Thursday, September 14, 2006

イノさんの文箱 (2006/-9/13)

「男の晩節」

小島英記と言う人が「男の晩節」と言う書を日本経済新聞社から出版しました。 元新聞記者であった著者は自分自身が記者時代に接して来た人々の中から20人の政治家、経済人、学者、軍人、ジャ-ナリスト、教育者、宗教家そして剣士を選び自分の美学でこれ等の人物を論評して居ます。

その中でも経団連会長として多くの人々の尊敬を集めた大人物、土光敏夫氏の話には感動しました。 家庭では鰯の目刺に一汁と漬物と言う実に質素な食事を、そしてゴルフも料亭も大嫌いで正に修行僧の様な精神を貫いた土光氏の様な人物はもう日本には出て来ないと思います。

同じ経団連元会長でも新日鉄に君臨した斉藤四郎氏は数十億の財産を溜め込み(サラリ-マン社長がこんな多額の蓄財が出来る訳はなく不正蓄財である事は明白)、しかもその息子を新日鉄の常務に親の七光どころではなく当然の事の様な人事を行い、更にはその息子が脱税で逮捕されたと言うのですからこんな連中に土光さんの爪の垢を煎じて飲ませてやりたいと思いました。

1億円を受取って居ながら記憶にないと白を切った元首相の橋本氏、ロッキ-ドから裏金を貰った元首相田中氏その他大勢の男の晩節を汚した人達に読ませてやりたかった本です。

以上、御紹介まで。

井上  出 (06/09/13)

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「911事件は真珠湾事件と一緒でアメリカ政府が仕組んだ陰謀であった。」

ヤクルトがヨ-グルトのエスペラント読みである事を知りましたし、宮沢賢治が作品の中でエスペラント語で名付けをして居た事から彼の時代にはエスペラント語を学ぶ人が広く日本中に居り盛んであった事が判りました。

ワ-ルドセンタ-の惨事他がアメリカ政府の仕組んだ陰謀であったとする説は事実無根の噂話ではないと私も考えます。 ブッシュが金の為に国を売ったとする説もあり事実事件直後一切の航空機の飛行禁止令の中サウジアラビア人だけを乗せた大型機2機が中東に飛び立ち、その中にオサマビンラディン一族が含まれて居たと言うのですから911事件は今でも霧の中だと私は考えます。 

真珠湾攻撃はル-ズベルト大統領の陰謀であったと言う事は米国カリフォルニアの元新聞記者が集めた膨大な資料によって裏付けされた著書によって証明されて居り、この本は日本でも文芸春秋社によって日本語訳が出て居ます。 退役軍人達によって毎年行われるパレ-ド「REMEMBER PEARL HARBOR」等とんでもない話で、当時反戦ム-ド一杯であったアメリカの世論を引っ繰り返す為にル-ズベルトが仕組んだ罠に日本が嵌められたのです。 黄色人種に対する人種偏見の持主であったル-ズベルトは独逸のヒットラ-がユダヤ人に対して抱いたと同じ考え方で、日本人は優秀だから脅威になる、従って叩かなければならないと公言して居たのです。

911もイラク攻撃石油利権確保の為にアメリカが仕組んだ事件だと言う説は最近ではかなり信憑性が高くなって来ました。 「焼け肥り」と言う諺がありますがチェイニ-もラムズフェルドもイラク開戦の結果、アメリカの軍事産業からの多額の献金に加え復興事業や派遣兵士の生活物資供給に絡み大儲けをして居ます。 正に焼け肥りで頬は緩み放しです。 ブッシュは又その上前をはねた上、石油事業で失敗し抱えて居たサウジアラビアからの個人的な借金が棒引きになってこれ又ハッピ-で、支持率が下がっても我関せずなのです。

911事件解明委員会の予算が300万ドルしか与えられず、しかも真相解明に当り政府筋からの妨害や非協力な態度が続いたと言う事はその疑惑を更に深くして居ます。

井上  出    (06/09/13)

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「韓国盧大統領の小泉首相への恨み」

韓国の文化は恨みの文化とも言われて居ます。 第二次世界大戦で日本が敗れる迄韓国は中国の支配下にあり長い被支配の歴史の中で恨み、怒り、悲しみ、絶望を国民は繰り返し味わって来たのです。 従って一度恨みの感情を抱くと消す事が出来ない程エスカレ-トして行くのです。 盧大統領の小泉首相に対する感情は正にそれなのです。

2003年2月ソウルで行われた盧大統領就任式後初の首脳会談が小泉首相と盧大統領の間で行われましたが、その際盧大統領は小泉首相の両手を固く握りしめ「小泉首相がうまくいけば私もうまくいき、失敗すれば私も失敗すると思って居ます」と語ったと言うのです。 そして新しい歴史を小泉首相と一緒に刻めると期待して居たのです。

2004年夏には「任期中に歴史問題を争点にしない」と発言した盧大統領が、小泉首相の靖国参拝問題を大事件として取り上げ首脳会談を拒否する様になったのは何故でしょうか?

既得権益の打破を旗印に保守勢力に立ち向い韓国政界のタブ-であった歴史問題を争点にしないと言う発言で小泉さんと歩調を合わせ更なる日韓関係の改善を目指して居た盧大統領に対し、小泉首相は歩み寄りを見せず無視したと勘違いした盧大統領は「裏切られた」としてそれ迄殆んど問題とされて来なかった靖国問題を中国の尻馬に乗って対日攻撃の主役に据え親日から反日に急変したのです。

京都の迎賓館に盧大統領を招待した折の小泉首相の態度が不遜であったと言う受け止め方もした様で、面子を重んじる韓国人の感情に配慮しなかった小泉首相にも少しは落ち度があったかもしれませんが、過剰反応した盧大統領は攻められるべきだと思います。

新首相を迎え日韓政府関係が改善される事を願って居ます。

井上  出    (06/09/13)

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