Thursday, April 12, 2007

イノさんの文箱 (2007/04/11)

平成19年4月11日

マザ-テレサの事

インドには癩病患者が今でも大勢居て物乞いをして居ます。 そんな患者が最後を迎える様な状態で道路に転がって居るとマザ-テレサは膿だらけの患者を抱きかかえて連れ帰りその身体を自分で洗ってやって最後を看取ったと言うのですがそんな事は数知れずと言われて居ます。

私にはとてもそんな事は出来ませんが彼女はそれを喜々として行ったと言うのですから宗教心に根差した奉仕の精神と言うのは殆んど神の行為と一緒で改めて宗教の力を感じました。

インドと言う国は不思議な国で又そこに住む人々も多種多様で大変興味深い国だと思います。 併しインドに旅した後「もう二度と行きたくない」と言う人とその魅力に取り付かれ訪問を繰り返す人と完全に二分されると言うのも面白い現象です。

ダグラス・マッカサ-が若い頃インドを旅したとの事ですが彼はその旅から何を得たのでしょうか? 一人息子を溺愛したマッカ-サ-は決して幸福な人生を生きた人ではないと思いますが日本復興には大きく貢献した人だと思います。

フィリピンでは丁度日本の帝国ホテルの様な雰囲気のホテル「マニラ・ホテル」がありそのホテルに「マッカ-サ-スウィ-ト」と言う部屋があり昔政商としてマルコスのコンパドレ(親しい友人/盟友)であった私の友人クリスピン・ディ-の招待で泊った事があります。 その時は自分が将軍と同格になった様な錯覚に一瞬陥った事を想い出します。

今は素晴しいホテルが沢山出来てマニラ・ホテルは二流ホテルになって居る事でしょうがそんな事もありました。 世界の有名人はマニラに行くとこの部屋に宿泊したものです。

「昔話をする様になったら人間もおしまいだ」と言いますが私も70才ですからこれも仕方のない事かもしれません。

井上 出 (07/04/11受信)

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