑えるべきだ。
(2) 自らのもたらす悪影響を予知しその予防措置をとらなければな らない。
(3) 悪影響の防止策を含め社会のニ-ズを自らの成長機会と捉える事が必要。
(4) 個々の組織は私的存在であっても組織のリ-ダ-は公的な存在でありその行動にはそれ相当の社会的責任を負わなければならない。
私の会社の様な零細企業であっても企業経営者としてそれなりの社会的責任を負わなければならないと言うことを肝に銘じ行動する必要があるとドラッカ-は説いて居るのです。
雪印に始まる企業の不正は食品に限らず三菱の欠陥隠し、ゼネコンによる談合他全ての企業の反社会的行為はドラッカ-の言う様に全て社会に悪影響を及ぼす事であり利益優先の最近の風潮を全ての企業経営者は反省し企業は社会に貢献すると言う事が最大の目的であると自覚して貰いたいと思います。
井上 出
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平成19年8月21日
大学の卒論請負業者の出現
8月18日付の読売新聞一面に「卒論代行業者現る」と言う大きな題字で大学の卒業論文やレポ-トの執筆を有料で請け負う代行業者が登場したと報じて居ました。
唯でも最近の学生はインタ-ネット上で見付けた資料をそのまま引き写しあたかも自分の意見であるかの如く装いレポ-トを提出するケ-スが多く教育現場で問題となって居たところにこれを上回る卒論の「丸投げ」が行われて居ると言うニュ-スに大きなショックを受けました。
料金は1文字5円前後と言う事で納期は1週間程度。 テ-マや内容・分量・納期などの希望を指定のメ-ルアドレスに流すと見積が出て来ると言う事で業者が3社他に個人レベルで請け負って居るケ-スもかなりあるそうです。
読売が調査をしたある業者は既に100件以上も受注して居り料金は2万字程度のリポ-トで10万円、発表会の為の個別指導を含む卒論執筆だと35万円からと言う事だそうです。
「大学は遊ぶところと見つけたり」と言う当今の大学生連中ですからこんな形で卒業する事に何の罪悪感も持ち合わせて居ないと思いますが、こんな連中は世界中探しても居ないでしょう。 日本人として実に恥かしい話です。
併し最近では大学が入試問題を予備校に丸投げしたり高校が予備校講師を招聘したりと本来の教育機関である学校自体が他に助けを求めなければならない様な状況にある事から卒論を下請けに丸投げする等と言う学生連中のみを責める訳にはいかないかもしれませんがこの際何としても教育制度の改革と教育に携わる当事者達の猛省を促したいと思います。
井上 出
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平成19年8月21日
憲法第9条の見直しについて
米国の核の傘の下で60年余の平和な時期を過して来た日本ですが今回の安倍首相主導による憲法改訂問題は米国からの強い圧力によるものである事を我々は認識する必要があります。 米国は日本に正式の軍隊を持たせようとして居るのです。
確かに日本の自衛隊はその装備や規模からみてアジアでは中国に次ぐ強大なものであって周辺の国々が日本が再度アジアを支配する夢を持って軍備拡張を進めて居ると言う危惧を抱いて居る事は事実で第9条を改定し正式に軍隊を持つ事を認める事になると軍拡に歯止めが利かなくなるのではないかと言う疑念を持って居る事も確かです。
では何故米国が日本に第9条を改訂させてまで軍隊を持たせたいかと言う理由ですが実に明快で米国本土を攻撃されるまでに日本を防波堤としてミサイルを撃ち落して貰いたいからなのです。 米国は作戦本部を日本に移設する事で日本政府の合意を取り付けましたが沖縄やグアムではなく日本の本土に移設した理由は日本国民を攻撃を受けた際に盾にしようと考えて居るからなのです。
日本人の中には正式に軍隊を持つ事で米軍に日本から引上げて貰い自国の防衛は自国の軍隊によって行いその事によって真の独立国になる事が出来ると説く人が居ますが米国は日本から撤退する様な事は絶対にないのです。
米国本土を攻撃された際には日本を防波堤にすると言う基本的な戦略は不変の物ですから米国基地が日本から消える事はないのです。
従って安易に憲法第9条を改訂する事は米国の思う壷であって自国防衛ではなく米国の侵略戦争の為に日本軍が中近東あたりにまで派兵させられる事は間違いないのです。 今迄にも繰り返しお伝えして居る様に安保条約によって日本が他国からの侵略に晒された際に米軍が日本を守って呉れる等と言う事は幻想に過ぎず米国は自国の防衛の為に日本を利用しようとして居るに過ぎないのです。
米国政府は日本は極東に於ける自国防衛の為に欠く事の出来ない植民地であると言う位置付けしかして居ないと言う事を我々は認識しなければなりません。
井上 出
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平成19年8月15日
重松彬様
「イ-ダマ-メ(EDAMAME)」
ビールに枝豆は欠かす事が出来ないおつまみの定番ですが私も枝豆は大好きで日本料理屋へ行けば必ず注文します。 そして食べ始めると止まらないと言う点ではピーナッツと一緒かもしれません。
その枝豆が米国では「イ-ダ・マ-メ」と発音され最近では「寿司」「豆腐」と並んで「枝豆」がブ-ムなのです。 EDAMAMEのEとMAにアクセントを置く米国人が多い事から「イ-ダ・マ-メ」と発音されて居ます。
米国のス-パ-マ-ケットに行けば「寿司」と「豆腐」は必ず最近は置いて居ますが癌や心臓病を防ぐ効果があるとしてこのところ冷凍枝豆は多くのス-パ-で見られる様になりました。
豆腐サラダは米国では人気ですがそれに枝豆を混ぜて食べると言うケ-スが多い様でビ-ルのおつまみに枝豆と言う事にはならない様ですが長寿国日本人に肖ろうと言う事かもしれません。
併し私はあくまでもフレッシュな枝豆に拘りたいと思います。 味が全く違うからです。 日本のス-パ-ではこのところ枝から取ったものを網の袋に入れて売って居ますがこれも駄目でやはり枝に付いて居る豆を茹でる直前に捥いだ物でないとならないと決めて居ます。
井上 出
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平成19年8月22日
偉大な政治家後藤新平
過去にも後藤新平の偉大さを取り上げさせて頂いた事がありますが元東京市長としての実績は素晴しく馬車が走って居た時代に将来の交通量を予測し現在の昭和通りを作った事はその功績の中では特筆されて良いと思います。
後藤の残した沢山の名言の中で特に高い評価を得て居るのは「自治三訣」であってその内容は下記の通りです。
(1) 人のお世話にならぬ様
(2) 人のお世話をする様に
(3) そして報いを求めぬ様
そして後藤は金儲け最優先の現世をあの世からのぞいて嘆いて居る事でしょう。 後藤の書いた青年訓の中で彼はこう言って居ます。
ビスマルクは言えり「1も金、2も金、 3も金」と予はいわん「1も人、2も人、3も人」と。
日本の最近の経済界も2世、3世が多く又それに寄生虫の様に取り付く所謂取り巻き連中が一杯で安倍内閣が国民にソッポを向かれた最大の理由はお友達内閣を作った事です。 官僚に限らず経済界でも凭れ合いの体質が続いて居り株の持ち合い制度復活の動きは又昔の様に東京ガスと言う公益企業を息子に譲る様な連中を生むと思います。
親の七光で東京ガスの社長そして会長を歴任の後全国法人会の会長として今も大威張りのその息子を取り巻く連中が居るのですから情けない話です。 おコボレを貰えるからそんな男に群がる訳で日本の経済界は後進国並のレベルなのです。
人事の難しさを知る後藤は自分は身びいきをしないから側近になればむしろ損をするよと言う意味で「御親兵一割の損」と言う言葉も残して居ます。 後藤は台湾民政長官・桂内閣の逓信大臣を歴任した訳ですが、後藤は権要の地位に就くときはかえって平生親しくして居る人達を採用する事を避けたと言われて居ます。
今の政治家は私腹を肥す事しか頭にない連中の集合体ですが1人位後藤の様な生き方をする政治家が出て来て欲しいと思います。 そんな意味で私は小泉元首相を再評価したいと思います。
井上 出
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