Thursday, May 31, 2007

イノさんの文箱 (2007/05/31)

平成19年5月30日

観光立国を目指そう!!

昨年日本を訪れた外国人の数は前年比9%UPの733万人と過去最高を記録し政府は2010年には1,000万人を目標に「ビジット・ジャパン」キャンペ-ンを展開中です。

先進国の中で観光客の数が極端に少ない日本ですが上手に世界にPRする事によって1,000万人どころかその何倍にもする事は可能だと私は考えます。

世界の有名ホテルは殆んど東京に進出して来て居ますが最近はアジアの有名ホテルであるマンダリン・オリエンタルが2005年12月に開業したのに続き今年の9月には香港で最も歴史が古く格式の高い「ザ・ペニンシュラ」がオ-プンします。

2008年にはインドネシアのアマン・リゾ-ツがそして2009年には香港のシャングリラが更にアラブ首長国連邦の有名なジュメイラビ-チホテルも東京に進出をする事になって居ます。

勿論前述のホテルは全て超高級ホテルで宿泊料は5万円以上になるとの事で一般人向ではありませんが一方で都内の日本旅館の中に外国人客を積極的に受け入れ盛況のところが数多く見られる様になりました。

1泊4~5,000円で朝食付と言う事で外国からの若い人達の間で口コミで広がって居る様でこれからも外国人利用者は増え続ける事でしょうし年間2,000万人の観光客を呼び込む為には安い宿を提供する必要があります。

四季の景観を楽しみ温泉で疲れを癒す。 夏は海冬はスキーやスケートとを楽しむ事が出来食事は美味い果物は豊富で糖度が高く味も良いと良いことづくめの日本は観光立国の可能性のある素晴しい国ですから官民一体となって観光客の誘致の努力を続ける必要があります。

2010年迄に1,000万人目標等と言わずに政府は目標をより高く掲げて頑張って欲しいと願って居ます。 そして是非広島や長崎にも足を伸ばして貰いたいものです。

それが世界平和につながって行くからです。

井上  出    (07/05/31受信)

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平成19年5月30日

バイオエネルギ-普及の問題点

地球温暖化対策の切り札として世界中で注目されて居るバイオ燃料が果して石油の代替品として今後も増え続けるかどうか又実際にCO2排出量の大幅な削減に寄与するのか大変疑問になって来ました。

バイオエネルギ-が注目されて居る理由はバイオエネルギーは主に空気中の二酸化炭素を光合成で吸収した原料(農産物)から作り出す事から温暖化ガスを増加させないと言う点です。

併し最近のメディアでも大きく取り上げられて居る様に原料の穀物・トウモロコシ・砂糖キビ・オレンジ他の価格が急上昇して来て居り又量的に限られ唯でも不足気味の食糧問題を更に悪化させる事になって来て居るのです。

又バイオエネルギーの生産段階では温暖化ガスが発生する事からあまり削減とは結び付かないのではないかと言う意見もありその生産方法の見直しが必要になって来て居ます。

元米農務省農業開発局長で現在ア-スポリシ-研究所所長のレスタ-・ブラウン氏(73才)によれば乗用車の25ガロン(95リッタ-)のガソリンタンクをバイオエタノ-ルで満杯にする為には1人が1年間に消費する程の量の穀物が必要だと言うのです。

トウモロコシは原料としてブラジルでは昔から広く使われて居りバイオ燃料を一般に広めたブラジル政府は表彰に値しますがこのところの世界中のバイオエタノ-ルに対する強い関心とその消費は最大の原料であるトウモロコシの市場価格を昨年の2倍に押し上げて終い低所得者層は悲鳴を上げて居ると聞けば穀物やトウモロコシをバイオエタノール生産原料とする事は避ける必要があると思われます。

ハイブリッド車や太陽光発電では世界のリ-ダ-格の日本はむしろ代替エネルギ-としてこの分野で更なる改良と普及と図るべきなのです。 これには政府の強力な支援が必要です。

京都大学や日清製粉などの研究チ-ムはバイオエタノ-ルの原料として木くずや雑木をキノコの一種で分解させる手法を開発したとの事で機械でする従来の方法に比べて処理に必要なエネルギ-は数十分の一以下と言うのですからこれは大変な発明です。

食料からバイオエタノールを作り出す事は世界的な食料不足に拍車を掛ける事になる訳で前述のキノコで木クズや雑木を分解しバイオエタノ-ルを生産すると言う方向で更なる研究開発が進む事を心から願って居ます。

井上  出    (07/05/31受信)  

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