Tuesday, January 16, 2007

イノさんの文箱 (2007/01/14)

「平成19年1月15日:
バンク-バ-の食味は大阪の3段格下げと言う話」

ふぐ料理に1人10万円も請求された話は以前御伝えしたと思って居たのですが改めて御紹介します。

場所は六本木の奥の方の狭い路地にある雑居ビルの一階で殆んど目に付かない小さな店で所謂小料理屋の感じでした。 店には5~6人座れるカウンタ-があり左奥に7~8人入れる部屋がそして右奥に4人位入れる小さな部屋があると言う小さな店です。

ところがこんな小さな店に店主の他若い衆が3人そして仲居さんが2人と合計6人も居るのですからこの人件費だけでも大変です。 通常一見の客は受けないと言う事ですが私の岐阜の友人(岐阜の経済界では大物)の友人の紹介と言う事で入れて貰えました。

通常ふぐ刺しはポンズ味で食べるのですがこの店ではふぐ肝をソ-ス状にした物が「たれ」でした。 ふぐ肝は店で客に出してはいけない事になって居ますがこの店では「たれ」として使って居ました。 勿論違法です。 歌舞伎俳優が肝を食べて死んだ話は私も覚えて居ますが猛毒が肝にはあります。

ふぐの「白子」はこれ又美味ですが店で出た物は大きく確かに美味でしたしふぐ刺しもたっぷり出ました。 ふぐちりもふぐが沢山出て来て久し振りに腹一杯ふぐを食べる事が出来ました。 そこ迄は友人共々大満足でした。

ところがいざ勘定となったら2人で21万円余で「現金でお願いします」との事でクレジットカ-ドでの支払いは出来ないと言う事でした。 普段はそんな大金を現金で持ち歩かないのですが当日は必要があって20万円銀行のATMで引出して来たばかりだったので何とか支払いする事が出来ましたが心臓麻痺を起こす位驚きました。

大阪からバンク-バ-に移住して来たビジネスマンが畳程の厚さのビフテキ肉をス-パ-で買って来て自分で焼いて食べると言う事ですが東京には田村町に「あらがわ」と言うステ-キ店があります。 恐らく東京で一番高いステ-キ屋だと思いますが1人前一番安いコ-スで53,000円、これにワインや追加肉を注文すると1人10万円近くになるとの事。 勿論私は行った事はありません。

前述のふぐ屋と言い「あらがわ」のステ-キと言い一食に10万円も出せる人が居るのですから流石東京と言う事なのでしょうか?

井上 出    (07/01/14受信)

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