イノさんの文箱(2006/09/05)
「日本エスペラント学会訪問記」
理由は判りませんが月曜日はお休みと言う事でしたので昨日日本エスペラント学会に行って来ました。 小さなビルの3階にありました。 1階は中国式クリニックで2階は日本語学校になって居ました。
ドアはスライド式の所謂引き戸でした。 中に入ると出版物が山積になったカウンタ-がありその裏に老人2名、中年男性1名そして中年女性1名の計4名が居ました。 老人2人は生きて居るのか死んで居るのか判らない位私の出現には無関心で専ら中年男性が応対して呉れました。
エスペラントを始めたいと考え来て見た旨伝えるとその中年男性が親切に色々説明をして呉れましたので学会員は何人位居るのか聞いたところ1,500名と言う事で、会員でなく独自にエスペラントを勉んだりお互いにエスペラント語を使ってのコミュニケ-ションをして居る人はかなりの数になると思われるが実数は掴んで居ないと言う事でした。
私に続いて2名の若い学生風の人達がやって来て資料を物色して居ましたが、前述の老人2名は反応を示さず何か読み続けて居ました。 エスペラント語は1887年に国際語として最初の教科書が出版されたと言う事ですから120年の歴史がある訳で、恐らく日本エスペラント学会も100年近い歴史を持って居るものと思われます。 従ってその運営も老人グル-プでその普及活動もあまり行われて居ないのではないでしょうか。
エスペラントの創業者ラザロ・ルドビコ・ザメンホフ氏(1859-1917)はポ-ランド生れと言う事ですが、ユダヤ人、ポ-ランド人、ロシア人そしてドイツ人が混住する地でユダヤ人の語学教師の息子として生れ、13才の頃からエスペラントの様な国際語を作ろうと考えて居り高校の最終学年でその原案を作り上げたとの事です。
因みにエスペラントと言う言葉は「希望する人」と言う意味でザメンホフ氏のペンネ-ムだったとの事、そしてボ-ダレス・ワ-ルド(国境なき世界)を夢見て居た様です。
私は今回ザメンホフの事を学び彼の宗教に対する考え方を知り強く共鳴しました。 と言うのは彼はキリスト教の神もユダヤ教の神もイスラムの神も実は1つの創造主であり、同じ絶対主に対し人々は異なる仕方で祈りを奉げて居るにすぎないと考えて居たと言うのです。 これは正に私が日頃から唱えて居る事で、私との考えの違いは私は天空に大神様が存在しその下に色々な神がその教えを代行して居ると考えて居る点です。
こんな考え方が世界中で受け入れられる様になれば宗教間の争いはなくなりますし、又民族間の争いもエスペラント語を世界共通語として広く普及させる事で一人一人が特定の国家や民族に属するのではなく人類の一員として存在すべきだと言う人類主義(ホマラニスモ)思想に行き着き、国境のない世界が生れる様に思われます。 そんな事からもエスペラント語に対し私自身も興味が湧いて来ました。
以上、御報告まで。
井上 出 (06/09/05)
* * * * *
「TITHE(タイズ)の話」
モルモン教徒の場合給料の10%を天引きされると聞いて驚いた事がありますが、旧約聖書にタイズと言う教えがあり十一献金と呼ばれて居ると知りました。
「信ずる者は救われる」と言うイエスの御言葉があった様に記憶しますが、カナダ移住後の生活は正にその教え通りだったのではないでしょうか。
教会への献金の他にも慈善事業等に寄付して居られると御聞きし、その様な深い思い遣りの心が素晴しい御家族と祝福された人生をもたらして居るものと思います。
日本のキリスト教信者の方々は数は少なくてもタイズを守って居られそれが少人数でも牧師をサポ-トして居るとお聞きしましたが、収入の10%を献金しなければならないと言う事が掟の様になり信者数を増やす事が出来ない原因の1つになって居るのではないかと愚考します。
献金は寄付行為であって各人の意志で額は決めるべきもので余裕のある人は沢山、貧しい人は出来る範囲内でと言うのが本来の姿ではないかと考えますが如何でしょうか?
「苦しい時の神頼み」と言う言葉がある様に本当に困った時に駈け込む事が出来る様な受入態勢を作る事が大事であって、過日御伝えした様に教会の入口にシャッタ-が下りて居る様な状況は好ましいものではないと思います。
先進国には献金や寄付に対する税法上の優遇措置がありお金持は相当の見返りがあるにも拘らず日本にはない事から、日本でも同様の税法上の優遇措置を採用すべきと言う御意見その通りだと思います。 現在検討中と言う事ですので近い将来日本でも採用されると期待して居ます。
井上 出 (06/09/05)
* * * * *
「遂に民営鉄道会社中国に誕生」
国営企業がその長年にわたる放漫経営の結果倒産し、個人企業になった途端に黒字会社になり買収した個人が億万長者になって終うと言うケ-スが今中国中で見られます。 そして今度は鉄道会社を深センの民営デベロッパ-が買収するばかりではなく、新しい路線を建設する為の許可も中央政府から既に取得したと言うニュ-スが入りました。
既に航空分野では民営企業が参入して居り今後も航空ならびに鉄道の民営化が進む事になりそうです。 併し炭鉱の民営化で大きな問題になり現在も未解決の安全対策が、鉄道や航空の様に大勢の人を一度に運ぶ仕事には炭鉱以上に求められて居る事から事故の発生が心配されます。
買収されるのは広東省西部の春湾から羅定を結ぶ全長62キロメ-トルの路線を運営する広東羅定鉄路総公司で、民営デベロッパ-の中技実業が地元政府と買収契約を結びました。 買収金額は4,816万元(約7億円)ですが、債務7億9,000万元(約115億円)は中技実業が引継ぐと言うのです。
日本のロ-カル鉄道の中にも放漫経営の結果倒産し身売りした後息を吹き返し黒字会社になったと言う事例もありますから、民営化する事で再建は出来ると考え中技実業は買収したものと思われますが、当然の事ながら多額のリベ-トが動いて居る事は間違いありません。
利益優先の私企業が政府に代ってオ-ナ-になる事で利益が上らなければ安全対策が等閑にされる危険があり、炭鉱の二の舞いになる可能性は高いのです。 先日御伝えした様に中国の私営炭鉱の事故は多発して居り、事故率では中国はロシアをはるかに抜いてワ-ストNO.1になって久しいのです。
井上 出 (06/09/05)
理由は判りませんが月曜日はお休みと言う事でしたので昨日日本エスペラント学会に行って来ました。 小さなビルの3階にありました。 1階は中国式クリニックで2階は日本語学校になって居ました。
ドアはスライド式の所謂引き戸でした。 中に入ると出版物が山積になったカウンタ-がありその裏に老人2名、中年男性1名そして中年女性1名の計4名が居ました。 老人2人は生きて居るのか死んで居るのか判らない位私の出現には無関心で専ら中年男性が応対して呉れました。
エスペラントを始めたいと考え来て見た旨伝えるとその中年男性が親切に色々説明をして呉れましたので学会員は何人位居るのか聞いたところ1,500名と言う事で、会員でなく独自にエスペラントを勉んだりお互いにエスペラント語を使ってのコミュニケ-ションをして居る人はかなりの数になると思われるが実数は掴んで居ないと言う事でした。
私に続いて2名の若い学生風の人達がやって来て資料を物色して居ましたが、前述の老人2名は反応を示さず何か読み続けて居ました。 エスペラント語は1887年に国際語として最初の教科書が出版されたと言う事ですから120年の歴史がある訳で、恐らく日本エスペラント学会も100年近い歴史を持って居るものと思われます。 従ってその運営も老人グル-プでその普及活動もあまり行われて居ないのではないでしょうか。
エスペラントの創業者ラザロ・ルドビコ・ザメンホフ氏(1859-1917)はポ-ランド生れと言う事ですが、ユダヤ人、ポ-ランド人、ロシア人そしてドイツ人が混住する地でユダヤ人の語学教師の息子として生れ、13才の頃からエスペラントの様な国際語を作ろうと考えて居り高校の最終学年でその原案を作り上げたとの事です。
因みにエスペラントと言う言葉は「希望する人」と言う意味でザメンホフ氏のペンネ-ムだったとの事、そしてボ-ダレス・ワ-ルド(国境なき世界)を夢見て居た様です。
私は今回ザメンホフの事を学び彼の宗教に対する考え方を知り強く共鳴しました。 と言うのは彼はキリスト教の神もユダヤ教の神もイスラムの神も実は1つの創造主であり、同じ絶対主に対し人々は異なる仕方で祈りを奉げて居るにすぎないと考えて居たと言うのです。 これは正に私が日頃から唱えて居る事で、私との考えの違いは私は天空に大神様が存在しその下に色々な神がその教えを代行して居ると考えて居る点です。
こんな考え方が世界中で受け入れられる様になれば宗教間の争いはなくなりますし、又民族間の争いもエスペラント語を世界共通語として広く普及させる事で一人一人が特定の国家や民族に属するのではなく人類の一員として存在すべきだと言う人類主義(ホマラニスモ)思想に行き着き、国境のない世界が生れる様に思われます。 そんな事からもエスペラント語に対し私自身も興味が湧いて来ました。
以上、御報告まで。
井上 出 (06/09/05)
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「TITHE(タイズ)の話」
モルモン教徒の場合給料の10%を天引きされると聞いて驚いた事がありますが、旧約聖書にタイズと言う教えがあり十一献金と呼ばれて居ると知りました。
「信ずる者は救われる」と言うイエスの御言葉があった様に記憶しますが、カナダ移住後の生活は正にその教え通りだったのではないでしょうか。
教会への献金の他にも慈善事業等に寄付して居られると御聞きし、その様な深い思い遣りの心が素晴しい御家族と祝福された人生をもたらして居るものと思います。
日本のキリスト教信者の方々は数は少なくてもタイズを守って居られそれが少人数でも牧師をサポ-トして居るとお聞きしましたが、収入の10%を献金しなければならないと言う事が掟の様になり信者数を増やす事が出来ない原因の1つになって居るのではないかと愚考します。
献金は寄付行為であって各人の意志で額は決めるべきもので余裕のある人は沢山、貧しい人は出来る範囲内でと言うのが本来の姿ではないかと考えますが如何でしょうか?
「苦しい時の神頼み」と言う言葉がある様に本当に困った時に駈け込む事が出来る様な受入態勢を作る事が大事であって、過日御伝えした様に教会の入口にシャッタ-が下りて居る様な状況は好ましいものではないと思います。
先進国には献金や寄付に対する税法上の優遇措置がありお金持は相当の見返りがあるにも拘らず日本にはない事から、日本でも同様の税法上の優遇措置を採用すべきと言う御意見その通りだと思います。 現在検討中と言う事ですので近い将来日本でも採用されると期待して居ます。
井上 出 (06/09/05)
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「遂に民営鉄道会社中国に誕生」
国営企業がその長年にわたる放漫経営の結果倒産し、個人企業になった途端に黒字会社になり買収した個人が億万長者になって終うと言うケ-スが今中国中で見られます。 そして今度は鉄道会社を深センの民営デベロッパ-が買収するばかりではなく、新しい路線を建設する為の許可も中央政府から既に取得したと言うニュ-スが入りました。
既に航空分野では民営企業が参入して居り今後も航空ならびに鉄道の民営化が進む事になりそうです。 併し炭鉱の民営化で大きな問題になり現在も未解決の安全対策が、鉄道や航空の様に大勢の人を一度に運ぶ仕事には炭鉱以上に求められて居る事から事故の発生が心配されます。
買収されるのは広東省西部の春湾から羅定を結ぶ全長62キロメ-トルの路線を運営する広東羅定鉄路総公司で、民営デベロッパ-の中技実業が地元政府と買収契約を結びました。 買収金額は4,816万元(約7億円)ですが、債務7億9,000万元(約115億円)は中技実業が引継ぐと言うのです。
日本のロ-カル鉄道の中にも放漫経営の結果倒産し身売りした後息を吹き返し黒字会社になったと言う事例もありますから、民営化する事で再建は出来ると考え中技実業は買収したものと思われますが、当然の事ながら多額のリベ-トが動いて居る事は間違いありません。
利益優先の私企業が政府に代ってオ-ナ-になる事で利益が上らなければ安全対策が等閑にされる危険があり、炭鉱の二の舞いになる可能性は高いのです。 先日御伝えした様に中国の私営炭鉱の事故は多発して居り、事故率では中国はロシアをはるかに抜いてワ-ストNO.1になって久しいのです。
井上 出 (06/09/05)
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