所変われば

平成20年9月26日　

【所変われば品変わる】　

日本の若い女性は美容の為に痩せる事に一生懸命でその為に拒食症に陥る人が大勢居ると言われて居ます。　これから子供を生もうと言うのにDIETによって体に変調を来たす女性が続出と聞くと唯でも不妊症の女性が増えて居るのに困ったものだと思いますがアフリカや南太平洋諸島では今でも肥満が美人の条件と言う国々があります。

9月17日の朝日新聞ではアフリカ・モーリタニアと言うアフリカの西の端にある国を紹介して居ましたが若い娘は嫁入り前に無理やり太らせられると言うのですからこれには驚きました。

母親達は自分の娘がいかに肥って居るかと言う事を自慢しあい又男共も肥満女性を「美しい」と評価するとの事。　「痩せて居るのは貧乏の証拠で恥ずかしい」と言うのですから信じられない話です。

娘達を無理やり太らせる為に「でぶ学校」に入れられフォアグラ用のガチョウの様に強制的に太らせる為の食事をさせると言うのですがこの手法を「ガバ－ジュ」と呼ぶそうですがこれが仏蘭西語でフォアグラ生産者の為の肥育法と同じ言葉だとの事。 そして太る為の薬「ドレグドレグ（即効）」が広く販売されて居ると言うのですから所変われば品変わるの典型の様に思われます。

次はお隣の韓国のお話ですが皆さんお気付きかどうか分かりませんが髭（鼻の下のひげ）や鬚（顎の下のひげ）をはやして居る人が殆ど居ないのです。　老人の白い顎鬚は偶に見掛けますが若者や壮年には見られません。　はやして居ると人に馬鹿にされ笑われるのです。　又歴代の大統領は皆黒髪ですがこれは皆染めて居るからです。

白髪になってまで仕事をするのは恥かしい事なのです。　最近の都会では若い女性がサイクリングを楽しんだり日常生活でも自転車に乗りますが地方に行くと今でもそれは女性として端無い行為で恥ずかしい事なのです。

井上　出