イノさんの文箱 (200/09/03)
平成19年8月16日
世界の食糧危機は目前に迫って来て居ます。
先日各紙が日本の食料自給率が40%に下った事を報じて居ましたが近い将来起きるであろう世界規模の食料不足に備え過疎地の見直しと休耕地減らしに政府は真剣に取組む必要があります。 農業育成が急務なのです。
発展途上国の人口は増え続けて居りそれに伴って食糧消費量はウナギ登りであるにも拘らず水不足で農産物の生産量は減少して居るのです。
食糧最大の消費国中国では所得の上昇が食事面の贅沢を招き肉類の消費量は1970~1972年平均に比べ2000~2002年には5.1倍となり年間1人当りの消費量は51キロに達したと言うのです。 そして更に増え続けて居るのです。 因みに牛肉1キロを生産する為に必要なトウモロコシは11キロで豚肉でも1キロの肉を生産する為には7キロの穀物が必要だと言うのですから想像を超えた大量の穀物が中国では家畜飼育の為に消費されて居る事が判ります。
中国は現在の様な農産物輸出国ではなく輸入国になる事は時間の問題だと言われて居ますし又日本が現在輸入して居る農産物生産国は全てその様な可能性を抱えて居るのです。
石油が無くても人間は生きて行けますが食糧と水がなければ大変な事になると言う事を我々は再認識し何とか食糧自給率を上げる努力を直ちに開始する必要があるのです。
井上 出
* * * * * *
平成19年8月16日
ゴミを処構わず捨てる日本人は中国人と同列
オリンピックを迎える北京では市民のマナ-を改善しようと言う事で監視員を置いたりTV・ポスターそして看板でマナ-改善を呼び掛けて居ます。 特に問題になって居るのは
(1)道路に痰や唾を吐く行為
(2)ゴミを処構わず捨てる行為
(3)交通信号無視
(4)電車やバスに乗る際の割り込み
以上ですが日本でも野球選手やサッカ-選手そして相撲取りが唾をぺっぺっと吐き散らして居ますし又道路に空き缶やペットボトルそして家庭ゴミを平気で捨てる連中が実に多いのですからマナ-の悪さでは中国並みと言えましょう。
今夏休みで何処の海岸も人で一杯ですが海水浴客が去った夕方は海岸はゴミだらけです。 自分達が飲み食いした後をキレイに片付けゴミを持ち帰る人は少ないと知り合いで海の家を経営して居る男が嘆いて居ました。 これは海岸だけの話ではなく日本中至るところで見られる光景で道路の中間のグリ-ンベルトに空き缶やペットボトルを投げ捨てるドライバ-が実に多いのです。
朝日新聞7月11日夕刊によれば環境問題を訴えるチャリティ-コンサ-トの会場(幕張メッセ会場)に集まった1万2千人の聴衆が帰った後に煙草の吸い殻や飲食物の空容器が山を成して居たと言うのですからもう救いがありません。 自分の出したゴミは持ち帰って自分で処理する等と言う事は常識中の常識ですがこんな事すらも出来ない連中が一杯居る事を日本人として恥かしく思います。 こんな連中は環境問題を一体どう考えて居るのでしょうか?
東京で再度オリンピックを開催する事については賛否両論ありますが若しオリンピックを開催する事になったら「ゴミのポイ捨ては止めましょう!!」と言う標語を又あちこちで見る事になるかもしれません。 大型ゴミを高速道路のサ-ビスエリアに持って来て捨てる人が跡を絶たないと聞くとそんな家庭の子供達はどんな育て方をされて居るのだろうかと背筋が寒くなります。
井上 出
* * * * *
平成19年8月16日
中国の秘密主義
中国湖南省で8月13日に完成目前の橋が崩落した事故が昨日の朝日新聞で報じられて居ましたが一説によれば鉄骨が入って居なかったと言うのですから信じられない話です。 今のところ死者は29人との事ですが中国では事故が起きても正確な情報は流さず被害や犠牲は過少に報道する事から実際の死者の数は発表の何倍にも達するものと思われます。
この橋の崩落について取引先の上海の担当者にメ-ルしたところ彼は知らなかったとの事で逆に私の会社で米国向輸出として購入をして居る鋳物のメ-カ-の所在地でこのところ2度大雨による洪水が起き多くの犠牲者が出たと伝えて来ました。
YANGTZE RIVER沿いの都市が連続して水害に襲われたとの事でその水の流れがあまりにも早かった為に地下にあった商店や住人は逃げる間もなく死んで行ったとの事です。 しかもこの洪水は続けて2回も同じ地域を襲った為に復興する時間もなく多くの犠牲者が出たと言うのです。 ところがこんなニュ-スは日本には全く届いて居ません。
大部前になりますが中国が宇宙への有人飛行船打ち上げに成功したと言うニュ-スがありその折私はそんな事に大金を叩く前に地方の貧しい農民の生活改善に金を使うべきだとコメントした事がありますが後日談として打ち上げは何度か失敗に終って居たが発表されなかったと言うニュ-スが流れて来ました。 これは中国では充分考えられる事だと思います。
都合の悪い事は出来るだけ隠し都合の良い事や国威高揚のネタは過剰に報道すると言うやり方は第二次世界大戦中の日本の大本営発表を想い出させます。 共産主義国家ですからある程度仕方ありませんが先進国の仲間入りする為には情報の公開が不可欠であると言う事を政府のトップは認識する必要があります。
井上 出
* * * * *
平成18年8月17日
少子化と高齢化並行進行中の日本
少子化傾向に歯止めが掛って来たとこのところ報じられて居ますが私は一時的な現象で今後も日本の少子化は進むと思います。 今の若い人達には結婚願望が私達の若い頃と比較すると驚く程ないのです。 更に結婚しても子供を持つ事に拒絶反応を示すカップルが多いのです。 その主な理由は現在の生活レベルを落したくないし人生を楽しみたいと言うのですから困ったものです。
一時パラサイト症候群としてマスメディアで取り上げられた独身男女の親との同居(寄生虫的)による居心地の良さは結婚の大きな妨げになって居り相変らず多くの独身貴族を生み出して居るのです。
一方日本の高齢化率は遂に世界最高に達して居ます。 総務省によれば2005年の日本の高齢化率(65才以上が全人口に占める比率)は20.1%で人口3,000万人以上の世界37ヶ国中最も高い数字になって終いました。
日本に続く高齢化率の高い国とその比率は下記の通りです。
2位 イタリア 19.7%
3位 ドイツ 18.8%
4位 スペイン 16.8%
しからば高齢化率の低い国はどこかと言うと2.6%のコンゴ民主共和国そして2.7%のケニアとの事で世界全体の高齢化率の平均値が7.3%と知るといかに日本が老人の多い国であるかと言う事が判ります。
私のオフィスは文京区にありますがその文京区立の介護老人ホ-ムが人手不足を補う為にフィリピン人のアルバイトを使って居た事が判明しホ-ムとしての登録取消しを都から受けました。 不正に蓄財をしたとか経営者が不正な行いをしたと言う事ではなく人手不足を補う為に他に選択の余地が無かったのです。
人手が絶対的に足りないのです。 そして寝たきり老人の下の世話をするのは大変な事なのです。 新人の介護者によれば4~5人の世話をした後は臭いが身体から仲々取れず食事の際にもその臭いで食欲が減退して終うと言うのです。 こんな仕事にも拘らず給料は実に低く手取り20万円貰えれば良い方だと言うのですから人集めが困難である事は充分理解出来ます。
そして要介護者の数は今後も増え続けるのですから国としてもフィリピンを中心に東南アジアから若い介護者を規制を緩和し招聘しない限り介護施設は成り立たなくなるであろう事は火を見るより明らかなのです。 マスメディアも危機感を持って外国からの労働者の誘致を政府に訴え掛けて貰わなければなりません。
井上 出
* * * * *
平成19年8月20日
日本人経営者の利益至上主義を正す為に内部告発を!!
このところ中国の食品に有害物質が入って居たり薬品や健康食品に有毒物質が含まれて居た為に死亡者が出たりする事件が続き消費者の間で中国製品や中国野菜に対する拒否反応が出て居ます。
しからば日本製品は安全かと言うとこれ又沢山問題を抱えて居り雪印に始まり不二家、ミ-トホ-プそれに加えて今回は「白い恋人」で全国的に有名なチョコレ-トのメ-カ-である石屋製菓による消費期限改ざん事件と不正が続いて居り日本製品だからと言って安心してはいられません。
7月23日付の私のメ-ルでマルハの子会社である「北州食品」が賞味期限切れのネギトロ材料である「マグロすき身」を長期間にわたって期限切れ製品をス-パ-等に出荷して居た事件は生の魚と言う事もあって絶対にやってはならない事なのですが内部告発で事件が発覚する迄この様な不正を繰り返して居たと言うのですから厳罰に処する必要がありますがこれ又マルハの息の掛って居る会社と言う事で何時の間にかウヤムヤの中に業務再開となって終って居るのです。
前述の白い恋人のメ-カ-である石屋製菓の社長は当初「4日間の自主営業中止をします」と記者会見で述べて居り反省の様子もありませんでした。 現場がやった事だとして責任者1人の首を差し出す事で問題を解決しようとして居たのです。 こんな男は経営者とは呼べません。 金の亡者ですから金貸しにでもなったら良いのです。
日本人は終身雇用制度が長かった為に会社至上主義で仲々会社の不正を告発すると言う事が出来ません。 告発し会社がおかしくなれば自分も職を失う事になる事から問題が発生しても外部に漏れない様にする傾向が強いのです。 従って未だ同様な不正行為は多くの日本企業で行われて居る事は間違いありません。
併し不正行為は必ず発覚しますし又特に食の安全は人々の命にも拘る事ですから勇気を出して不正を告発して貰いたいと心から願って居ます。 大手企業の経営者達は昔と違い三等重役が殆んどですから御身第一で何とか在職中に問題が起きない様、又発生しても何とか隠蔽しようとするのです。 従って我々はこんな連中を信じる事は出来ず社員による内部告発に期待するしかないのです。
良く日本の経営者と米国の経営者との報酬を比較し日本人経営者はもっと貰っても良いと主張する人達が居ますが仕事の中身が違います。 業績が悪化しても居座り赤字を出してもボ-ナスを取る日本の三等重役等居ても居なくても良いような存在ですから私に言わせれば彼等は給料の貰い過ぎです。
併しグロ-バル時代を迎え日本の大手企業の経営者達も今迄の様に黒塗りの社用車で重役出勤をし夕方になれば料亭や高級クラブ通いなんぞ出来なくなりつつありもはや惰眠を貪る事は難しくなって来て居る事は大変結構な事だと思います。
井上 出
世界の食糧危機は目前に迫って来て居ます。
先日各紙が日本の食料自給率が40%に下った事を報じて居ましたが近い将来起きるであろう世界規模の食料不足に備え過疎地の見直しと休耕地減らしに政府は真剣に取組む必要があります。 農業育成が急務なのです。
発展途上国の人口は増え続けて居りそれに伴って食糧消費量はウナギ登りであるにも拘らず水不足で農産物の生産量は減少して居るのです。
食糧最大の消費国中国では所得の上昇が食事面の贅沢を招き肉類の消費量は1970~1972年平均に比べ2000~2002年には5.1倍となり年間1人当りの消費量は51キロに達したと言うのです。 そして更に増え続けて居るのです。 因みに牛肉1キロを生産する為に必要なトウモロコシは11キロで豚肉でも1キロの肉を生産する為には7キロの穀物が必要だと言うのですから想像を超えた大量の穀物が中国では家畜飼育の為に消費されて居る事が判ります。
中国は現在の様な農産物輸出国ではなく輸入国になる事は時間の問題だと言われて居ますし又日本が現在輸入して居る農産物生産国は全てその様な可能性を抱えて居るのです。
石油が無くても人間は生きて行けますが食糧と水がなければ大変な事になると言う事を我々は再認識し何とか食糧自給率を上げる努力を直ちに開始する必要があるのです。
井上 出
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平成19年8月16日
ゴミを処構わず捨てる日本人は中国人と同列
オリンピックを迎える北京では市民のマナ-を改善しようと言う事で監視員を置いたりTV・ポスターそして看板でマナ-改善を呼び掛けて居ます。 特に問題になって居るのは
(1)道路に痰や唾を吐く行為
(2)ゴミを処構わず捨てる行為
(3)交通信号無視
(4)電車やバスに乗る際の割り込み
以上ですが日本でも野球選手やサッカ-選手そして相撲取りが唾をぺっぺっと吐き散らして居ますし又道路に空き缶やペットボトルそして家庭ゴミを平気で捨てる連中が実に多いのですからマナ-の悪さでは中国並みと言えましょう。
今夏休みで何処の海岸も人で一杯ですが海水浴客が去った夕方は海岸はゴミだらけです。 自分達が飲み食いした後をキレイに片付けゴミを持ち帰る人は少ないと知り合いで海の家を経営して居る男が嘆いて居ました。 これは海岸だけの話ではなく日本中至るところで見られる光景で道路の中間のグリ-ンベルトに空き缶やペットボトルを投げ捨てるドライバ-が実に多いのです。
朝日新聞7月11日夕刊によれば環境問題を訴えるチャリティ-コンサ-トの会場(幕張メッセ会場)に集まった1万2千人の聴衆が帰った後に煙草の吸い殻や飲食物の空容器が山を成して居たと言うのですからもう救いがありません。 自分の出したゴミは持ち帰って自分で処理する等と言う事は常識中の常識ですがこんな事すらも出来ない連中が一杯居る事を日本人として恥かしく思います。 こんな連中は環境問題を一体どう考えて居るのでしょうか?
東京で再度オリンピックを開催する事については賛否両論ありますが若しオリンピックを開催する事になったら「ゴミのポイ捨ては止めましょう!!」と言う標語を又あちこちで見る事になるかもしれません。 大型ゴミを高速道路のサ-ビスエリアに持って来て捨てる人が跡を絶たないと聞くとそんな家庭の子供達はどんな育て方をされて居るのだろうかと背筋が寒くなります。
井上 出
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平成19年8月16日
中国の秘密主義
中国湖南省で8月13日に完成目前の橋が崩落した事故が昨日の朝日新聞で報じられて居ましたが一説によれば鉄骨が入って居なかったと言うのですから信じられない話です。 今のところ死者は29人との事ですが中国では事故が起きても正確な情報は流さず被害や犠牲は過少に報道する事から実際の死者の数は発表の何倍にも達するものと思われます。
この橋の崩落について取引先の上海の担当者にメ-ルしたところ彼は知らなかったとの事で逆に私の会社で米国向輸出として購入をして居る鋳物のメ-カ-の所在地でこのところ2度大雨による洪水が起き多くの犠牲者が出たと伝えて来ました。
YANGTZE RIVER沿いの都市が連続して水害に襲われたとの事でその水の流れがあまりにも早かった為に地下にあった商店や住人は逃げる間もなく死んで行ったとの事です。 しかもこの洪水は続けて2回も同じ地域を襲った為に復興する時間もなく多くの犠牲者が出たと言うのです。 ところがこんなニュ-スは日本には全く届いて居ません。
大部前になりますが中国が宇宙への有人飛行船打ち上げに成功したと言うニュ-スがありその折私はそんな事に大金を叩く前に地方の貧しい農民の生活改善に金を使うべきだとコメントした事がありますが後日談として打ち上げは何度か失敗に終って居たが発表されなかったと言うニュ-スが流れて来ました。 これは中国では充分考えられる事だと思います。
都合の悪い事は出来るだけ隠し都合の良い事や国威高揚のネタは過剰に報道すると言うやり方は第二次世界大戦中の日本の大本営発表を想い出させます。 共産主義国家ですからある程度仕方ありませんが先進国の仲間入りする為には情報の公開が不可欠であると言う事を政府のトップは認識する必要があります。
井上 出
* * * * *
平成18年8月17日
少子化と高齢化並行進行中の日本
少子化傾向に歯止めが掛って来たとこのところ報じられて居ますが私は一時的な現象で今後も日本の少子化は進むと思います。 今の若い人達には結婚願望が私達の若い頃と比較すると驚く程ないのです。 更に結婚しても子供を持つ事に拒絶反応を示すカップルが多いのです。 その主な理由は現在の生活レベルを落したくないし人生を楽しみたいと言うのですから困ったものです。
一時パラサイト症候群としてマスメディアで取り上げられた独身男女の親との同居(寄生虫的)による居心地の良さは結婚の大きな妨げになって居り相変らず多くの独身貴族を生み出して居るのです。
一方日本の高齢化率は遂に世界最高に達して居ます。 総務省によれば2005年の日本の高齢化率(65才以上が全人口に占める比率)は20.1%で人口3,000万人以上の世界37ヶ国中最も高い数字になって終いました。
日本に続く高齢化率の高い国とその比率は下記の通りです。
2位 イタリア 19.7%
3位 ドイツ 18.8%
4位 スペイン 16.8%
しからば高齢化率の低い国はどこかと言うと2.6%のコンゴ民主共和国そして2.7%のケニアとの事で世界全体の高齢化率の平均値が7.3%と知るといかに日本が老人の多い国であるかと言う事が判ります。
私のオフィスは文京区にありますがその文京区立の介護老人ホ-ムが人手不足を補う為にフィリピン人のアルバイトを使って居た事が判明しホ-ムとしての登録取消しを都から受けました。 不正に蓄財をしたとか経営者が不正な行いをしたと言う事ではなく人手不足を補う為に他に選択の余地が無かったのです。
人手が絶対的に足りないのです。 そして寝たきり老人の下の世話をするのは大変な事なのです。 新人の介護者によれば4~5人の世話をした後は臭いが身体から仲々取れず食事の際にもその臭いで食欲が減退して終うと言うのです。 こんな仕事にも拘らず給料は実に低く手取り20万円貰えれば良い方だと言うのですから人集めが困難である事は充分理解出来ます。
そして要介護者の数は今後も増え続けるのですから国としてもフィリピンを中心に東南アジアから若い介護者を規制を緩和し招聘しない限り介護施設は成り立たなくなるであろう事は火を見るより明らかなのです。 マスメディアも危機感を持って外国からの労働者の誘致を政府に訴え掛けて貰わなければなりません。
井上 出
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平成19年8月20日
日本人経営者の利益至上主義を正す為に内部告発を!!
このところ中国の食品に有害物質が入って居たり薬品や健康食品に有毒物質が含まれて居た為に死亡者が出たりする事件が続き消費者の間で中国製品や中国野菜に対する拒否反応が出て居ます。
しからば日本製品は安全かと言うとこれ又沢山問題を抱えて居り雪印に始まり不二家、ミ-トホ-プそれに加えて今回は「白い恋人」で全国的に有名なチョコレ-トのメ-カ-である石屋製菓による消費期限改ざん事件と不正が続いて居り日本製品だからと言って安心してはいられません。
7月23日付の私のメ-ルでマルハの子会社である「北州食品」が賞味期限切れのネギトロ材料である「マグロすき身」を長期間にわたって期限切れ製品をス-パ-等に出荷して居た事件は生の魚と言う事もあって絶対にやってはならない事なのですが内部告発で事件が発覚する迄この様な不正を繰り返して居たと言うのですから厳罰に処する必要がありますがこれ又マルハの息の掛って居る会社と言う事で何時の間にかウヤムヤの中に業務再開となって終って居るのです。
前述の白い恋人のメ-カ-である石屋製菓の社長は当初「4日間の自主営業中止をします」と記者会見で述べて居り反省の様子もありませんでした。 現場がやった事だとして責任者1人の首を差し出す事で問題を解決しようとして居たのです。 こんな男は経営者とは呼べません。 金の亡者ですから金貸しにでもなったら良いのです。
日本人は終身雇用制度が長かった為に会社至上主義で仲々会社の不正を告発すると言う事が出来ません。 告発し会社がおかしくなれば自分も職を失う事になる事から問題が発生しても外部に漏れない様にする傾向が強いのです。 従って未だ同様な不正行為は多くの日本企業で行われて居る事は間違いありません。
併し不正行為は必ず発覚しますし又特に食の安全は人々の命にも拘る事ですから勇気を出して不正を告発して貰いたいと心から願って居ます。 大手企業の経営者達は昔と違い三等重役が殆んどですから御身第一で何とか在職中に問題が起きない様、又発生しても何とか隠蔽しようとするのです。 従って我々はこんな連中を信じる事は出来ず社員による内部告発に期待するしかないのです。
良く日本の経営者と米国の経営者との報酬を比較し日本人経営者はもっと貰っても良いと主張する人達が居ますが仕事の中身が違います。 業績が悪化しても居座り赤字を出してもボ-ナスを取る日本の三等重役等居ても居なくても良いような存在ですから私に言わせれば彼等は給料の貰い過ぎです。
併しグロ-バル時代を迎え日本の大手企業の経営者達も今迄の様に黒塗りの社用車で重役出勤をし夕方になれば料亭や高級クラブ通いなんぞ出来なくなりつつありもはや惰眠を貪る事は難しくなって来て居る事は大変結構な事だと思います。
井上 出
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