米国の銃規制
平成20年7月9日
【銃規制は違憲と言う米国に救いはない】
毎年20,000人以上が銃によって死亡して居る米国では殆んどの家庭に銃があり日本ならば殴り合いで済む様な事でも手許にある銃を使用すると言う救い様のない状況にあります。
西部開拓時代から自分達の命は自分達で守ると言う伝統的な考え方が根強く残って居り銃の数は人口以上、つまり1人に1丁は銃が存在すると言う有様です。
ところが他人による攻撃から自分達を守る為と言う銃が現実には70%近くが肉親間や友人・知人との争いの結果使用されて居るのです。 銃による死者の数は2万人でも銃による傷害事件はその何十倍もある訳で銃の規制は絶対に必要なのです。
首都ワシントンは短銃の所持を全面的に禁止して居たのですが先日米連邦最高裁判所は銃規制は違憲と言う判断を下しました。 最高裁判所の意見は5対4であったと言うのですがこの結果を馬鹿ブッシュは「最高裁の歴史的な判断を称賛する」と今回の決定を歓迎する声明を出したのですから信じられない話です。
全米ライフル協会(NRA)は潤沢な資金を持ちロビ-団体としては最強の影響力を持って居ますがブッシュも多額の政治献金を受け取って居る事から前述の様な声明を出したと思われます。
度 重なる銃犯罪の結果大多数の米国人は銃は規制すべきだと考えて居ますがライフル協会の力が強大で今回も最高裁の判断がでた直後に今度はシカゴの銃規制法を 違憲とする訴えを起した上サンフランシスコでも近日中に同様の訴訟を起すと意気まいて居るのです。 銃の市場を広げる事が彼等の目的なのです。
新しい大統領がこの様な間違った流れを止め銃の無い平和な米国を取り戻して欲しいと心から願って居ます。
井上 出
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