イノさんの文箱 (2006/09/14)
「学校の制服について」
昔と違い最近の日本の公立校の多くは制服を廃止し子供達は思い思いの服を着て登校して居ます。 併しこれは子供にとっても親にとってもお金も掛り又その事に色々気を遣わなければならない事から一部では制服の復活を望む声も上って居ます。
一方私立校は制服しかもウ-ル100%の上等な物を指定して居る為に学校向制服専門で食べて居る知人も居ます。 制服の色やデザインでその学校の応募者の数が変わると言う事で学校間で新しい制服の制定合戦が起きて居るとも聞きます。
日本の男子生徒の間で一般的であった詰め襟の制服は外国人にはミリタリ-ルックに見えると言うのですが私は詰め襟支持派です。 併し私立校ではブレザ-風ジャケットが殆んどになって終いました。
そんな中米国では私立のみならず近頃公立でも制服を採用する学校が出て来て居ます。 素材はポリエステル100%ですから安価ですが夏に暑く冬に寒いと言う欠点があります。
私の会社では10年以上前から新潟のメ-カ-が開発した女学生用のタ-タンチェック(プラッド)の布地を米国の制服メ-カ-に納入して居ます。 ジャンバ-スカ-ト用です。 色や縞のサイズの違う20種類程の布地で元々は英国で流行した柄なのでそれぞれの柄に英語名が付いて居ます。
日本には外国が真似出来ない様な勝れた製品が沢山あるとしてその一部を先日御紹介しましたが、私共が扱って居るプラッドファブリック(タ-タンチェック布地)は100%ポリエステルですが表面を起毛してある事から触るとウ-ルのタッチがしますし又ある程度伸縮する上大変丈夫な事から高級布地として類似の布地の倍の価格でも売れて居ます。
そんな事で私は学校制服は必要だと思うのですが9月14日付朝日新聞で「ドイツの学校制服導入」と言う7段抜きの記事が載って居ました。 移民の増加などに伴い学校で増える差別や暴力事件を揃いの服で連帯感を高める事で克服しようと言う事の様です。
日本同様制服が無いと子供達が競ってブランド物の服を欲しがりそれを買えない子が仲間はずれにされたりするケ-スが多発した事に加え、移民が民族衣裳で登校する為にイジメに会ったりと言う事が制服採用の大きな理由との事。
この辺で日本の公立学校でも制服の採用を進めるべきだと私は考えるのですが皆さんの御意見を御聞きしたいと思います。
井上 出 (06/09/14)
* * * * *
「先進国中出生率NO.1の仏蘭西について」
殆んどの先進国は少子化問題を抱えて居り、お隣の韓国は日本以下の出生率で韓国政府も日本政府同様出生率を上げる為に色々な出産支援策を打ち出して居ます。
そんな中仏蘭西が高い出生率を保って居るのは何故か色々考えて見たのですが、どうもその最大の理由は私生児に対する偏見が無い事が上げられそうです。 私生児の数が新生児の50%と言うのですから当然かもしれません。
恋愛は自由で正式結婚をせずに出産する女性の数が驚く程多いのは個人の自由を謳歌出来る社会環境があるからなのでしょう。
日本では今でも私生児の場合長男次男とか長女次女等と戸籍上には表示されず唯”子”として記載されて居り、それを見ただけでも私生児である事が判ります。
米国には日本の様な戸籍はなく出生証明書が各人のル-ツになって居ますが、この出生証明書には父親と母親の名前を記入する欄があり父母が別姓でも全く問題はありません。 従って米国にも婚外結婚で生れる日本で言う私生児は沢山存在しますし人々はそんな事を問題にしません。
仏蘭西はもっと開放的で大統領にも日本で言うお妾さんが居ますし同棲生活を長く続ける人の数は信じられない位多いのです。 そしてそんな二人の間で生れた子供は皆日本で言う私生児となる訳です。
仏蘭西の次期大統領の最有力候補社会党のセゴレ-ヌ・ロワイヤル(52才)は仲々の美人でスタイルも良く知性的で若々しく40才そこそこにしか見えません。 このロワイヤル女史は4人の子供の母親ですがそのパ-トナ-(同棲相手)は同じ社会党第一書記のフランソワ・オランド氏です。 しかもこのオランド氏も大統領候補と言うのですから、そんな二人が結婚もせず同棲生活を続けて居りその事を誰も問題にしないのですから昭和生れの明治育ちの私にはとても理解出来ませんが、これが出生率を上げる上で効果があるなら日本でも一考の余地があるかもしれませんね。
井上 出 (06/09/14)
* * * * *
「イスラム教徒間の争い激化」
最近のイラクでは派遣米軍とイスラム過激派の対立よりもイスラム教徒間の殺し合いの方が多くなって来て居り、米軍が駐屯しても役立たずと言う状況になって来て居ます。 フセインの独裁政治は責められるべきですが、色々な民族や宗派の集合体の様なイラクをまとめて来たその政治力はそれなりの評価が出来る様に思われます。
イラクでのこのところの大きな衝突はイスラム教シ-ア派とスンニ派住民間に起きて居ます。 イスラム教徒全体の中にあってはスンニ派が圧倒的多数であるにも拘らずイランではシ-ア派が全人口の90%、そしてイラクでは60%を占めて居ます。
この両宗派は何処が違うのかと言うと主流であるスンニ派は1610年に預言者ムハンマドが始めたイスラム教を1632年にムハンマドが死亡すると代わってムハンマドを支えた初期の入信者が新しい指導者として継承をしたのに対し、シ-ア派はあくまでもムハンマドとの血の継承が必要としてアリ-を指導者に迎えたと言う点です。
又スンニ派はムハンマドもカリフ(後継指導者)も唯の人間であって、あくまでもムハンマドの教えを広める人達と位置付けて居るのに対し、シ-ア派は指導者をイマ-ムと呼び神格化して居るのです。
イスラム教は他宗教を否定しますが同時にスンニ派の中でもイスラム原理主義者達(過激派)はシ-ア派を「異端者」と呼び、イマ-ムを殺害したり聖廟を爆破する等テロ行為を繰り返して居るのです。
お互いに両派は憎み合って居りその対立は世界中に広がって居り収拾がつかない情況が続いて居ます。 今こそスンニ派とシ-ア派の最高指導者達が話し合いをし旧フセイン政権の倒れる前の共存関係に戻して貰いたいと心から願って居ます。
井上 出 (06/09/14)
昔と違い最近の日本の公立校の多くは制服を廃止し子供達は思い思いの服を着て登校して居ます。 併しこれは子供にとっても親にとってもお金も掛り又その事に色々気を遣わなければならない事から一部では制服の復活を望む声も上って居ます。
一方私立校は制服しかもウ-ル100%の上等な物を指定して居る為に学校向制服専門で食べて居る知人も居ます。 制服の色やデザインでその学校の応募者の数が変わると言う事で学校間で新しい制服の制定合戦が起きて居るとも聞きます。
日本の男子生徒の間で一般的であった詰め襟の制服は外国人にはミリタリ-ルックに見えると言うのですが私は詰め襟支持派です。 併し私立校ではブレザ-風ジャケットが殆んどになって終いました。
そんな中米国では私立のみならず近頃公立でも制服を採用する学校が出て来て居ます。 素材はポリエステル100%ですから安価ですが夏に暑く冬に寒いと言う欠点があります。
私の会社では10年以上前から新潟のメ-カ-が開発した女学生用のタ-タンチェック(プラッド)の布地を米国の制服メ-カ-に納入して居ます。 ジャンバ-スカ-ト用です。 色や縞のサイズの違う20種類程の布地で元々は英国で流行した柄なのでそれぞれの柄に英語名が付いて居ます。
日本には外国が真似出来ない様な勝れた製品が沢山あるとしてその一部を先日御紹介しましたが、私共が扱って居るプラッドファブリック(タ-タンチェック布地)は100%ポリエステルですが表面を起毛してある事から触るとウ-ルのタッチがしますし又ある程度伸縮する上大変丈夫な事から高級布地として類似の布地の倍の価格でも売れて居ます。
そんな事で私は学校制服は必要だと思うのですが9月14日付朝日新聞で「ドイツの学校制服導入」と言う7段抜きの記事が載って居ました。 移民の増加などに伴い学校で増える差別や暴力事件を揃いの服で連帯感を高める事で克服しようと言う事の様です。
日本同様制服が無いと子供達が競ってブランド物の服を欲しがりそれを買えない子が仲間はずれにされたりするケ-スが多発した事に加え、移民が民族衣裳で登校する為にイジメに会ったりと言う事が制服採用の大きな理由との事。
この辺で日本の公立学校でも制服の採用を進めるべきだと私は考えるのですが皆さんの御意見を御聞きしたいと思います。
井上 出 (06/09/14)
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「先進国中出生率NO.1の仏蘭西について」
殆んどの先進国は少子化問題を抱えて居り、お隣の韓国は日本以下の出生率で韓国政府も日本政府同様出生率を上げる為に色々な出産支援策を打ち出して居ます。
そんな中仏蘭西が高い出生率を保って居るのは何故か色々考えて見たのですが、どうもその最大の理由は私生児に対する偏見が無い事が上げられそうです。 私生児の数が新生児の50%と言うのですから当然かもしれません。
恋愛は自由で正式結婚をせずに出産する女性の数が驚く程多いのは個人の自由を謳歌出来る社会環境があるからなのでしょう。
日本では今でも私生児の場合長男次男とか長女次女等と戸籍上には表示されず唯”子”として記載されて居り、それを見ただけでも私生児である事が判ります。
米国には日本の様な戸籍はなく出生証明書が各人のル-ツになって居ますが、この出生証明書には父親と母親の名前を記入する欄があり父母が別姓でも全く問題はありません。 従って米国にも婚外結婚で生れる日本で言う私生児は沢山存在しますし人々はそんな事を問題にしません。
仏蘭西はもっと開放的で大統領にも日本で言うお妾さんが居ますし同棲生活を長く続ける人の数は信じられない位多いのです。 そしてそんな二人の間で生れた子供は皆日本で言う私生児となる訳です。
仏蘭西の次期大統領の最有力候補社会党のセゴレ-ヌ・ロワイヤル(52才)は仲々の美人でスタイルも良く知性的で若々しく40才そこそこにしか見えません。 このロワイヤル女史は4人の子供の母親ですがそのパ-トナ-(同棲相手)は同じ社会党第一書記のフランソワ・オランド氏です。 しかもこのオランド氏も大統領候補と言うのですから、そんな二人が結婚もせず同棲生活を続けて居りその事を誰も問題にしないのですから昭和生れの明治育ちの私にはとても理解出来ませんが、これが出生率を上げる上で効果があるなら日本でも一考の余地があるかもしれませんね。
井上 出 (06/09/14)
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「イスラム教徒間の争い激化」
最近のイラクでは派遣米軍とイスラム過激派の対立よりもイスラム教徒間の殺し合いの方が多くなって来て居り、米軍が駐屯しても役立たずと言う状況になって来て居ます。 フセインの独裁政治は責められるべきですが、色々な民族や宗派の集合体の様なイラクをまとめて来たその政治力はそれなりの評価が出来る様に思われます。
イラクでのこのところの大きな衝突はイスラム教シ-ア派とスンニ派住民間に起きて居ます。 イスラム教徒全体の中にあってはスンニ派が圧倒的多数であるにも拘らずイランではシ-ア派が全人口の90%、そしてイラクでは60%を占めて居ます。
この両宗派は何処が違うのかと言うと主流であるスンニ派は1610年に預言者ムハンマドが始めたイスラム教を1632年にムハンマドが死亡すると代わってムハンマドを支えた初期の入信者が新しい指導者として継承をしたのに対し、シ-ア派はあくまでもムハンマドとの血の継承が必要としてアリ-を指導者に迎えたと言う点です。
又スンニ派はムハンマドもカリフ(後継指導者)も唯の人間であって、あくまでもムハンマドの教えを広める人達と位置付けて居るのに対し、シ-ア派は指導者をイマ-ムと呼び神格化して居るのです。
イスラム教は他宗教を否定しますが同時にスンニ派の中でもイスラム原理主義者達(過激派)はシ-ア派を「異端者」と呼び、イマ-ムを殺害したり聖廟を爆破する等テロ行為を繰り返して居るのです。
お互いに両派は憎み合って居りその対立は世界中に広がって居り収拾がつかない情況が続いて居ます。 今こそスンニ派とシ-ア派の最高指導者達が話し合いをし旧フセイン政権の倒れる前の共存関係に戻して貰いたいと心から願って居ます。
井上 出 (06/09/14)
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