Friday, September 22, 2006

イノさんの文箱 (06/09/21)

「タイで起きたク-デタ-について」

タクシン首相一族による巨額の株取引疑惑に加えタクシン内閣の腐敗ぶりが次々と発覚し国民の間にタクシン首相辞任要求が広まり大規模な辞任要求デモが計画されて居た矢先の軍事ク-デタ-で、バンコクの公立大が行った緊急世論調査では軍のク-デタ-支持率が約84%に達したと言う報道もあり今回の事件が当然の流れであった様に思われます。

タイと言う国は世界でも珍しい王制の国でプミポン国王が国民の尊敬を失う事なく現在も政治に大きな影響力を持って居ます。 その国王が既にク-デタ-を起した中心人物であるソンティ司令官に、今回の行為が個人的な目的ではなく国を憂い改革しようと言う愛国心に根差して居る事を認めて居ると報じられて居ます。 事前承認を得て居たと言う報道もあります。

タイと日本は山田長政の時代に遡り大変友好的な関係を第二次世界大戦中も又戦後も保ち続けて居る事から日本企業も沢山進出し、在留邦人数は3万人以上と言われて居るだけに理由はともかく軍事ク-デタ-と言うアフリカの発展途上国の様な事件が起きた事にショックを受けて居り、今後の日本からの更なるタイに対する投資にブレ-キが掛るのではないかと懸念されて居ます。

私は1936年生れですからその年に起きた陸軍の青年将校達によって企てられた2-26事件には大変興味があり資料も沢山読みました。 そんな事もあって今回のタイのク-デタ-とその後に強い関心を持って居ます。

2-26事件当時の岡田啓介首相が事件後「総理大臣になると見えなくなる物が3つある」として上げたのは(1)金 (2)人間 (3)国民 だったと言われて居ますが、今回のタイの軍事ク-デタ-が起きた原因は正にタクシン首相にこれ等が見えなくなった最近の行動に当て嵌まります。 裸の王様にならない様国のトップは常にこの事を忘れないで欲しいと思います。

井上  出    (06/09/21)

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「癌は遺伝する病気なのでしょうか?」

私の祖父は胃癌で亡くなりましたし母は子宮と卵巣癌そして最後はやはり胃癌でした。 母の弟の一人は膵臓癌で次の弟は胃癌でした。 そして私の妹は乳癌の後大腸癌になりましたが今は元気に介護関連の会社を経営して居ます。 そして最近立上げたデイケアセンタ-ではセンタ-に来られる高齢者の喜ぶ顔を見たいとして彼女自身も毎日現場に出て働いて居ます。 そんな彼女の姿勢を神様が評価して下さったのかもしれませんがその後の検査では転移もなくハッピ-な毎日を送って居ます。

癌細胞は全ての人の身体の中に存在して居り、それが何かの切っ掛けで活動を開始し癌を発病すると言われて居ます。 そしてその切っ掛けになるのがストレスと食事と言う事らしいので発病率の高い私は、(1)クヨクヨ悩まない (2)油で揚げた物は食べない (3)野菜を沢山食べる (4)ウコンを毎日摂取する (5)ニンニクと黒酢の錠剤を毎日飲む (6)睡眠時間は5-6時間最低でも持つ (7)馬鹿笑いを繰り返す 以上を励行して居ます。

ポ-トランドの親しかった御夫妻の事を御伝えしましたが、その自殺した奥様の娘さんも息子さんも共に癌で亡くなりました。 そんな事もあり御主人が亡くなった事から絶望感に襲われて自殺の道を選ばれたのかもしれません。

いずれにしても親兄弟に癌を患った方が居られる場合には癌にならない様な努力と定期検査を御奨めしたいと思います。

井上  出    (06/09/21)

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