イノさんの文箱 (2006/10/03)
「子供の学校や家庭内での暴力行為が増え続けて居る事について」
キレル子供が増え続け日本では子供による暴力行為が大きな社会問題になって居ます。 そして親殺しが新聞で度々報道され親子の関係は一体どうなって居るのであろうかと最近の家庭生活について調べて見ました。 その結果色々な問題点が浮上して来ました。
(1) パソコンやTVゲ-ムの悪影響
学校から戻ると直ぐにゲ-ムにのめり込む子供が殆んどで友達と外で遊ぶ子供は稀と言うのが現状です。 そしてゲ-ムには暴力的なシ-ンの連続と言う物が多く人を殺す場面は頻繁に見られるのです。 こんなゲ-ムで毎日遊んで居る中に人を傷付けたり殺害する事に抵抗が無くなって終うのです。
(2) 食育の重要性を認識する親は少数派
以前にも食育が大切である事を御伝えした事がありますが、朝食を食べずに登校する子供が圧倒的に多いのです。 最近は昔と違い家族団欒の食事はなくなり子供が1人で食べる「個食化」が進行し、これが精神を不安定にするのです。 栄養のバランスの取れない食事をして居る子供が多く身心に悪影響が出て居るのです。
服部栄養専門学校校長の服部幸應氏は大学の後輩ですが彼は「個食」には5通りあると言います。 それは次の様なものです。
① 孤独で寂しい食事の孤食
② 各自が個人の好みで食べる個食
③ 固定メニュ-ばかり食べる固食
④ 食が細い小食
⑤ 粉物ばかり食べる粉食
そして服部氏はこの様な「こ食」を改善しなければ子供達の身心の健全な成長は望めないとして警鐘を鳴らし続けて居ます。 食育には家族との食事時間確保が絶対不可欠なのです。
(3) 家庭での躾が適切に行われて居ない
親は自分達の事で精一杯で子供は自由放任し、お小遣いさえ与えれば良いとする親が実に多いのです。 少子化が進み1人っ子が増え財布が6個あると言われる様に両親の他にその両方の祖父母が子供の関心を買う為に欲しい物は何でも買い与えるばかりではなく、躾の為に叱ると言う様な行為は子供に嫌われるからとして避ける傾向が顕著なのです。 従って我慢等と言う言葉は子供の頭から消えて終って居るのです。 その結果我慢を強いられるとキレルのです。
(4) 睡眠不足とコミュニケ-ション能力の欠如
父親の書斎が無いのに子供には個室を与える家庭が殆んどですが、子供は部屋に閉じ籠りゲ-ムや携帯そしてコンピュ-タ-と会話の無い毎日を過す為に人とのコミュニケ-ションが上手に出来なくなり自己表現が出来ずキレルのです。 又深夜迄起きて居る事から殆んどの子供が睡眠不足でこれが又情緒を不安定にさせるのです。
他にも色々な原因が見られますが今一番求められて居る事は親子のスキンシップで、親子の会話が殆んど無い様な状況が続く限り子供の暴力は減らないのです。
井上 出 (06/10/03)
* * * * *
「病気になったら必ずセカンドそしてサ-ドオピニオンを求める事」
現在さわやか福祉財団理事長として活躍中の堀田力さんが9月28日付日経夕刊で御自身の体験から良い医師そして信頼出来る医師に巡り会える程大切な事はないとして、胃潰瘍の手術の時には小さな医療ミスを経験して居るし又狭心症では医師の診断間違いで死に損なった話を書いて居られました。 私は堀田さんの講演を企画した事もありその御人柄に接した事がありますが実に温厚な思い遣りの心のある紳士で尊敬して居ますが、そんな方がこんな事を書かれたと言う事は余程腹に据えかねたのであろうと思います。
その堀田さんが65才の時体の左半分が締め付けられる様に痛み左腕がしびれ体におもりを付けた様になって5分~10分歩くと道端にしゃがんで休むと言う状況が続いた為、ある高名な医師に診断して貰ったところ「何でもないですよ」と言う診断で一安心したところその症状は続き、偶々共済組合のパンフレットを見て居たところそこに書かれて居る狭心症の症状が自分のものと同じであった為湘南鎌倉総合病院で診断して貰ったところ間違いなく狭心症と言う事が判明し、胸部から動脈、脚から静脈を取りこれを心臓用の血管として使うと言う大手術の結果無事回復、今では元気に活動して居られるとの事でした。
実は私の亡妻も長い間眼の痛みを訴えて居りある大学の名誉教授の御紹介で眼の病に関しては日本でも三本の指に数えられると言う眼科医に診断して貰ったところ、貧血が原因として造血剤を飲む事を奨められ暫くそんな事で痛みは鎮痛剤で押えて暮して居たのですが治らず、これ又眼科病院としては日本でも有名なところで改めて診察して貰ったところ緑内障と言う診断。 併しその数日後痛みが激しくなり友人の紹介で東京女子医大でCTを撮って貰ったところ、脳の中に血の塊りがある事が判明し急遽手術しましたが出血の原因が脳腫瘍でしかも悪性であった為、執刀して頂いた現東京女子医大学長の高倉先生に手遅れで半年の命と御聞きし愕然とした事を昨日の事の様に想い出します。
堀田さんのケ-スからも私の亡妻のケ-スからも高名な医師と言うのは実力とは関係ない事がお判り頂けたと思いますが、世間の評価に惑わされる事なく実績のある病院を選ぶ事と必ず1人ではなく複数の医師の診断を仰ぐ事を皆さんに御奨めしたいと思います。
井上 出 (06/10/03)
キレル子供が増え続け日本では子供による暴力行為が大きな社会問題になって居ます。 そして親殺しが新聞で度々報道され親子の関係は一体どうなって居るのであろうかと最近の家庭生活について調べて見ました。 その結果色々な問題点が浮上して来ました。
(1) パソコンやTVゲ-ムの悪影響
学校から戻ると直ぐにゲ-ムにのめり込む子供が殆んどで友達と外で遊ぶ子供は稀と言うのが現状です。 そしてゲ-ムには暴力的なシ-ンの連続と言う物が多く人を殺す場面は頻繁に見られるのです。 こんなゲ-ムで毎日遊んで居る中に人を傷付けたり殺害する事に抵抗が無くなって終うのです。
(2) 食育の重要性を認識する親は少数派
以前にも食育が大切である事を御伝えした事がありますが、朝食を食べずに登校する子供が圧倒的に多いのです。 最近は昔と違い家族団欒の食事はなくなり子供が1人で食べる「個食化」が進行し、これが精神を不安定にするのです。 栄養のバランスの取れない食事をして居る子供が多く身心に悪影響が出て居るのです。
服部栄養専門学校校長の服部幸應氏は大学の後輩ですが彼は「個食」には5通りあると言います。 それは次の様なものです。
① 孤独で寂しい食事の孤食
② 各自が個人の好みで食べる個食
③ 固定メニュ-ばかり食べる固食
④ 食が細い小食
⑤ 粉物ばかり食べる粉食
そして服部氏はこの様な「こ食」を改善しなければ子供達の身心の健全な成長は望めないとして警鐘を鳴らし続けて居ます。 食育には家族との食事時間確保が絶対不可欠なのです。
(3) 家庭での躾が適切に行われて居ない
親は自分達の事で精一杯で子供は自由放任し、お小遣いさえ与えれば良いとする親が実に多いのです。 少子化が進み1人っ子が増え財布が6個あると言われる様に両親の他にその両方の祖父母が子供の関心を買う為に欲しい物は何でも買い与えるばかりではなく、躾の為に叱ると言う様な行為は子供に嫌われるからとして避ける傾向が顕著なのです。 従って我慢等と言う言葉は子供の頭から消えて終って居るのです。 その結果我慢を強いられるとキレルのです。
(4) 睡眠不足とコミュニケ-ション能力の欠如
父親の書斎が無いのに子供には個室を与える家庭が殆んどですが、子供は部屋に閉じ籠りゲ-ムや携帯そしてコンピュ-タ-と会話の無い毎日を過す為に人とのコミュニケ-ションが上手に出来なくなり自己表現が出来ずキレルのです。 又深夜迄起きて居る事から殆んどの子供が睡眠不足でこれが又情緒を不安定にさせるのです。
他にも色々な原因が見られますが今一番求められて居る事は親子のスキンシップで、親子の会話が殆んど無い様な状況が続く限り子供の暴力は減らないのです。
井上 出 (06/10/03)
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「病気になったら必ずセカンドそしてサ-ドオピニオンを求める事」
現在さわやか福祉財団理事長として活躍中の堀田力さんが9月28日付日経夕刊で御自身の体験から良い医師そして信頼出来る医師に巡り会える程大切な事はないとして、胃潰瘍の手術の時には小さな医療ミスを経験して居るし又狭心症では医師の診断間違いで死に損なった話を書いて居られました。 私は堀田さんの講演を企画した事もありその御人柄に接した事がありますが実に温厚な思い遣りの心のある紳士で尊敬して居ますが、そんな方がこんな事を書かれたと言う事は余程腹に据えかねたのであろうと思います。
その堀田さんが65才の時体の左半分が締め付けられる様に痛み左腕がしびれ体におもりを付けた様になって5分~10分歩くと道端にしゃがんで休むと言う状況が続いた為、ある高名な医師に診断して貰ったところ「何でもないですよ」と言う診断で一安心したところその症状は続き、偶々共済組合のパンフレットを見て居たところそこに書かれて居る狭心症の症状が自分のものと同じであった為湘南鎌倉総合病院で診断して貰ったところ間違いなく狭心症と言う事が判明し、胸部から動脈、脚から静脈を取りこれを心臓用の血管として使うと言う大手術の結果無事回復、今では元気に活動して居られるとの事でした。
実は私の亡妻も長い間眼の痛みを訴えて居りある大学の名誉教授の御紹介で眼の病に関しては日本でも三本の指に数えられると言う眼科医に診断して貰ったところ、貧血が原因として造血剤を飲む事を奨められ暫くそんな事で痛みは鎮痛剤で押えて暮して居たのですが治らず、これ又眼科病院としては日本でも有名なところで改めて診察して貰ったところ緑内障と言う診断。 併しその数日後痛みが激しくなり友人の紹介で東京女子医大でCTを撮って貰ったところ、脳の中に血の塊りがある事が判明し急遽手術しましたが出血の原因が脳腫瘍でしかも悪性であった為、執刀して頂いた現東京女子医大学長の高倉先生に手遅れで半年の命と御聞きし愕然とした事を昨日の事の様に想い出します。
堀田さんのケ-スからも私の亡妻のケ-スからも高名な医師と言うのは実力とは関係ない事がお判り頂けたと思いますが、世間の評価に惑わされる事なく実績のある病院を選ぶ事と必ず1人ではなく複数の医師の診断を仰ぐ事を皆さんに御奨めしたいと思います。
井上 出 (06/10/03)
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