Wednesday, August 13, 2008

核兵器廃絶

平成20年8月13日 

【核兵器廃絶を世界の世論に!!】

今世界中で地球温暖化阻止が緊急の課題として取り上げられて居ます。 確かにCO2 排出量が増え続け地球温暖化の進行によって地球の気象に変化が起き異常な状況が世界中で起きて居ますし永久凍土が世界中で急激に溶け始めて居ます。 南 極・北極の氷河は縮小し海の水位は上昇中です。 これは人類の住環境に大きな悪影響を与える事から世界が一つになってCO2排出削減に加えすでに存在する CO2を減らす為の努力をする必要があります。

併し世界をそして地球を一瞬にして破壊する可能性のある核兵器の問題こそ世界中の国々が今こそ真剣に取組まなければならない課題だと私は考えます。

核兵器の最大の保有国アメリカでは核弾頭を装着したミサイルの搭載に気付かずに爆撃機が米本土を縦断飛行した事件が起きたり、核の発射ボタンを扱う担当官が任務中に居眠りした事実が暴露されたりその他公表されていない米軍の核管理をめぐる不始末が続発して居るのです。

米国ですらこの有様ですからましてや核兵器を保有する発展途上国に於いてはその管理はお粗末で誤作動によって世界中のミサイルが誘発され世界の終焉が訪れる可能性は日々大きくなって来て居るのです。

8月6日に広島原爆記念日が続いて8月9日長崎原爆記念日が来た今日本は世界に向って核兵器廃絶の為の一大キャンペーンを展開しなければなりません。

井上  出

今回の原爆記念集会には今年は中国が参加しましたが、米国・フランスそして英国は代表を出席させませんでした。 日本政府はこれ等3ヶ国に強く働き掛け彼等を出席させ核の恐ろしさそして残忍さを知らしめる必要があったのですが日本政府は動きませんでした。

核では安全を守る事は出来ない。 むしろ核の存在が世界の存続を危うくして居ると言う現実を知らしめる為に原爆展を世界中の主要都市で開催し核廃絶のキャンペーンを日本政府は民間委せではなく中心になって行う時です。

元米国務長官で日本でも知名度の高いキッシンジャ-氏と同じく元国務長官シュルツ氏が中心となり昨年1月に「核兵器のない世界を!!」と言う提言をウォ-ルストリートジャーナルで行い反響を呼びました。 ノルウェ-もオーストラリアも核廃絶に前向きの発言をして居ます。 この様な世界的な廃絶の動きに呼応して日本政府は今こそ立ち上がるべき時だと私は考えます。

幸な事に次期大統領候補であるオバマ上院議員も又マケイン上院議員も「核兵器全廃と言う目標を核政策の中心に据える」と発言して居る事からもこの機会に核廃絶を世界的な輿論に盛り上げる事が求められて居ます。

キッシンジャ-やシュルツ氏達の提言に対しハード元英外相やロバートソン前北大西洋条約機(NATO)事務総長等は今年の6月に英紙タイムズに「究極の望みは核兵器のない世界・政治的意思と監視強化で達成は可能だ」と主張して居ます。

世界唯一の核の被爆国日本が立ち上がる時が来た事を日本政府は認識し与野党が一致協力し世界への働き掛けをしなければなりません。

井上 出

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