Wednesday, May 23, 2007

イノさんの文箱 (2007/05/23)

平成19年5月23日

情報産業界に巨人誕生のニュ-ス

放送界に長い間身を置いて居られた人には今回の合併を我々とは違った感情で見て居られる事と思います。 しかもカナダの企業であるトンプソン・コーポレーションが吸収合併の当事者になると言う事ですから色々な想いがおありであろうと思います。

ロイターズと言えば昔は世界最大のニュース情報提供者であり「ロイタ-電」と言う文字は我々の世代の者には馴染が深いのです。 随分昔の事になりますが帝国ホテルのロビ-の隅に設置してあった受信機がロイターズ社からの送信をコトコトと音を立てながら印刷し続けて居りそれを手に取って読んで居る外国人の姿を良く見掛けた事を想い出しました。

ヨ-ロッパのリアルタイムのニュ-スに強いと言うロイタ-ズ社と北米経済市場に通暁して居るトンプソン社の合併は単に大きな組織になるだけではなく今以上の情報提供が可能になると言う御説明に納得でこの様な合併は我々利用者にとっても大変意味のある事だと言う事で大歓迎です。

ロイターズがポール・ロイターによって1816年に創設されたとの事ですがやはりユダヤ人でしたか。 当初は馬車から伝書鳩そして船しかも缶に入れてニュースを海に投下して貰って入手したと言う話は大変興味深いもので1冊の本になりそうですね。

ロイ・トンプソンが理髪師の息子でマニトバで農業を学んで居た事もあると言うのですからこれも大変なサクセス・ストリーですね。 今でこそM&Aは盛んに行われる様になりましたがロイ・トンプソンは先見の明ありと言う事なのでしょう。 併し3代目で一族が経営から離れたとの事。 恐らく一族としては賢明な判断だったのでしょう。 日本では何としても同族一門から代表者を出そう言う考えの人達が多い事から今回の三洋電機の様な事が起きるので世襲も2代目が限度なのでしょう。

井上  出    (07/05/23受信)

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平成19年5月23日

大場尚文さんからのメール拝読しました。

(1) 老後の貧困層予備軍について
「今日が楽しければ良い」と言う風潮が若い人達の間に蔓延して来て居り、又親の過保護がニートやフリーターを増やして居ると私は考えます。 学校教育も大事ですが親達の自覚が必要なのではないでしょうか? 大場さんの言われる様に責任感と独立心を子供達に植え付ける事はとても大事な事だと思いますがそれには親の日頃の教育や躾が必要ですがこれが欠落して居るのです。

幼児期から唯可愛い可愛いで叱られた事もなく育った子供達が殆んどである事を私は講演会に来た人達のアンケ-トで知りました。 こんな子供達は会社に入って上司に注意されると自分の人格を否定されたと感じ会社を辞めて終ったり、落ち込んで終ったりするのです。

企業が体育系の学生を好むのは彼等が打たれ強いからで多少頭が悪くても学校の成績が良くなくても入社後伸びるのは体育系の子供達だからなのです。 ところが最近の学生は運動部に入る事を嫌い同好会等と言う仲好しクラブを選ぶ事から運動部は何処も部員の定員割れの状態なのです。 従って老後の貧困層予備軍を減らす妙案はないのです。

(2) 味噌汁・納豆・緑茶
これ等は全て健康食品で私は一日一回以上を目標に摂取して居ます。 大場さんのご実家では味噌を作って居られるそうですが私がルーツ探しで訪問した岐阜の親戚の家では美濃紙を梳く一方で自家製の味噌を作って居ました。 それが6畳位の部屋の土間に蓙を敷きその上に煮豆を一面に広げてありそれが黴だらけなのです。 一緒に行って呉れた友人は「これがとても美味いんだよ」と言って居ましたがこんな味噌の醸造方法もあると知りました。

大場さんは納豆がお嫌いとの事ですが一度100回位掻き回してから食べて見て下さい。 納豆とは非なる大変美味しい食べ物に変ります。 是非一度御試し頂きたく思います。

お茶を栽培して居る農家の人達は実に大量に毎日お茶を楽しんで居るそうです。 そしてお茶農家の人達の癌発生率は極端に低いと言う研究発表もあった事から私も毎日お茶を飲む様にして居ます。

井上  出    (07/05/23受信)

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平成19年5月22日

ニューヨーク訪問雑感 (1)

3日間と大変短い滞在でしたが今回はニューヨークの町を大部歩き回りました。 ロシアの画家の作品を中心にSOHOに画廊を持つ仕入先訪問が主目的でしたが同時にニューヨーク大学(NYU)の卒業式にも出席して来ました。 SOHOには日本のユニクロが大型店を出し盛況でした。

ニューヨークには120万人の生活困窮者が居ると言われて居ますが浮浪者は街中ではあまり見掛けませんでした。 代りに物売りが多い事に気付きました。 宿泊先のホテルの前で暫く通行人を観察したのですが東京と違いカジュアルな服装の人が殆んどで東京人は着道楽だと言う伝統は今も生き続けて居る事を再確認しました。

スペインは街中落書きだらけでしたがニュ-ヨ-クは以前来た時に比べ随分落書きが減りましたし街が綺麗になりました。 犯罪も大幅に減少して居ると聞きますしジュリア-ニ元市長の功績大だと言えましょう。

今回初めて知ったのですがニュ-ヨ-ク大学も英国のケンブリッジやオックスフォード大学同様いくつかの別組織がNYUの名の下に集まって居りそれぞれの組織がそれぞれ500名程の卒業生を別々に送り出した上で全学(確か5つの組織)の合同卒業式が青空の下の大きな広場で行われるのです。 夜は花火も上がり屋台も会場に沢山出て大変な賑わいでした。

私はその中の1つの卒業式に出席しましたがその会場はカ-ネギ-ホ-ルの隣りのリンカ-ンセンタ-でした。 近くには世界NO.1の音楽大学ジュリア-ドもあり時間が許せばのぞいてみたいと思ったのですが果たせませんでした。 校舎は信じられない位小さなビルでした。

日本では米国の大学と言うとスタンフォードの様に膨大なキャンパスの中にポツンポツンと校舎があり芝生が広がって居ると想像するのですがNYUはニューヨークの街の中に商業ビルと隣り合わせにあったりいくつかのビルが繋がって居たりと大学の感じがしませんでした。 スク-ルカラ-が紫と言う事で大学所有のビルには紫の旗が出て居る事で大学の校舎である事が判ると言う有様でした。

卒業式と言うのは何処も同じですがNYUでは校歌斉唱はなし。 代りに卒業生によるモダンダンスの披露があり踊りも又その伴奏のピアノやギターもプロ並でした。 仲々ユニ-クで楽しい時間が持てました。

式の最中に子供の声が2ヶ所からして若しかしたら日本人か韓国人あるいは中国人が子連れで来て居るのではないかと声のする方を見るとこれが白人で2組共子連れで来て平気で子供を隣りに座らせて騒がせて居ました。 これにはチョット驚きました。

国籍は判りませんでしたが白人と言ってもニューヨークは人種の坩堝と言われる位ですからこの親御さん達は米国育ちではないのかもしれません。 いずれにしてもマナ-の乱れは日本のみならず米国も一緒で困ったものです。

井上  出    (07/05/23受信)

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