Friday, January 26, 2007

イノさんの文箱 (2007/01/25)

「平成19年1月25日: 欧州単一通貨ユ-ロ高について」

円安が進行中で1ドルが121円以上と言うのがこのところの円/$レ-トですがそれ以上にユ-ロ高は進んで居り先日は160円の大台に乗せました。 当初は危ぶまれて居た欧州共同体ですが確実に実力を付けて来て居りユ-ロ流通開始時には1ユ-ロが0.9ドルだった事を思えばこのところの1ユ-ロ=1.3ドルは誰も想像もしなかった事態です。

ユ-ロ圏の域内総生産(GDP)は約八兆ユ-ロと未だ米国の80%程度ですが域内居住者人口は米国を抜き3億1,300万人そしてその年間経済成長率は3%と米国を上回って居る事から今後もユ-ロ高は続く事間違いありません。

米ドルは世界の通貨として長年に亘り世界に君臨して来ましたがその紙幣流通量が昨年末で遂にユ-ロに抜かれ世界NO.2になって終いました。 因みに市中に出回るユーロ紙幣の総額が6,280億ユ-ロ(約8,270億ドル)に対しドル紙幣の流通量は7,827億ドルと443億ドルも上回って居るのです。

軍事力経済力両面で世界NO.1の地位を保ち続けて来た米国の力に陰りが出て来た事は間違いありません。 膨大な軍事費を垂れ流し3,000人以上の米国人の命を無駄にしイラクに居座る余裕など米国にはない事を馬鹿ブッシュに知らしめイラクへの増派など思い留ませる事の出来る様な側近は居ないのでしょうか? 世論に反してまで増派を強行するブッシュはもう独裁者と呼ぶしかありません。

井上 出  (07/01/25受信)

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