Wednesday, July 16, 2008

F牧師

平成20年7月15日 

【ポジティブ・イリュ-ジョン】

藤田昌孝牧師がクリスチャンライフ2008/07/07号で「ポジティブ・イリュ-ジョン」について書いて居られます。 その中で毎日新聞6月20 日朝刊の「余録」によれば日本人は米国人等に比べ「ポジティブ・イル-ジョン」に乏しく自分に厳しいイメ-ジを抱きがちとあったのはうなずけるとありまし た。

確 かに日本人は欧米人に比べれば自分を過小評価する傾向があります。 しかしそれでも転職を希望する殆んどの人が第三者的評価会社に評価して貰うと自分を過 大評価して居り現職にあっても能力以上の報酬を受取って居ると言うのですからそれなりに「ポジティブ・イリュ-ジョン」は高いと言う事になります。

藤田牧師は卑近な例として御自分の鏡に写った姿と写真に写った姿を比較し鏡で見た自分の体形を実物よりスリムに評価しているのは「ポジティブ・イリュ-ジョン」が働いて居るからであろうと述べて居られます。

私自身も鏡に写る自分の髪の毛は「ゴマ塩」と見るのですが写真に写った自分は真白なのです。 これも「ポジティブ・イリュ-ジョン」によって実体が改ざんされて居るからと思われます。

併 し藤田牧師が言われる様にこの楽観的な自己欺瞞あればこそ人間は生きて行けるのだと私も考えます。 藤田牧師はイエス・キリストはこの「ポジティブ・イ リュ-ジョン」を何時迄も許して呉れない自分自身の本当の姿を時にかなって示されると説いて居られますが、私はバラ色の幻想を抱きながら今後も生きて行き たいと思って居ます。

井上  出

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