Wednesday, May 21, 2008

NYの良い話

平成20年5月21日

【坂本龍一のニュ-ヨ-クで体験した良い話】

2003年8月北アメリカが大停電になった時の事を記憶して居られる方も多いと思いますが後日談として出生率が急上昇したと言う話がありましたが発展途上国の出生率の高い事が理解できた様な気がします。 暗闇の中では他にやる事が無いと言う事なのでしょう。

その大停電の折坂本龍一氏はニュ-ヨ-クに滞在中でTVもラジオも役立たずだった為道に出て見たところ近所の人が大勢家から出て来て居り情報交換をして居たと言うのです。

そして暫くしたら周囲のバ-やレストランが冷蔵庫の中の物を持ち出して来て通行人に配り出しそれを食べたりビ-ルやワインを飲んで自然にお祭りが始まったとの事。 ロウソクの灯りの下で皆が逆に停電を楽しんだと言うのですから日本人とは違いますね。 冷蔵庫の中の物を腐らせるよりも皆で食べようと言う事らしいのですが、こんなところに米国人気質を垣間見た気がします。

もう1つの良い話と言うのはテロによってビルが崩壊した911事件の際の話で事故直後にダウンタウンの大きな病院の周囲に行列が出来て居たと言うのです。 事故直後に何百人もの人が献血のために並んで居たとの事。 これも実に素晴しい話ですね。

私自身の体験ですがハンディキャップの人が車椅子で交叉点を渡ろうとして居ると何人もの人が競って手を差しのべる場面を何回も見ました。 宗教心がベースにある事が弱者救済の動きにつながって居るのだと思いますがこれも日本人は見習う必要があると感じました。

井上  出

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