イノさんの文箱 (2007/05/22)
平成19年5月21日
クライスラー身売り話
進駐軍の兵隊達がジ-プで日本中を走り回りそれに対し「ギブミー、チョコレート」「ギブミ-、キャンディ-」と子供達が群がった時代があった等今の若い人に聞かせたら驚く事でしょう。 これが60年前の話ですから世界第二位の経済大国等と胸を張るのではなくそんな貧しい日本から現在に至る迄に日本人がそれこそ血の滲む様な努力をして来た事を若い人達に知らしめ「平和ボケ」「飽食」「華美」の世界から彼等を引き戻す必要があると私は考えます。
「江戸時代には道には何も落ちて居なかった紙屑も馬糞も布切れも木片も全て100%リサイクルされて居た」と言うのです。 アフリカの女大臣に「勿体ない」と言う言葉を再認識させられ全国的に物を無駄にしないと言う動きが出て来たのは大変結構な事ですがこの流れが続く努力を続けて行きたいと思います。
神社の石段をいとも簡単に昇り降りし私達を驚かせたジープそして皮張りのシートと巨大エンジンの超大型で豪華な乗用車のメーカー クライスラーが禿げ鷹ファンドの餌食になるのは実に残念な事ですが、禿げ鷹ファンドと言えどもクライスラーの立て直しはそう簡単には行かないと思います。
自動車は家電製品同様もはや先進国で作って儲かる物ではないのです。 ましてや殆んどの発展途上国で自動車は作られる様になり中国のメーカーの中には既に輸出を開始したところまで出て来て居ます。
トヨタが世界NO.1の自動車メ-カ-になってしかもGMあたりと違い膨大な利益を上げ銀行からの借入金零と言ってもこんな状態が永久に続く訳もなくいずれは中国そしてインドに加えブラジルあたりのメーカーによって今後ドンドン市場を奪われる様になるのは間違いないのです。
そんな状況下にあって禿げ鷹ファンドの今迄の手法で3年から5年で立て直し高値で転売すると言う様な訳には行きません。 結局は投げ出して終いクライスラ-は消える運命にありサ-ベランスは大損する事になると私は予測します。
今後の動きを高みの見物と行きましょう。
井上 出 (07/05/22受信)
* * * * *
平成19年5月21日
アルコアによるアルキャン買収について
アルミ業界再編成の動きとして今回のアルコアによるアルキャン買収が浮び上って来たものですが、アルミの製造には膨大な量の電気が必要な事から電力の安いカナダのメーカーには世界中のどのアルミメーカーも太刀打ち出来ないと言われて居ます。
今回のアルコアのアルキャン買収が現実のものになる事で更なる競争力が付き恐らく日本のメーカーは存続出来なくなるのではないかと思われます。
確かにロシアや中国のアルミは今のところ安価ですがそれは国策として安価な電力が供給されて居るからで電力の供給不足で停電が頻繁に起きる中国が何時迄もアルミ産業を支援し続ける事は出来ませんしロシアも同じ様な状況下にあります。 従ってアルコア/アルキャンの合併は結果として世界市場をコントロールする事になりましょう.
カナダの企業がこのところ外国資本によって買収されその傘下に入るケースが増えて居るとの事ですが状況は日本も全く同じで前述のアルコア/アルキャンの様に買収する企業が同業とか関連企業あるいは物造りをする会社であれば歓迎ですが今回のクライスラーの買収の様に金融会社が買って何年か後に転売すると言う様なケースには問題がある様に思われます。
先日NHKが「禿げ鷹ファンド」と言うタイトルの連続ドラマを放映し大きな視聴率を上げましたがそれだけ日本でも外資系ファンドの最近の動きに大勢の人が関心を持って居る事の証明です。
従って私自身としては今回の買収の動きは望ましいものだと考えます。 物を作ると言う仕事には大きな資金と近代設備が必要でこれからは日本の弱小メーカーは淘汰されて行く事になりますがこれも時代の流れだと思います。
井上 出 (07/05/22受信)
* * * * *
平成19年5月22日
積山浩司さんからの2通のメ-ル拝読しました。
NHLプレーオフ戦でオタワ・セネターズが勝ちチーム結成以来初めての決勝進出を果たしたとの事良かったですね。 4度の優勝記録を持つ先代オタワ・セネターズ同様優勝カップをカナダに持ち帰って欲しいと私も祈って居ます。 「ゴ-センズゴ-!!」
やはり私の記憶力は70才にして未だ衰えて居ないと見えるわいと自信を持って今から48年前の組友の就職先を覚えて居たとは立派なものだとろうと大威張りで妹にこの話をしたところ「記憶と言うのはボトルの中の水の様な物で年を取ると新しい知識を注ぎ足してもボトルの上から零れて終い新しい事は忘れ古い底に澱んだ水(知識)がしっかり残って居る訳でそれも老化現象だ」と一笑に付されて終いました。
積山さんが言われる様にアイス・アリーナは東京から消えて終い実に残念です。 私は子供の頃疎開で岩手県盛岡の地で小学校1年の第3学期から中学の2年迄暮らし冬の遊びとしてスキ-・スケートは殆んど毎日楽しみました。
そんな事もあって疎開先から神奈川県の葉山に居転した後も時々後楽園のアイススケ-トリンクに行って滑りを楽しんだものです。 スケートは盛岡の上田というところにあった高松の池と言う湖が冬場はスケートリンクになりそこでフィギュアスケートをチョッピリ齧りました。 今は温暖化の進行でもうこの池で滑る事は出来ません。
私の会社はオレゴン州ポートランドに現地法人があるのですがその60万人位の人口の地方都市でもショッピング・モールの中に室内スケートリンクがあって冬になると大勢楽しんで居ます。 確か夏場もオープンして居ると記憶します。
日本同様スケートリンク単独では採算が取れないと思いますが広告宣伝費と考えてこんな設備を作り維持して居るのであろうと愚考します。 日本の企業も少しは見習ってショッピングモールの中にこんな遊びのスペ-スを作って貰いたいと思うのですがスペースがあればそれを貸し出し少しでも余計に儲けようと言う様な業者ばかりでこんな願いは叶わないと思います。 そこで東京都あたりが神宮の中にアイス・アリーナを作って都民に開放する事を提案したいと思います。 夜は勿論ホッケ-チ-ムに安く貸出すのです。 石原知事のブレ-ンの1人が大学の同級生なので彼に提案して貰いましょう。 出来ると良いですね。
井上 出 (07/05/22受信)
クライスラー身売り話
進駐軍の兵隊達がジ-プで日本中を走り回りそれに対し「ギブミー、チョコレート」「ギブミ-、キャンディ-」と子供達が群がった時代があった等今の若い人に聞かせたら驚く事でしょう。 これが60年前の話ですから世界第二位の経済大国等と胸を張るのではなくそんな貧しい日本から現在に至る迄に日本人がそれこそ血の滲む様な努力をして来た事を若い人達に知らしめ「平和ボケ」「飽食」「華美」の世界から彼等を引き戻す必要があると私は考えます。
「江戸時代には道には何も落ちて居なかった紙屑も馬糞も布切れも木片も全て100%リサイクルされて居た」と言うのです。 アフリカの女大臣に「勿体ない」と言う言葉を再認識させられ全国的に物を無駄にしないと言う動きが出て来たのは大変結構な事ですがこの流れが続く努力を続けて行きたいと思います。
神社の石段をいとも簡単に昇り降りし私達を驚かせたジープそして皮張りのシートと巨大エンジンの超大型で豪華な乗用車のメーカー クライスラーが禿げ鷹ファンドの餌食になるのは実に残念な事ですが、禿げ鷹ファンドと言えどもクライスラーの立て直しはそう簡単には行かないと思います。
自動車は家電製品同様もはや先進国で作って儲かる物ではないのです。 ましてや殆んどの発展途上国で自動車は作られる様になり中国のメーカーの中には既に輸出を開始したところまで出て来て居ます。
トヨタが世界NO.1の自動車メ-カ-になってしかもGMあたりと違い膨大な利益を上げ銀行からの借入金零と言ってもこんな状態が永久に続く訳もなくいずれは中国そしてインドに加えブラジルあたりのメーカーによって今後ドンドン市場を奪われる様になるのは間違いないのです。
そんな状況下にあって禿げ鷹ファンドの今迄の手法で3年から5年で立て直し高値で転売すると言う様な訳には行きません。 結局は投げ出して終いクライスラ-は消える運命にありサ-ベランスは大損する事になると私は予測します。
今後の動きを高みの見物と行きましょう。
井上 出 (07/05/22受信)
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平成19年5月21日
アルコアによるアルキャン買収について
アルミ業界再編成の動きとして今回のアルコアによるアルキャン買収が浮び上って来たものですが、アルミの製造には膨大な量の電気が必要な事から電力の安いカナダのメーカーには世界中のどのアルミメーカーも太刀打ち出来ないと言われて居ます。
今回のアルコアのアルキャン買収が現実のものになる事で更なる競争力が付き恐らく日本のメーカーは存続出来なくなるのではないかと思われます。
確かにロシアや中国のアルミは今のところ安価ですがそれは国策として安価な電力が供給されて居るからで電力の供給不足で停電が頻繁に起きる中国が何時迄もアルミ産業を支援し続ける事は出来ませんしロシアも同じ様な状況下にあります。 従ってアルコア/アルキャンの合併は結果として世界市場をコントロールする事になりましょう.
カナダの企業がこのところ外国資本によって買収されその傘下に入るケースが増えて居るとの事ですが状況は日本も全く同じで前述のアルコア/アルキャンの様に買収する企業が同業とか関連企業あるいは物造りをする会社であれば歓迎ですが今回のクライスラーの買収の様に金融会社が買って何年か後に転売すると言う様なケースには問題がある様に思われます。
先日NHKが「禿げ鷹ファンド」と言うタイトルの連続ドラマを放映し大きな視聴率を上げましたがそれだけ日本でも外資系ファンドの最近の動きに大勢の人が関心を持って居る事の証明です。
従って私自身としては今回の買収の動きは望ましいものだと考えます。 物を作ると言う仕事には大きな資金と近代設備が必要でこれからは日本の弱小メーカーは淘汰されて行く事になりますがこれも時代の流れだと思います。
井上 出 (07/05/22受信)
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平成19年5月22日
積山浩司さんからの2通のメ-ル拝読しました。
NHLプレーオフ戦でオタワ・セネターズが勝ちチーム結成以来初めての決勝進出を果たしたとの事良かったですね。 4度の優勝記録を持つ先代オタワ・セネターズ同様優勝カップをカナダに持ち帰って欲しいと私も祈って居ます。 「ゴ-センズゴ-!!」
やはり私の記憶力は70才にして未だ衰えて居ないと見えるわいと自信を持って今から48年前の組友の就職先を覚えて居たとは立派なものだとろうと大威張りで妹にこの話をしたところ「記憶と言うのはボトルの中の水の様な物で年を取ると新しい知識を注ぎ足してもボトルの上から零れて終い新しい事は忘れ古い底に澱んだ水(知識)がしっかり残って居る訳でそれも老化現象だ」と一笑に付されて終いました。
積山さんが言われる様にアイス・アリーナは東京から消えて終い実に残念です。 私は子供の頃疎開で岩手県盛岡の地で小学校1年の第3学期から中学の2年迄暮らし冬の遊びとしてスキ-・スケートは殆んど毎日楽しみました。
そんな事もあって疎開先から神奈川県の葉山に居転した後も時々後楽園のアイススケ-トリンクに行って滑りを楽しんだものです。 スケートは盛岡の上田というところにあった高松の池と言う湖が冬場はスケートリンクになりそこでフィギュアスケートをチョッピリ齧りました。 今は温暖化の進行でもうこの池で滑る事は出来ません。
私の会社はオレゴン州ポートランドに現地法人があるのですがその60万人位の人口の地方都市でもショッピング・モールの中に室内スケートリンクがあって冬になると大勢楽しんで居ます。 確か夏場もオープンして居ると記憶します。
日本同様スケートリンク単独では採算が取れないと思いますが広告宣伝費と考えてこんな設備を作り維持して居るのであろうと愚考します。 日本の企業も少しは見習ってショッピングモールの中にこんな遊びのスペ-スを作って貰いたいと思うのですがスペースがあればそれを貸し出し少しでも余計に儲けようと言う様な業者ばかりでこんな願いは叶わないと思います。 そこで東京都あたりが神宮の中にアイス・アリーナを作って都民に開放する事を提案したいと思います。 夜は勿論ホッケ-チ-ムに安く貸出すのです。 石原知事のブレ-ンの1人が大学の同級生なので彼に提案して貰いましょう。 出来ると良いですね。
井上 出 (07/05/22受信)
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